国際女性ビジネス会議に参加して　女性のひとり仕事の可能性を考えてみた

※オンライン会議ですが、アナログの対応もありペーパーレス化にしない工夫も

 

初めて、参加したこのオンライン会議。

企業人が多く集まるこのイベントに、「ひとり仕事」をしている私が参加した理由は、

ひとえに「世間はどうなっているんだろう」です。

 

世界で起こっていること、日本の最先端で活躍する人のお話を伺うことで、

大いなる刺激を受けることができました。

 

きっかけはAction Planner

 

この会議は、いつも利用しているAction Planner（手帳）を考案した佐々木かをりさんが主催しているものです。

こちらのブログで、Action PlannerとTaskShuteの併用について、説明しています。

既製品の廃盤対策をしておこう Notionとアナログ併用でのタスク管理

 

7年位前に、親子で参加できる使い方セミナーを参加したときに、会議のことを認知していました。

まだ、1日すべてセミナーに参加する勇気がなく、やり過ごしていたのですが、

今年はひとり仕事をして時間的にも、融通が効くようになったことと、

オンライン参加となって、自宅から参加できることで、障壁が随分と低くなったこともあり、

思い切って参加してみました。

 

登壇される方々の講演と、トークショー。

食事タイムでの、参加との交流。

午後のテーマごとに別れての円卓会議。

ただ、拝聴するだけではなく、ところどころでアウトプットできるのが、何よりもありがたかったです。

 

痛みを知らないと理解できない

 

今回のテーマは、ダイバーシティを牽引するという意味の「Drive Diversity」でした。

いかに、組織の中に、様々な価値観や文化を取り込めるかで、組織の体力が強まり、

利益も上がるという話題もありました。

 

サクッと言葉にまとめると、「ああ、今流行りのダイバーシティね」で済まされますが、

直接、経験されている方々の話を伺うと、言葉だけでは伝わらない趣旨を知ることができたのです。

 

特に、国会議員の方の話は、想定外に染みてきました。

実際に、体験してみないとわからない痛みは、世の中にたくさんあるのに、

議会の中で、それを体現できる人があまりいないとのことです。

 

国会の中こそ、ダイバーシティである必要があり、

様々な立場の人や価値観があり、痛みを知っている人が熱量を持って働きかければ、

よくなるとのことでした。

このような場に、選挙当日とはいえ、直接来場し、語りかけるような人は、

ご自身も、それなりの痛みを抱えているからこそ、言える言葉です。

 

ひとり仕事を選択している人は、それなりの痛みを持ってこそ、組織ではない場所で、自分のできることで貢献しようとしています。

また、働く女性も、様々な痛みをもっており、マルチタスクで家事と仕事の両立をこなしている上、キャリアを重ねている人たちです。

このキャリアについては、環境ガチャも影響あるので、全員ができることではないのですが、

それを乗り越えた女性は、発信力をつけて世の中を変えようと、日々奮闘していることを知ったので、

それぞれのできることを、自分なりに社会に貢献すればいいと割り切れることができたのは、

一番の収穫でした。

 

ひとり仕事する上で、共感した言葉

 

組織で働こうが、ひとりで働こうが、共通したパワーワードがありました。

「好きを突き詰める。」です。

 

女子学生に込められた言葉でした。

大人たちのいうことは、過去の価値観にすぎない。

自分がいいと思うこと、好きだと思うことを、思いっきり突き詰めてほしい。

自分が好きなことは、苦労せず、やり続けることができる。

それが、社会に貢献していく大切な力になる。

目頭が熱くなりました。

 

そして、女性も男性も関係なく、人間力が最後に残るとのこと。

肩書があるから、権限があるからではなく、結局は

「あなたにお願いしたい」という気持ちが残るそうです。

そのためには、自分をブランディングする力をつけてほしい、との言葉。

これは、雇われだろうが、ひとり仕事だろうが、全くもって関係なく、事の真髄なのだと気付かされました。

 

雇われだったら、自分というブランド力がなくても、なんとかなります。

しかし、ひとり仕事は、ブランド力がないと死活問題です。

そういう意味で、私はもがいていたのですが、そもそも、社会に出て世の役に立つこと自体が、

自分ブランドで、貢献するということだと気付かされました。

 

少女の頃、何が好きでしたか。

学生時代、何に熱中していましたか。

古い価値観に、押しつぶされず、自分の「好き」を貫いていますか。

今は、どのように健康維持に工夫していますか。

失敗は人のせいにしていませんか。

 

こうして、人として、基本的なことを丁寧に重ねていくことが、

自分というブランド力を向上していくのです。

力があって、再現力を持ち、社会にどんどん還元している女性達を見て、

ものすごくつらい時期があったけど、女性で良かったと思える1日でした。