地元の図書館で、国立国会図書館の蔵書を見ることができるって、ご存知でしょうか。
今回、とある本を借りるために、市内に居ながら、国立国会図書館の蔵書を閲覧した事例をご紹介いたします。
Amazonで買おうとしたら、思いの外高かった本
とあることをChatGPTに聞いてみたら、とある文献を紹介されました。
いざAmazonで購入しようとしたら、3,000円以上もする本だったのです。
他に紹介された文献を全部合わせたら、合計1万円に届く勢い。
1,000円代なら、躊躇なく購入していました。
別にお金がないわけではないのですが、ここで勢いを失ってしまったのです。
ずっと自宅に蔵書するなら、買っていたでしょう。
ただ、買ってハズレかもしれないと思うと、また古本に出す手間が面倒に感じたわけで。
「図書館で借りてみるか」
ということで、地元の図書館に借りにいきました。
去年発行された本です。おそらくあるだろうと思いつつ、なければリクエストすればいいわけです。
さて、図書館の蔵書検索端末に入り、調べました。
一冊は、市外の図書館にあることがわかったのですが、もう一冊がどこの図書館にもありません。
どうやら、県立図書館にもないのです。
「そんなことってある?」とつぶやきながら、図書館の受付にリクエストを出しにいきました。
そして、数日して、私の携帯に電話がかかってきました。
(電話を使った仕事をしていないので、気づいたのが翌日……、すみません)
「申し訳ありません。こちらの書籍はリクエストを受けておりません。国立国会図書館にあるようなので、そちらからの取り寄せになります」
「その際、送料は閲覧される方に負担していただくことになりますが、それでも閲覧を希望されますか?」
なぜ、リクエストを受けてくれないのか、謎だったのですが、Amazonで3,000円以上かかることを思えば、600円は安いかなと思い、お願いしました。
すぐには、図書館に行けず、やっぱりAmazonで買って古本に出せばよかったかなと思いつつ、連絡を受けてから1週間後に、図書館へ伺いました。
実際に借りてみた
さて、実際に借りてみたのですが、結構手続きが難解だったようで、職員の方が総出で対応してくださいました。
送料600円の領収書を作るのに、時間が10分経過……。
よほど、レアケースだったようです。
館内放送で「国会図書館からの貸し出しをされる、鈴木さま。準備ができましたので、受付に起こしください」と流れました。
これを恥ずかしいと思うか、満足と思うか、人それぞれです。
そして、600円を支払い、領収書をもらいます。
今回は、国立国会図書館と、県内だけど市外の図書館から1冊ずつお借りしました。
つまり、両方とも市内の図書館になかったのです。
市外の図書館と、相互協力して蔵書を融通しています。
ものものしいビニールケースに本が一冊入れられています。
どうやら、県内の本は、そのまま貸し出しできました。
そして、国立国会図書館から地元図書館に宅急便で送られてきた本がこちら。
本の本体にもビニールカバーがされています。
そして、この国会図書館から送られた本は、館外に持ち出すことができません。
本を読む場所が、図書館内に限られるという点です。
この本を読破するには、図書館に通わないといけないので、不自由さが気になりました。
しかし、環境が制限されると、不思議と俄然やる気がでてきます。
館内での読書に集中できる利点があります。粗方本の概略を抑えるには、十分な時間でした。
「アイディアをまとめる」に有効な図書館
いつも、本を読むときは、パソコンかタブレットを立ち上げて、メモをしていきます。
しかし、館内ではパソコンが禁じられています。
ということで、この布陣で読書に立ち向かいました。
そう、アナログです。
ひさびさに、アナログ読書をやったのですが、思いのほか、大きな収穫がありました。
ノートに描きながらの本読みの効果
ここでしか読めないとなると、ものすごい集中力が発揮します。
ノートに一気に読んだことを、描いて(文章で書くより絵を描く感じ)みると、そこから新たな発想がどんどんと湧いてきたのです。
湧いてきたというより、今まで中に詰まっていたものが、スムーズにアウトプットできたという感触です。
おかげで、新しいメニューの構想が生まれてきてくれました。
(待っていたぞ)
図書館という環境での集中しやすさ
図書館は静かです。
そして、周囲は、本に囲まれています。
これだけ、紙がたくさんあると、音の響きも変わって神経が研ぎ澄まされるように感じます。
実は、これ、なかなか得られなかった環境だったことに気づきました。
カフェは、雑踏とコーヒーの香りでスイッチが入りますが、作業に向いているけど考え事には向きませんでした。
もちろん、ファミレスもいいのですが、食事の香りがしてくるので、実は気が散ってしまうという欠点がありました。
でも、図書館は、完璧な環境だったのです。
これには、驚きを隠せず、また、週に1回は図書館にきて、思考作業しようと思ったほどです。
つい、見栄を張ってかっこいい本を眺めてみたりする
前から気にはなっていたけど、なかなか買うまでにいかなかった本を、簡単に見ることができます。
そして、こんな感じでテンションをUPさせてみたりします。
ノートとペンと一緒に並べると、ある種の「映え」があります。
これだけでも、心の充実感は満たされるので、自己肯定感が爆上がりです。
これが一番の効果かもしれません。
都内にいかなくても600円で知的好奇心が満たされる
家で、いつもの環境で、この本を手にしていたら、もしかしたら、ここまで深く集中して読めていたかどうか、わかりません。
たった600円で、制限された環境で、深読みできると思うと、超お得ではないでしょうか。
地元の図書館で、「国立国会図書館の蔵書閲覧」「集中しての読書」「アイディアをまとめる」と、通常の3倍の楽しみ方をご紹介しました。
ちなみに、なぜ、去年発行された本なのに、どこの図書館にも購入されなかったのかという点です。
- 各図書館ごとに、購入基準というものがある。
- ある特定の団体の本は、公平性を保てないという判断で買わないことも。
- そもそも論で、予算の問題もあったりする……。
600円もお支払いしたので、事情をお聞かせ願いませんかと伺ったら、このような答えが返ってきました。
さて、いい頃合いになったので、帰ることに。
あ、追加料金が……。
いつもは、サラッと借りて帰るだけなので、駐車料金がかからず出庫できたのに、今回は料金が200円かかってしまいました。
合計で800円です。
うーん、ちょっと話が違うような……。
次回は、散歩を兼ねて歩いていくことにします。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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