対面でイベントを開催する場合、ロケーションとガジェットには神経を使います。
個人情報秘密保持の問題もありますが、相談をされる方が安心してお話しでき、居心地のよさも追求したいものです。
また、効率よくスムーズに運営しないと、限られた時間内で提供できるものが限られてしまいます。
そのようなことがないよう、コンテンツはもちろん、話す環境を整えるようにしたいものです。
セミナー・相談会で準備しておきたいガジェット
今まで、オンラインが主流だった時期が長く、zoomの使い方をレクチャーする機会が多かったです。
でも、今は、徐々でありますが、対面での交流が増えてきております。
対面でのセミナーや相談会で、新たに気を使うべきガジェットを考えてみました。
パソコンは使い慣れたものを
パソコンは、対面であろうがオンラインであろうが、必須です。
話す台本はもちろん、パワーポイントによるプレゼンテーションでは、使い慣れたパソコンで操作しておきたいものです。
よく、外部セミナーでは、そこのパソコンにUSBに資料データを入れて、そこのパソコンを利用することがあります。
主催者としては、そちらのほうがトラブル対応をしておきたいところですが、話す者としては、自在に操作できる使い慣れたものが、1番適しています。
どちらをとるか、そこは、よく打ち合わせをしておく必要があります。
プロジェクター
プロジェクターは必須です。
大人数はもちろん、少人数でもできたら、プロジェクターを介して説明相談をしていきたいものです。
どうしても、パソコン画面は、パーソナルな部分になります。
それを、くるっと回して、対面するお客様に見せたとしても、双方見にくいのは変わりありません。
壁に投影すると、話す方も聞く方も、同じ目線になります。
これは、お互い同じものを共有している、つまり「同じ釜の飯を食べた間柄」を擬似的に体験することができます。
プロジェクターはぜひ用意しましょう。
ホワイトボード
ホワイトボードについては、いる方といらない方がいらっしゃいます。
でも、私は、ホワイトボード、または黒板に板書するセミナーをおすすめしています。
今は、パワーポイント一択の時代です。
この昭和の香りがするのは、どうも……。
気持ちはわかります。
でも、聞く立場にたつと、パワーポイントより板書の方が、頭に入る情報がいい具合に整理されて、入っていくのです。
話し手が板書している時間、それを書き写す時間。
実は、今まで話しを聞いてきたことを、一旦整理する時間になっているのです。
板書して書く→知識の反芻タイム。
板書の字を指しながらトーク→反芻した知識の定着タイム。
人が文字を書く速さは、頭で理解するのにちょうどいいのです。
ぜひ、聞き手がしっかりと持ち帰るセミナーをしたいという方は、自分なりの板書テクニックを作っておきましょう。
ちなみに、タブレットにペンで書くケースもありです。
ただ、字体が崩れやすくなるのが難点です。
できれば、聞き手の視線を、いろいろと動かせて、身体を固まらせないためにも、やはり、板書がいいでしょう。
質疑応答用のメモ
セミナーや相談会のあと、聞き手からの質問タイムが設定されているケースがほとんどです。
このとき、発表する資料ばかりに気が取られてしまい、手書きメモを用意するのを忘れがちになります。
私は、A4コピー用紙、またはミドリのA4変形薄型ノートとシャープペンを用意しています。
ボールペンでも、これは、お好きなものをセレクトしていただければと。
意外と忘れがちなので、お気をつけて。
マイクはいらない、話す人はマスクはない方がいい
これは、話し手の声質や、話す環境によるので、一概にいい悪いはいいきれません。
でも、私の場合は、マイクなしの方がよさそうです。
これは、さきほどの板書の話しと同じですが、機械を通した映像と音は、人の頭に、案外定着しないのです。
もちろん、大ホールで何百人を相手に、話す場合はマイク一択です。
でも、部屋がせまかったり、音響がよくないところで話す場合、スピーカーを通すと音響が乱れ、何を話しているのか、追うことに必死になってしまいます。
このように、聞き手のことを考えると、滑舌よくして、発声をトレーニングしたのち、マイク無しで話すのが1番いいと結論を出しました。
とはいえ、わたしたちは、ボイストレーナーについてトレーンングするわけでもありません。
ここは、臨機応変でマイク有り無しを判断しましょう。
ただ、無条件でマイクを使う前に、一度会場の音響をチェックするといったことはいたしましょう。
ガジェットよりロケーションは大事
今回、1on1による相談会を、三鷹にあるコワーキングスペースBreathさんで実施しました。
ここは、オーナーの本多さんとは、Notionサポーターを通じて知り合うことができました。
Special Thanks、田村さん!!
おかげで、私が主催する相談会の機会を、このように提供してくださっています。
今回、利用させていただいたのですが、なんとも使い勝手がよかったのです。
一体、どこに居心地がいいと思うポイントがあるのか。
そこを洗い出してみました。
質のいいWi-Fi
これは、どこのコワーキングスペースでも、良質のWi-Fiが完備されています。
良質とは、早いのはもちろん、セキュリティ面もきちんと整備されているという点です。
参加人数によって、距離感が変わる
人数によって、開催するロケーションは変化させておきましょう。
私の感覚だと、
- 1on1
- 4〜6人
- 10人
- それ以上は、ほぼ同じ(部屋の収容人数で決定)
の4種類のパターンがあるようです。
今回のコワーキングスペースBreathさんは、1on1から4人までのセミナーや相談会には1番適しています。
それ以上は、私は地元の施設を愛用しています。
ここなら、マイク無しで十分お話しができます。
よく、温泉施設やスパ・サウナに併設されているコワーキングスペースも充実してきています。
色々と開拓しておきたいですね。
椅子?それともお座敷?
1番少員数で行う場合、実は居酒屋の掘りごたつが1番しっくりくるのではと、最近思い始めています。
Breathさんの小上がりですが、クッションが高く、固めにできているので、正座することなく、腰をムリにさせることなく、楽に座ることができます。
この座る環境はとても重要です。
話をしている間は、ずっと、座り続けているわけで、できれば、負荷をかけない環境が1番です。
椅子も良さげですが、実は腰に負荷をかけて、肩クビにも影響を与えています。
全員がゲーミングチェアに座れるわけではありませんから、話す時間をコントロールして、身体を動かせるようにするといいようです。
プロジェクターとホワイトボードが両立している!
このBreathさんで1番気に入ったのが、プロジェクターとホワイトボードの両立ができるという点です。
話す大筋は、プロジェクターでパワーポイントを映し出しながら、細かい論点をホワイトボードに書きながら話すことができるので、話し手のアウトプットが心地よくできます。
さきほどの、地元施設の会議室だと、どちらかを諦めないといけません。
ホワイトボードの板書をとるなら、プロジェクターは壁に映し出すのですが、どうもピンボケしてしまいます。
プロジェクターの置き場所も難しいですね。
でも、Breathさんは、そのことをあまり考える必要がなく、思い立ったときにホワイトボードが書けることで、助かっています。
まずは、聞き手の環境を第一に。
セミナーや相談会など、対面でのイベントを開催する場合、聞き手の環境を優先して、次に話し手のアウトプットのしやすさを考えていきます。
イベントの1番の目的は、話し手の自己満足ではありません。
聞き手が、何か一つでも持ち帰っていただくことです。
イベント主催する側として、日頃からのロケーション開拓は、続けておこうと思います。
そして、ロケーションと同じように、提供するコンテンツも徹底的に作っていくことも忘れずに!!
場所と内容は、両輪ですから。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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