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個人事業主のキャッシュレス決済の選び方

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一番使いやすいキャッシュレス決済は、なんでしょうか。

対面で決済する際、一番効率がいいのは「交通系ICカード」です。

Suica、ICOCA、PASMOなどなど。

先日、岩手、秋田、青森にSuicaで改札が通れるようになったと報道がありました。
Suicaが生まれて21年目の快挙です。

そして、今様々な電子マネー決済が使える様になっています。

その中で、なぜ古参のSuicaが優秀なのか。

利用者であり、経理的な視点で考察してみました。

iPhoneには、一通りの決済ツールをインストールしています。

目次

国内で利用できるキャッシュレスの種類

最近、POSレジの進化が行き渡ったようで、電子マネーの利用が増えてきました。

名称 決済方法
Suica、PASMOなど プリペイドカード
クレジットカード クレジット会社決済
iD クレジット会社決済
QUICPay クレジット会社決済
nanaco プリペイドカード
PayPay QRコード決済
d払い QRコード決済
楽天Pay、メルカリPay… QRコード決済

この他にも、いくつか種類がありかと思います。

大まかに、

  • プリペイドカード
  • クレジットカード
  • QRコード

の3種類に分かれています。

プリペイドカードは、予め残高を補充しておくものです。

カードの残高がある限り、サクサクと決済することができます。

とくに、交通系電子マネー。

改札を通過する一瞬で、乗越料金を計算し、サクッとSuicaから不足分を控除するために、世界随一のスピードで処理しつつ、ほぼサーバーがダウンしない強さを持つ、最強な電子マネー決済です。

クレジットカードは、信販会社に取引が発生したものを、都度問い合わせをして、決済する仕組みです。

こちらも、基本的にサーバーダウンを聞かないわけですが、購入時に店舗側の手続きが発生し、お買い物が完了するまで時間がかかるのが難点です。

これは、法律で決められている手続きなので、簡略化することはできません。

そして、最近普及するようになったQRコード決済。

こちらは、物理的な電波でやりとりするプリペイドカードとは違い、カメラでQRコードを読み取ることで、相手と店の連携をしています。

このカメラを読み取るまでの手続きが、実は、POSレジではクレジットカード並の工数が発生しているのです。

駅の売店で、Suica決済する人と、QRコード決済する人の時間経過を調べてみると、QRコード決済のほうが、レジでの手続きに2工程ほど多くなっています。

一回の時間差は、特に気にならないかもしれません。

でも、朝のラッシュ時など、行列を成してくると、その差は大きくなってきます。

大昔は、小銭のやりとりを、サラリーマンのおっちゃんと売店のおばちゃんが阿吽の呼吸でやっていたもの。

互いに、買い方を熟知しているからこそ、機械を凌ぐ速さで決済していた時代を知っている身として、電子マネー決済のトロさには、とても気になってしまいます。

購入時で一番効率がいいのは?

とはいえ、時代を戻せるわけにはいきません。

現状の中での最適解を出しておけば、都度買い物をする時に、判断に迷うことがなくなるので、決めておくといいでしょう。

決済時の手続きが一番少ないものは……

色々比べてみてわかったことは、交通系ICカードである「Suica」一択でしょう。

  1. レジに「交通系ICカード」で決済と申し出る。
  2. POSレジに、「交通系ICカード」を選択。
  3. SuicaカードまたはSuicaアプリがインストールされているスマホを端末にかざす。

これだけです。

以外にも、決済までに時間かかるもの

クレジットカードです。

  1. レジにクレジットカードであることを申し出る。
  2. レジにて、請求金額をまた、別打して設定する。
  3. 端末にクレジットカードを挿入する。
  4. クレジットカード会社に問い合わせする。
  5. 決済可能か判定をもらう。
  6. 暗証番号または決済了解ボタンをお客様に押して貰う。
  7. 支払回数を設定する。
  8. 決済が通ってレシートが2枚でる。
  9. ICチップのないクレジットカードの場合、暗証番号のかわりに、レシート店舗保存の方に、お客様にサインをもらう。

これだけの手続きが発生してしまいます。

かつては当たり前だと思っていたこれらの手続きは、今となっては手数が多く感じますね。

でも、これはクレジット関連の法令(一社クレジット協会HP参照)があり、それに則ってやらなければなりません。

QUICPay、iDの決済方法の場合

では、QUICPayやiDの場合ではどうでしょう。

  1. レジに決済方法を申し出る。
  2. 請求金額をPOSレジにて別打をする。
  3. 端末にタッチする。
  4. レジにて支払い完了。
  5. 後日、カード会社に請求される。

クレジットカードに比べたら、だいぶ手続きが減ります。

クレジットカード決済では、都度カード会社に問い合わせ請求をかけていますが、このiD決済は、後日まとめてカード会社に店舗に代わって行います。

よって、店頭での手続きが簡単にできるのです。

QUICPayも決済会社がJCBによるものです。仕組みはiD決済とほぼ同様となっています。

以外と手間暇かかるQRコード決済

QRコード決済は、iDやQUICPayと同じ手続きですが、+スマホに表示されたQRコードを店頭のレジスキャナで読み取らなければなりません。
(お店によっては、レジに貼られたQRコードをスマホで読み取ることも)

この「読み取り」の手続きが、案外手間であります。

PayPay、d払い、楽天ペイ、メルカリペイなど、多種多様にありますが、これらはすべて「QRコード決済」と呼ばれています。

  • スマホを取り出す。
  • 画面を開く
  • アプリを立ち上げる
  • QRコードを表示する

この手順は、結構な手間になってきます。

経費精算するのに、一番いいのは?

ここまでなら、一般の家庭なら済ますことができますが、お仕事として経費精算をする場合、この先に経理の手続きが残っています。

利用履歴ではなく、レシートで経費精算を

カード明細も含め、利用明細は、その決済方法でやりました、という記録に過ぎません。

経費にする場合は、法的に認められた根拠資料を残す必要があります。

つまり、QRコードで決済しようが、現金で支払ったのか、まったく同じ経理処理になります。

ただ、電車賃だけは、領収書が残りません。

この場合、手書きの昔は、出金伝票を書いたり、経理精算書に明細を書けばOKだったりしましたが、今は、電子取引として、データで保存することもありだと考えています。

もし、電車移動が多いお仕事の場合、Suica一択で決済ツールを統一しておくと、後々悩むことはないでしょう。

 

一人ひとり、事情も異なります。

もしかしたら、特定の決済ツールのポイントを稼いた方が、合理的だとしたら、Suicaではなく、その決済ツールを選択してもいいと思っています。

つまり、自分にとって、

  • 手間
  • 時間
  • ポイント
  • スマホの持ち歩き方法

などの条件をすり合わせて、自分にとって一番最適な電子マネーを選択していただければと思います。

=編集後記=

【昨日のできごと】

今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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