新学期、何かと物入りの季節。
ご家族で、高校、高専、大学、専門学校に入学された方がいらっしゃると、もしかしたら、高額ガジェットを購入したりしていませんか……。
逆に、学校から配布されたiPad(といいつつ、ちゃっかり学費に含まれてたり)、MacBookAirといった、今ときめくApple製品から、Windowsマシーンまで。
逆に、小学生、中学生にiPhoneを買うこともあるでしょう。
子どもに高額製品をもたせるときに、私の失敗談と成功したケースを少しだけ、お伝えします。
イラストの仕事もする子に譲ったMacBookAirの生涯
「お母さん、相談があります」
いつもは声かけても反応が鈍い子どもが、私に向かって丁寧語で話しかけてきました。
何やら怪しい雲行きです。
振り返った私の目に飛び込んだのが、画面がバキバキになったMacBookAirでした。
本人曰く、ベッドの上で使っていて、立ち上がったとき手から滑り落ちたとか。
いや、落としただけで、画面がここまで割れることはありません。
どうやら、本人はパニックになってしまい、落としたときのことをよく覚えていない様子です。
それより、私の目には涙、心臓はゾワっとして、喉からでた声が
「あああhhhhhhhhh」
なんとも言えない声を発してしまいました。
かわいそうな子ども。親に助けを求めたのに、親がうろたえる姿を見て、余計に泣きそうな顔になります。
「あかん、しっかりせねば」
私はやっと冷静になって、次の作業に早速入りました。
- かろうじて写っているシステム環境設定アイコンをClick。
- 私のマウスを子どものMacBookAirに接続
- そっとパソコンを閉じてクラムシェルにするため、私のモニターを接続。
- 娘のDropboxに、デスクトップにあったフォルダや画像データを引っ越し。
- Appleのサイトから、修理の予約をとりつける。
Apple公式ページ「Appleの修理」 - ネットで修理代金の相場をリサーチ
- 支払条件を子どもと協議
ここで、すでに夜が明ける4時になっておりました。
結果は、無事、元気になって帰ってきました。
高い授業料と思えばいいのかもしれません。
修理にもっていったお店の店員さんに、
「ああ、なにか角にぶつけられましたね」
そこで初めて、子どもは「ベッド横の机角にぶつけました」
と申開きしました。
子どももおそらく、これで扱いが少しは大人になってくれていることを信じています。
子どもに買い与えるときに、契約書を結ぶ
実は、今回、娘にMacBookAirを譲るとき、なんの取り決めをしていませんでした。
それが、敗因でした。
なんとなく、手に入れたものは、Mac製品であろうと、子どもは大事にすることを忘れてしまいます。
ぜひ、こどもと契約書を交わす勢いで、大人同士の約束として取り交わしておきましょう。
子どもは、小さな頃から絵を書くのが好きで、ネットからイラストの依頼が入るくらいの腕前です。
(ちなみに、母親のわたしは全く絵心なし)
そんな子どもの可能性を育てたいと思うのが、親の性。
中学生になったときにiPad Proを買い与えました。
そのとき、親子で契約書を交わしています。
親が作ったものを、対面に子どもを座らせて読み合わせします。
当時は、
- あくまでお母さんのもので、貸しているにすぎない。
- SNSのアカウントを作らない。
- 親の管理監督の範囲でプライバシーの確認をすることがある。
- 使用時間
- アプリインストールの管理
- パスワードの共有
などなど、細かく取り決めました。
そのかいがあって、当時のiPad Proは壊れることなく、今は夫が使っています。
また、子どもはバイオリンもやっており、フルサイズの楽器を購入したときも、契約書を取り交わしました。
これは、子どもに贈与した形をとったので、楽器の動産保険は子どものお年玉から引き落とすことにして、経費がかかっていることを認識してもらっています。
このように、ちゃんと高額商品を大事に使う子どもだったので、今回は私が油断してしまいました。
今回の修理代金は一旦母が立て替えることにしました。
すでにイラストで小さく稼いでおり、バイトもやっているので、収入が入り次第、おかあさんに返済することになりました。
(今回は、取り決めはNotionで行いました)
それぞれ、家庭ごとに考え方があります。
親が負担すべきという考え方も私は賛同します。
ただ、今回は、稼ぐには経費がかかることを体験してほしかったのです。
「この修理代は、経費になるよ」
そう言って、こどもに収入と支出の管理を指導するきっかけにしたかったのです。
「今は、お母さんに収入知られたくないな。でも、○○○万円稼いだら、お母さんにタダで、確定申告してもらう!!」
だそうです。
そこはしっかりと、報酬いただきますぞ。
アクシデントがないと子どもと会話できない世代
それにしても、今回の大騒動が過ぎたら、あっというまに、子どもは部屋にこもってなにやら作業しています。
ミスタードーナッツを買ってきた時、食事の時以外、リビングに出没しません。
MacBookAirの画面が割れて、7万円超の修理代金が発生しないかぎり、子どもと対面で対話できないとは……。
そんなものです。
実は、後日談があります。
予定通り修理が終わり、引取にいくとき、子どもがこんな提案をしてきました。
「おかあさん、千葉でランチしたい!!」
友人たちに勧められて、ぜひ行ってみたい印度料理店だとか。
食べることは大好きな私なので、ここは子どもの計画にのりました。
バターチキンカレーが有名だそうで、子どもはそれを含めたランチをオーダーしました。
味見をさせてもらいましたが、バターが物凄く芳醇で、チーズのような濃厚な味わい。
これは超絶美味です。
ついでに、こんなものもオーダーしました。
なんだかんだ心とお腹が満たされた1日でした。
私は、子どもから教わることが多いです。
流行りの曲や、美味しいお店まで。
子どもの交友関係が広がると、家庭の中も世界がひろがります。
そんな大人同士の関わりがスタートするのが、18歳を超えたあたりからですね。
今回は、私にとってはショックな出来事でしたが、
「ま、いいか」と楽しい一日といたしました。
ぜひ、お子さんに高額ガジェットを買い与えるときは、よく話し合っておくことをおすすめします。
保険にはいるか、自腹で修理させるのか、それは各家庭のご事情にあわせて。
お子さんには、高性能ガジェットで叶う超効率化した世界を堪能してほしいし、未来につなげてほしいと願うばかりです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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