万年筆は、手のかかる大きな子どもです。
そこそこ値段はするし、機嫌損ねるし。困ったお子さんでもあります。
毎年、年末から正月にかけて、私は万年筆の大掃除をします。
万年筆のメンテナンスを自分でやると、一時使わなくなった万年筆も、また使いたくなるので、半永久的に使い続けられる低コスパなステーショナリーなのです。
私の万年筆のラインナップ
今現在、私は、手書きする際、ほぼ万年筆を使用しています。
きっかけは、右手の大怪我です。
ペンさえ持てなくなった時に、リハビリで始めました。
人生50年以上かけて、蓄積されたペンの持ち癖を直すきっかけにもなると思い、
筆圧が弱くてもインクフローがよく、でもそれなりに細字を維持するペン先を求めて、探してきました。
現在、活躍してくれているのは、次のとおりです。
- Pelican クラシックM200 コニャック ペン先EF
- PILOT キャップレスdecimo ペン先EF
- LAMY safari aquamarine ペン先EF
- LAMY safari white red clip ペン先漢
- プラチナ デスクペン
いつのまにか、これだけ増えてしまいました。
そして、極めつけがこちら。
とうとう、木軸の万年筆を迎え入れました。
使う手が1本しかないのに、なぜこんなに集まってしまいます。
それぞれの、シチュエーションで、ペンを変えることで、気持ちや考えの切り替えがつくので、複数本所有していると、なにかと効率的でもあるのです。
そして、すべてのペン(デスクペン以外)は、コンバーターといって、直接ペン先からインクを吸い上げる機構をつけています。
カートリッジだと、付替え時に差し替える手間がかかりますが、コンバーターは、ただ、インク瓶を開けて、ペン先からインクを補充するので、慣れるとほぼ手間がかからないのです。
意外かと思われるかと。
インクについても、語りだしたらきりがないので、また、別の機会にでも。
万年筆の掃除の仕方
便利で、長く使えば使うほどコスパのいい万年筆ですが、定期的に掃除をしないと、インクが固まってしまい、劣化を早めてしまいます。
そこで、私は、年末からお正月にかけて、万年筆のお手入れをまとめてするようにしています。
全行程で、2〜3日かかるので、2班にわけて行います。
一晩、水に入れて固まったインクを溶かす。
ペン先とコンバーターを取り外し、コップに入った水に一漬け込みます。
すると、ペン先に溜まったインクがにじみ出て、インクの色に水が染まっていきます。
数時間で、インクがほぼ出きったタイミングがくるので、水を入れ替えて、さらに一晩水の中で、漂っていただきます。
ペン先とコンバーターをセットして、水の吸い上げはき出し
翌日になったら、ペン先とコンバーターをセットして、水の吸い上げとはき出しを繰り返します。
この作業を、数回繰り返すと、インクの色がなくなり、透明になってきます。
水を使った掃除は、ここで完了です。
そして、次に、また、ペン先とコンバーターを外し、乾燥フェーズに入ります。
冬の時期に、万年筆の掃除をする理由は、ここにあります。
乾燥した空気で、自然乾燥するので、翌日には粗方乾ききるので、
再度インクを入れて使用するまでの時間が一番短いのです。
万年筆で文字を書くと何が違うのか
私は、次のようなことがあると、手書きで文章を書いています。
- 悩みがあるとき
- どうしたらいいのかわからず、混乱している時
- アイディアを形にしたいとき
- 絵と文字で落書きして、気持ちを落ち着かせたい時
- 感謝の気持ちを人に伝えたいとき(手紙や年賀状)
- 曲を作るとき
など。気持ち、感情、思考をアウトプットするとき、必ず手書きで文字を書いています。
逆に、すでに形になっているものを、伝達するときは、キーボードで打っています。
タスク管理、スケジュール、思いつき(これは音声入力が多い)は、キーボードのほうが、断然早いからです。
考えを形にするのに、スピードが早すぎると、表面だけなぞるような感覚になります。
手書き文字を書くスピードがちょうど心地よいのです。
また、文字を書く時の腕や指の動きから、いい刺激を受けているように思います。
若い頃は、万年筆はただ、使いづらいものでしたが、今となっては、いい相棒になってくれています。
みなさんのお気に入りのペンは、ありますか?
末永く使えるよう、時々いたわってあげられる余裕を持ち続けたいものです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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