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自分にあった税理士の探し方

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事業を始めるのは、ある意味簡単にできます。

でも、ある程度成長してくると、税務の専門家を探す必要が出てきます。

そのようなとき、専門家とどうやって出会えればいいのでしょうか。

このブログ読者の方は、ITやDXに理解されている方が多いかと思います。

一般的な税理士の探し方ではなく、自分の仕事スタイルにあった専門家と出会う方法を見繕ってみました。

探しものをする白鳥

目次

意外と出会いがないお金の専門家

私は、開業したら、自分で経理をすることをオススメしています。

理由は簡単です。

その後事業を継続するには、経営者自身が数字をチェックできるようにするためです。

走り出した時は、それほど取引の数も多くありません。

ちょっとしたコツや、正しいやり方を知ることで、自分でできる十分な量なのです。

最初から、専門家に丸投げするのもありですが、それでは、いつまで立っても、専門家に頼った経営しかできません。

始めは自分で経理するからこそ、税法を理解するようになるし、決算書をみただけで、自分の資金状況や未来の投資について、判断ができるようになるのです。

とはいえ、ある程度事業が軌道にのって、取引数が増えてきたら、専門家の目を入れるようにしたいものです。

この段階で、税理士を探すようになるのですが、なかなか出会える機会もありません。

地元の交流会にいって、そこで出会った専門家にお願いすることになるケースが多いのですが、必ずしも、自分の仕事のスタンスに合わない場合がほとんどなのです。

せっかく、自分で経理周りを含め、IT・DX化を果たしたのに、紙でないとだめな税理士によって、このDX化を崩さないといけなかったりするのは、絶対に避けたいものです。

そういう意味で、税理士先生を選ぶための情報は少ないし、チャンスもないのが現状なのです。

記帳指導のやり方で、税理士タイプを見極める

では、実際にお金の専門家である税理士には、どのようなタイプがあるのでしょうか。

顧問料の金額によって、提供されるサービスは変わっていきます。

ただ、ベースとなる会計ソフトや経理のやり方を、どのように勧めてくるかによって、だいたいのカテゴリー分けができるのです。

  1. 会計事務所専門システムを導入している事務所で、お客さんにもそのシステムを使用することを求めている。
  2. ある程度、お客さんの経理環境を優遇している。
  3. ペーパーレス化が当たり前で、超進んでいる。
  4. 逆に、紙の伝票や帳票を記帳するよう指導する。

おおまかに、この4つに分けられます。

残念ながら、このタイプは、外側だけでは全くわかりません。
(1.については、看板に明記されているケースもあり)

実際に契約して、記帳指導を受けてみないとわからないのです。

まだ、自分自身が、経理を知らずにいる場合、どんな税理士先生にお願いしても、特に問題はないと思います。

しかし、このブログ読者のように、IT・DXリテラシーの高い経営者・個人事業主の場合、下手したら、紙ベースの会計事務所に当たってしまう確率が高いのです。

もし、そうなってしまったら、自分の仕事効率が下がるだけではなく、「税理士先生が苦手」となっていきます。

せっかくの専門家との関係で、よくないことがあると、それだけでもストレスが生じてしまいます。

そして、仕事のエネルギーが吸い取られてしまうため、せっかくの数字に対しても、ますます丸投げになっていってしまうのです。

せっかく、決算書が読めるようになったのに、非常にもったいないです。

税理士に丸投げではなく、うまく専門家を利用したいものです。

また、うまく利用している経営者こそ、事業の継続を実現させている割合が高いように思えます。

タイプ別税理士の探し方

まずは、自分に合った税理士は、どのような場所で出会えるのでしょうか。

タイプ別に、生息しているところをリストアップしてみました。

利用している会計ソフトが定まっている場合

実は、会計ソフト会社は、税理士紹介システムをもっています。

特に、freeeでは、税理士パッケージも売り出しているくらいです。

もし、自分が利用している会計ソフトがあるのであれば、そのサイトから選択することができます。

freee税理士紹介サービス

マネーフォワード税理士紹介サイト

このように、条件を設定して、いくつか候補をあげ、税理士先生自身のコメントなどを読んで、直感で「あ、この人!」と選べば、あまり外れることはないです。

あまり、税理士から指図されたくない場合

税理士など、専門家は非常に細かく指摘してきます。

そういう生き物だと思って、諦めるしかありません。

この場合、価値観が近い人を選べるようにしておきたいものです。

お付き合いは数年以上に渡ります。

ぜひ、嫌いにならない方と縁があるといいなと思います。

この場合、税理士先生の思いや考えを発信している方を選択することをオススメします。

フィーリングが合っている人を探したいのであれば、「X(旧Twitter)」

考えにリスペクトできる人を探したいのであれば、「ブログ」「書籍」

このように、発信を続けている税理士先生は、少数派です。

日頃から、発信をフォローしておきましょう。

心得のある先生は、You Tubeチャンネルを持っていることも多いです。

自分軸が明確な発信をされているかどうかが大切です。

税法や、マニュアル的なテーマしか解説しないなら、昔ながらの税理士業をされているケースもあります。

気になる方がいらっしゃれば、ぜひアポイントとってお会いしてみるといいかもしれません。

まったくもって経理はノープラン。言われたことをやる場合。

この場合、非常に探しやすいです。

業界的に、このパターンが一番多いからです。

地域の税理士会支部に行くと、税理士紹介をやってくれる窓口があります。

日本税理士会サイトより

地域を絞って、自分がいる場所から一番近い事務所を探すといいでしょう。

また、そこで検索したら、会計事務所HPを必ずチェックしておきます。

代表である税理士先生のコメント、顔写真をチェックしましょう。

そこで、なにか違うなと思ったら、別の方を探せばいいだけです。

この最初の印象は、案外当たっているものです。

そして、一度は面談してもらって、コミュニケーションを取っておきましょう。

できれば避けたい、「知人の紹介」

これからお世話になる税理士を探すとき、よくあるのが「知人の紹介」です。

私の経験からすると、これはできたら、避けておきたい探し方なのです。

お客さんサイドから見ても、会計事務所サイドから見ても、両方知っているからこそ、ここははっきりと言えます。

理由は簡単です。

「知人」の経理リテラシー、ITリテラシーは、必ずと言っていいほど、自分とは異なっているからです。

知り合いにとっていいかもしれませんが、その知り合いのことは、誰も知らないわけです。

その人がいいと思っていても、自分と合っていることは、まずないと思っておくといいでしょう。

また、会計事務所サイドからみても、売上が増えるので表面上は喜びますが、紹介元のお客さんの質によって、先入観が生まれてしまいます。

まっさらな関係ではなく、紹介元の影響を受ける点で、不利になることもあったりします。

まずは、自分のスタンスをどうしたいか、明確に。

このように、ただ税理士を探すだけでも、これだけ探し場所が違っていることがわかります。

自分のスタンスを明確にしないまま、税理士を選ぶと、「ああ、違ったかも」という可能性が高くなっていきます。

税理士選びは、自分のスタンス探しでもあります。

ぜひ、素敵な出会いが生まれるよう、自分をよく理解しておきましょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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