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「心に太陽を持て」初版本を手にして

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私は今、泣いています。

そして、ここに、一冊の古い本があります。

この本の最初に「この本を読むみなさんに」という書き出しで、本の編者の方の文章が書かれています。

もう、最初の一行を読んだだけで、編者の方の愛情に、絆されてしまっています。

実用書、資格試験、仕事に絡んだ本ばかり読んできた私が、子供の頃に立ち戻ってみました。

迷いがあるとき、子供の頃に読んだ本を再読すると良さそうです。

目次

山本有三編「心に太陽を持て」

とても古い本が家にあります。

この本は、昭和10年発行の本です。中身はこんな感じ。

 

当時の書籍にあった「著者検印」がしっかりとあります。第二次世界大戦前の本です。

私の母が、子供の頃に頂いた貴重なものらしく、母が結婚したとき持ってきたそうです。

そして私が結婚したときに、嫁入り道具の一つとしてもらいました。

なんだか、捨てられず、売るのも躊躇し、今に至ります。

正直、文体が古く、読みにくいため、読んでいませんでした。

私は、本が読むのがあまり好きではなかったこともあり、きちんと読んだのは、実は今になってからです。

本来なら、読まない本は、さっさと処分していたのですが、どうしてもこれらの古い本は、捨てることができませんでした。

母がこの本をもらった経緯を聞くと、無下にできなかったからです。

この他に、あと10冊ほど、戦前の本を、私が引き受けて持っています。

当時とても貴重だった本を大事にしてきた歴史

小さな頃から身体が弱く、本の虫だった母。

当時は、特に戦時中は、本がなく、本当に貴重なものでした。

今の時代、ネットでクリックすれば翌日に配達されるのと、雲泥の差です。まして、電子書籍なんて、夢のまた夢でした。

断片的に、当時の話を聞いていたので、正直良く覚えていません。ただ、近所にいた大学生が、家を出るとき、本の虫少女だった母に、本を譲ってくれたそうです。

ホントかどうか、わかりません。

当時本を買うことができた人は、限られていたはず。そして、次世代に本が託されていき、今、ブログを書く私のところに来たという事実があるだけです。

もう、これだけで涙腺が決壊します。

そして、「この本を読むみなさんへ」で書かれた山本有三の言葉に、やっと自分がこの本を読めることに許しを得たように思えたのです。

 

ここから要約……

著名人、博士、そんな偉い人たちに、これからの日本を背負っていく若者に伝えたい話を書いてもらいました。
そんな偉い人の言うことだから、よほど難しいと思われるでしょう。でも、そんな彼らも、最初は悩める少年少女だったのです。
であれば、ぜひ、その経験を経た大人たちに書いてもらいたいと思ったのです。
もちろん、みなさんが読みやすいように、わかりやすい言葉に編集しておきました。
そうして、今から世界を見る目を養った君たちが日本を支える時代には、より素晴らしい日本が生まれるに違い有りません……。(要約By 鈴木)

 

実際、このあと、日本は戦争という時代に入っていき、この書籍を読んで未来に希望を持った若者が、戦争に行ってしまうのです。

この歴史を見ても、この書籍の意義は、とても尊いものだとわかります。

そんなことは、若かった私には、わかるはずもありません。

50歳すぎて、自分の子供と同じ年の若者が時代を背負うようになって、初めて、この本の意味を知ったのです。

人の悩みに寄り添うとは

私達、ひとり仕事をする者は、どんな意義を持って仕事をしているのでしょうか。

自分の軸、得意なことを提供、人の困ったことを助ける、などなど。

巷にはたくさんの言葉が溢れています。

でも、私は思ったのです。

究極の未来を、提供することではないかと。

現状に、それなりの未来が見えているなら、人は困ったと思うことはありません。

未来が見えないから、今をどうにかしたいと思うのです。

サービスを通じて、その人の未来を明るくすることが、仕事ではないでしょうか。

 

この山本有三というひとりの男性が、日本の未来をよくするために、まずは、その時代を背負う子どもたちに、何か心の支えとなるものを残したいと、強く思ったのです。

そして、たくさんの書き手にお願いして、一冊の本を作ったのです。

これが、本当の意味の「仕事」なんだと思い知らされました。

そして、人の悩みに寄り添うということなのです。

 

この本には、「この本を読むみなさんへ」の次に、有名な詩が挿入されています。

かの有名な「心に太陽を持て」です。作者はドイツの詩人、ツェーザル・フライシュレン。

そして、私は、自分の心に小さな太陽を持てと言い聞かせることにしました。

若者こそ、大きな太陽を心に持って、これからどんどん頑張って欲しいもの。

でも、50歳過ぎた人間は、小さな太陽で十分です。

 

それにしても、今、改めて古い文体で本を読んでいますが、なぜか心を暖かく包み込まれるように感じます。

読みにくいのではなく、ゆっくりと読み進むことで、暖かく、人の心に届ける言葉なんだと思います。

不思議と時間の流れが、ゆるりと変わるこの感覚。

そして、この本がここに至るまでの歴史を思い返し、私は、心を揺さぶられ、泣いています。

私が手にしてから、40年以上。ほっておいてごめんなさい。

=編集後記=

【昨日のできごと】

午前中に、個別相談。午後からNPO法人関連の仕事で役所周り。
税務署では、定額減税説明会が行われ、駐車場が満車でした。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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