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人の話を聞く、聴く、利く

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※水辺近くの閑静なカフェでの出来事

 

 

先日、地元のカフェに初めて行ってみました。

名物は、目の前に広がる水辺、おいしいカレーライスです。

※油で素揚げされた野菜がトッピング。肉がなくても大満足

 

テラス席でいただこうと、お店の方に案内を頼むと、

「配膳はやりますが、食べ終わった食器はご自身で、ここの食器置き場まで持ってきてください」と言われました。

「わかりました。」

じっくりと、煮込まれたルー、元気な野菜たち、水辺の風に当たりながら、静かに過ごしていると、元気なおばさま方3人が、大きな声でおしゃべりしながら、私の隣の席に着席したのです。

 

目次

人の話を聞かないおばちゃん達

 

なぜか、着席したとたん、マスクを外すおばさま方。外のテラス席ですが、このご時世です。大変気になります。

 

私以外に、パソコンでお仕事していた男性1人。耐えきれず、使った食器すべてを片付けて、彼は店を出ていきました。

私は、その3人のおばさま方に興味をもったので、しばらく様子をみていました。

じきに、雨が降り出し、彼女たちは帰ることにしたらしく、帰り支度を始めました。

そしたら、彼女たちは、こんな会話を始めました。

「お水のコップは片付けてと言われてたよね」

「そうそう。でもまだ、水が残っているのよね。ここ(テラスの排水溝)に流さないと」(なんで、そうなる、意味不明)

「あら、私は植え込みに流してくるわ」(もっと意味わからず)

そして、お水が入っていた紙コップを後生大事に片付けて、彼女たちの食べ終わった食器が、テラス席に置かれたまま、彼女たちは帰っていきました。

 

正直、彼女たちに教えて差し上げようと思いましたが、人の話を聞かない人に、何をいっても都合のようほうに解釈するだろうなと思い、店員さんに状況を説明しただけにとどめました。

 

自分たちのおしゃべりに意識が行っており、お店のルールはきちんと受け止めず、自分たちの解釈で押し通す・・・。

着席するまでは、マスクをしているけど、おしゃべりするために外すとかも含め、人の話を聞かない、訳を知ろうとしないのは、恥部をさらけ出しているのと同じだと思うのです。

 

せっかくの美味しいカレーが台無しになったので、私は、雨が降ってきたことを理由に、店内に入って食後のデザートをいただくことにしました。

※梨と無花果のパフェ

静かな店内から広がる水辺を見ながら、心を落ち着かせる・・・。

とても美味しかったです。

 

「聞く」だけではない、人の話を受け入れること

 

「聞く」と漢字変換しようとしたら、偶然に「利く」と出てきたのですが、「人の話を利く」とは、どんなことなのだろうと、思いを巡らせてみました。

「利く」とは、効果が表れる、本来の機能を十分に発揮する、それをすることが可能である、言葉を発する、技能が優れている等々の意味があります。

(「デジタル大辞泉」より)

人の話を、ただ耳に流しいれるのか、注意深く聴くのか、人のアドバイスの真意を受け取って自分にとって有利となるものに昇華できるのか。

もしかしたら、人の話を利ける人は、なかなかいないかもしれません。

 

なぜ、テラス席の客に、食後は自分で片付けるようお願いしていたのか。

もしかしたら、食べ散らかした食器を目がけてカラスが飛んでくるかもしれない。もちろん、厨房も回しながら、ホールも回しているならば、人手が足りず、客が帰ったあとすぐに片付けることが難しいかもしれない。特に昨今、感染防止のため、店の業務がより煩雑になっているのかもしれない・・・。

このように、想像すれば、先のおばさま方のような勘違いは起きないのです。

そして、カラスによる被害が深刻であれば、この地域の社会問題にも思いを馳せることができるのです。

 

人の話を聞く行為が、ここまで広げられるのであれば、ただ美味しいカレーとパフェを食べただけではない、社会問題まで考えられる、自分にとって思考を広げるという「脳みそに利く」体験になっていくのです。

 

人の話は、最後までちゃんと聞こうと心から思った休日でした。

 

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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