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親の思いと宇宙人子どもの現実 タスク管理に見る対象理解の大切さ

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親にとって、子どもは宇宙人であります。

なぜ、子どもって親の想像を超えてくるのでしょうか。

突然、駅までの送迎をお願いしてきます。
(オンラインで打ち合わせ中なのでムリ!)

今日出かけると言いながら、家にいることも。
(先方への約束はどうなった?)

つい一時間前は超不機嫌だったのに、たった今懐いてきます。
(メイク道具を借りるときだけ馴れ馴れしい!)

どのお子さんも謎の行動をするわけではありません。

でも、我が家の場合、親の理解を超える、なにか超越したものが子どもにそなわっているようです。

そんな思春期後期における「なぁぜ、なぁぜ」を読み解いてみようと思います。

子どもは猫に似ているかもしれません。

目次

タスク管理をしない子どもたち

先日、Notionサポーターコミュニティの中で、お世話になっている熊倉さんと、Notion東大を運営されているウエノさんで、オンライン雑談をする機会がありました。

Notion東大という東大生を中心にしたNotionコミュニティを運営されているウエノさんに、我が子の謎の一つ「タスク管理をしない問題」について、伺ってみたのです。

「学生は、タスク管理しないですよ」

衝撃な言葉を聞いて、私は今まで無駄なことを子どもに施していたことに気付かされたのです。

私は、大学生こそ、タスク管理をしないと大変なものはないと信じていました。

単位、履修科目、授業時間、バイトのシフト、友達と遊ぶ時間、卒業論文(制作)の進捗管理など。

目まぐるしい日々を送っているはずの学生が、タスク管理しないと1日が回らないはずです。

思春期後期を迎える子どもは、本当に忙しいです。

学校の課題はもちろん、バイトを始めると社会との接点が増えてきます。

中学生までは、学校と塾と習い事だけ管理していれば、なんとかなっていました。まだ、親の管理が行き届く時期です。

でも、中学校を卒業すれば、子どもは自分の世界が広まって、親の手が届かないところに、どんどん進出していってしまいます。

私はそれを心配し、子どものパソコンにGoogleCalendarを使えるようにして、Notionで学校の課題管理ページを作るなど、必死にフォローをしてきたつもりでした。

頑張って作ってあげたNotionページ

でも、実際は、子どもはそんなツールは使いもしません。

この状態に、一番腹を立てているのが父親です。

長年の社会人経験から、タスクやスケジュール管理をしないことに、信じられないでいるのです。

ますます、親子の言い争いが激化します。

そこに、現役大学生からの言葉を聞いて、やっと、自分たちは対象理解ができていないことに気付かされたのです。

自分の記憶ほど怪しいものはない

他者を理解しようとするとき、よりどころにするのが自分の記憶です。

確か、中学生のときはこうだったなぁと、思いを巡らせ、目の前にいる現役中高生と対峙していくのが親です。

でも、その記憶、本当にクリアで正しいものなのでしょうか。

案外、良き思い出だけが誇張され、歪曲されて記憶しているのです。

そうこうしているうちに、都合の悪いことが、次から次へと思い出されてきました。

  • 中学生のとき、学校で借りた図書をなくした件。
  • 家庭教師がくる時間を忘れ、中学校の校庭で遊んでいたら、家庭教師本人が学校まで迎えに来た件。
  • 廊下でボール遊びをして、消火装置の赤ランプを割り、反省文を書かされた件。
  • 学校と家が時間にして5分かからない近さに甘え、授業の合間に家に教材を取りにいくため、脱走した件。
  • もちろん、朝は予鈴を聞きながら登校し、昇降口で裸足になって教室に駆け込む毎日。(出席の返事をしたあとに、昇降口に戻り上履きに履き替える)

たった数分で、これだけのことを思い出し、自分の子どもよりタチが悪いことが判明しました。

子がそうなら、親も親です。けっこう強烈でございます。

自分がやってきたことを棚に上げ、「タスク管理をちゃんとやれ」と子どもに説教する資格はありません。

子どもの姿をみて、イライラする場合、

それは、子どもは親の鏡であることを知っておくとよさそうです。

自分の良き記憶だけを頼りにして、子どもと対峙するのは辞めておきましょう。

対象理解の正しいやり方

とはいえ、子どもにタスク管理の大切さを伝えたいのは、本心であります。

伝えるべきものは、きちんと伝えていきたいのです。

では、どうやったら子どもに伝わるのでしょうか。

まずは、言葉選びが大事になってきます。ここで「対象理解」というワードが出てきました。

対象理解とは、情報収集、データ分析、パターン認識、論理思考、経験からの洞察などから、相手のことを知る作業の事を言います。

目の前の子どもに、一生懸命タスク管理をさせようとしても、子ども世代の特性を知らなければ伝える事ができません。

子どもは、宇宙人であると割り切るのです。

その宇宙人を理解するために、人的環境をリサーチして、親の環境からどれくらい離れているかを数値化すれば、子どもにはまだ、Notionのタスク管理ページは早すぎたことが簡単にわかります。

大学生になっても、タスク管理なんてやらないという事実を知ったことで、私は子どもに対して対象理解が深まったのです。

ちゃんとしなさいと説教するより、

「お母さんなんて、もっと酷かったものよ」と武勇伝を語るくらいがちょうどいいのかもしれません。

「げっ!お母さんみたいになりたくない!」と反面教師になってもらったほうが、効果的です。

子どもは宇宙人です。

そう思って、ほっとくのもありかもしれませんね。

=編集後記=

【昨日のできごと】

午前中に新規契約の打ち合わせ。
午後からは、Notion構築のお仕事。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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