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経理アレルギーを緩和しよう 個人事業主が自分で楽しく確定申告をする方法

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「俺、数字苦手だし」「私、数字見ると頭が痛くなる」「細かい作業が堪らなく辛い」

私の耳に、幾度なく入ってくるこの言葉。この季節にあると、だんだんと声が大きくなります。

でも、所得税の確定申告は、数字が苦手な人こそ、いい効率化を図ることができます。

経理アレルギーが、思いの外、利点となっているのです。

イケメンなハブに見つめられながら、確定申告。お目付け役にちょうどよい。

目次

経理アレルギーは、単なる擬態である

自分は数字が苦手。

実は、よく見ると、数字が苦手ではなく、ただ慣れていないだけの話。

この話をすると、「そんなぁ。そんなことないよ」と言われます。

また、その時は、わかって頂いたつもりでも、しばらくすると、

「やっぱり、数字だめだわぁ」とお手上げになる人も。

非常にもったいないなと、思う私は、実は、もともと経理大嫌い、数字苦手のオンパレードだったのです。

こんな私でも、「経理コンサルタント」を名乗るまで成長できたのですから、私より優秀なみなさんが、「経理だめ」と言われても、この私には通用しません。

「経理アレルギーは、単なる擬態」

これは、私が身を持って証明しているのです。

同じ数字でも、ロト6の数字は、好んで見ていますよね。

競馬の倍率も、よろこんで計算されています。

「数字は駄目だわ」とおっしゃいながら、株の相場をチェックする方も。

数字が苦手で、経理が苦手というのは、マヤカシです。

経理嫌いにさせる要因は3つ

とはいっても、たしかに経理ややりづらいものです。

なぜ、平気なはずの経理が、「苦手」と認識させてしまっているのでしょうか。

あの、小さなレシートを揃えるのが辛い

事業の経理にする場合、根拠を正す必要があります。その唯一の方法が、

「領収書」の存在を残す。

というものです。俗に言う「レシート」です。

あの小さな紙は、一体何なんでしょう。特に、品数が多いと、縦にズラッと長くなって、大きさを揃えるのが面倒になる、あのレシート。

きちんと、整えようとすると、たしかに頭が痛くなります。

よく、領収書の保存で、お帳面に糊付けをしていた時代がありました。

あれは、手書きの領収書の名残で行われた方法です。これだと、レシートの大きさが揃わず、貼るのも難儀となります。

そして、量もあれば、ひたすら、糊付け作業を続けることになります。

スクラップブックへの糊付けはやめて、封筒にさっさと入れてしまう

もし、件数が少ない(年間で百枚も満たない)のであれば、一つの領収書封筒に、どんどん入れていってしまいましょう。

もし、量が多ければ、月ごとに分けてもいいでしょう。絶対に月別に保存しなければならないという細かい決まりはありません。

もし、後から探し出す必要があるとき、即見つかるのであれば、年ごとにわけて封筒にいれておくといいでしょう。

クレジットカード決済の明細書の保存方法がわからない

今は、クレジット決済が多くなりました。

このとき、レジで受け取るのが、領収書とクレジット明細の2枚です。

実は、このレシートの取り扱いに悩んでいる方、多いのでは。

理由は、月締めに送られてくるカード明細で、経理精算ができてしまうからです。

今まで捨ててしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、今後この領収書の保存に、気を使わないといけなくなります。

このレシートに「適格事業者番号」があるか、ないか、経理処理方法が変わるからです。
(申告する人が、消費税課税事業者の場合)

現金払いの領収書と同様に封筒へ。またはカード締めごとにまとめておく

紙の明細を送付されている場合、領収書とカード明細を一緒にホッチキス止めしておくことで、バラけないようになります。

電子データで、カード明細を取得されている場合、現金で支払った領収書と一緒に、月ごとに封筒に入れておいてもいいでしょう。

つまり、すぐ、みつかればいいので。

一つのクレジットカードに、プライベートと経費が混ざっている

これをあとから、分けるのは大変です。

さきほどの、領収書があれば、思い出すこともできますが、年に一回、あとから記憶をたどるのは、脳みそが痺れてきます。

これは、絶対に避けたいです。

事業用とプライベートとクレジットカードを分けておく

こうすれば、一つのカードで、「経費」「経費じゃない」と分けていく作業がなくなります。

でも、過去の経費で、プライベートのクレジットカードで購入したものは、領収書に「経費の科目」「プライベート」と記入して、分別します。

領収書に直に科目を書いておくと、ひと目でわかりやすいのでオススメしています。

プライベートカードで購入した経費を会計ソフトに入れる方法

会計ソフトに入力するのがめんどくさい

これですよね。とくに、クラウド会計ソフトは、入力のたびに、画面の更新がかかるので、時間がもっさりかかってしまいます。

これは、仕組み上、どうしようもないのであきらめましょう。

仕訳入力ではなく、Excelデータをインポートする

Excelデータをインポートできるのが、「freee」というクラウド会計ソフトです。

また、csvファイルに変換すれば、大抵の会計ソフトでも仕訳インポートすることができます。

Excelに明細を入力するなら、まだ、見慣れている画面で作業するので、耐えられます。

会計ソフトの仕訳入力画面は、正直見ていて楽しくなるようにできていないので、やる気が起きないのは、当たり前です。

そこは、無理せず、なるべく仕訳入力をしない方法をとりましょう。

これなら、月ごとに、仕訳をまとめてインポートすることができます。
(一年間、まとめて入れるのはやめましょうね。)

ガジェットを利用した経理をやってみよう

会計ソフトと一対一で対面しながら、経理をするのは、おすすめしません。

これは、もうProに任せてしまうのが一番はやいです。

かといって、専門家にお願いするほど、規模が大きくないのであれば、自分で楽しく経理ができるように、工夫しましょう。

苦手なことが多ければ多いほど、改善する余地があります。

スマホでスキャナ保存

いまどきの、クラウド会計ソフトには、スマホアプリが連携できます。

スマホのカメラで、領収書を写メし、それをクラウド会計ソフト・アプリに取り込めば、電子帳簿保存の要件となって、処理ができます。
AIで仕訳を覚えていくので、自動でどんどん仕訳入力をしていってくれます。

私達がすることは、領収書をもらったら、忘れずにスキャナして、科目と取引先を確認して登録するだけです。

銀行口座とクレジットカードのAPI連携

これも、今ほとんどの会計ソフトについている機能です。

クリック一つで、クラウド会計ソフトが、インターネットバンキングとクレジットカード明細情報を、とりにいってくれます。

そして、AIで仕訳を判定し、どんどん、仕訳をしていってくれます。

あの、経理アレルギーの元となる、「簿記」「仕訳」を、すべて機械がやってくれるようになったのです。

これは、随分と助かるのではないでしょうか。

スマホやタブレット一つで、電子取引領収書の保存ができる

昨今の税制改正で、デジタル化の波を迎え撃つ如く、電子データの取り扱いに、細かい要件が求められるようになりました。

電子取引保存、とりあえず手持ちのソフトでやってみる NotionとiPad mini6

経理も所詮、数字やデータを取り扱ったものです。

ここは、「経理」だと思わず、単なるデータ整理だと思って、自分の好きな方法で、楽しめるやり方で日々続けるようにしたいものです。

正統派経理をすると、辛い。

単なるデータ整理を、毎日するなら、特に気にならない。

このように、自分なりの経理のリズムを早くつかめるようになれば、「経理アレルギー」は、いつのまにか消えているはずです。

 

私は、確定申告を迎えるたびに、翌年の経理フローを改善するようにしています。

いままでも、経理の領収書の処理は、即日行っていました。今年から、プライベート分もExcelで管理するようにします。

自分で経理をする利点は、今ある資産をすぐに把握できるようになることです。

売上の入金が遅れたり、カード決済の分があることを忘れていたり、なにかと、人の頭はアテになりません。

それを補完する意味で、自分で経理ができると、他のだれよりも自分の状況がわかって、経費の使い方も明確になってきます。

 

これでもう、「数字が苦手」と言わないですむようになるはずです。

それでも、どこから手をつけたらいいのかわからないのであれば、

個別相談

で承りますし、

2ヶ月限定記帳代行サービス

で、みなさんがやりやすい経理フローを提案させていただくことも。

よろしければぜひ。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。

 

=おすすめのサービス=

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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