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子育てクライシス、乳幼児の育児中に起こる本当の怖さ

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小さいこどもを育てていると、いろんなことが起こります。

すべてが想定外なので、対策しようもありません。

今日は、子育ての大変さではなく、子育て中の仕事への影響について、整理しておこうと思います。

 

目次

イクメン(女)教師による弊害

 

私は、一人目の育児休業から明けたとき、幼稚園の体育教師の仕事をしていました。

はい、体操のお姉さんです。

初めての乳幼児を育てながら、復帰時に初めての部署で、何から何まで慣れなくて、大変でした。

通勤時間も長く、今思うと、無理ゲーな状態だったのです。

 

もちろん、こどもはよく熱も出します。ついでに、朝の始業時間に間に合わず、よく駅からタクシーで通勤していました。それでも間に合わず、急遽カリキュラムを変更してもらったりしていました。

当時の上司である園長にも苦言を言われます。

「実家に頼ったらどうなの」

いやいや、実家は事情あって頼れないし、片方の実家は遠方だし、それもこれも無理ゲーだよ。無理と言ったのに、変な人事異動したのはそっちでしょ。と喉から出そうになったものです。

当時は、乳幼児を抱えてフルタイムで働く女性は、ほとんどいませんでした。

同僚はすべて、独身女性。幼稚園の先生でしたから、園児の前ではマリア様でした。しかし、事務所に戻れば、それはそれは・・・。

 

しかし、それでも私は絶対に負けませんでした。

ここで、遠慮して仕事をやめたら、頑張っている我が子に対しても申し訳ないのと、ただ自分たちが楽になると思っていた独身女性の、当てが外れたことによる嫌がらせに応じる必要がないからです。

 

楽したい人のために、私がやめるのはおかしくないか?

 

ひたすら、耐えて耐えて耐えまくった記憶しか残っていませんでした。

 

そんな私にも、応援してくれる父兄がいたのが、何よりも励みになっていました。

傍から見たら、育児経験のある母たちに同情されていたのかもしれません。

 

本当の恐ろしさは実力不足が露呈すること

 

子育てしながらの、本当の恐ろしさは、自分の子どものことではなく、自分の仕事ができなくなる、ということです。

私の悲劇は、休業明けに慣れない仕事に復帰するはめになったことです。

仕事に専念できる場合、ここは無理もできて、頑張って仕事を覚え、一日でも早く独り立ちすることができます。

 

しかし、育児と仕事を両立する場合、慣れない知らない仕事をいきなり、効率化を求めなくてはならなくため、なかなか、成果が上がらない現象が起こるのです。

ここで、仕事と育児の破綻がきてしまうのです。

 

 

実は、娘がその弊害を受けました。

学校の男性教員が、乳幼児のイクメンパパで、若いため経験もありませんでした。指導の過ちに気づかず、その結果、娘が学校で大怪我したのです。

それにも関わらず、その後の対応もできず、娘は怪我を抱えながら耐えて学校から帰ってきたのです。

その後、しばらく後遺症が残ってしまいました。その後、解消されましたが、当時はしばらく学校も通えない状況でした。

 

それも、学年変わっても、別の男性教員から、別の被害を受けたのです。

その先生も、乳幼児のイクメン先生でした。

 

何があったのか。それはいずれ語ろうと思いますが、

私が思ったのは、あのときの自分と同じ状況だけど、男性の場合、余計に傷を広げてしまう傾向があるということでした。

 

もし、経験があって実力があれば、両立による弊害は最小限に抑えられます。

しかし、自分の実力をよく理解していない場合、仕事に穴ができても気づかないのです。

女性の場合、自分の仕事ができないことを嫌でも自覚する機会があります。しかし、男性の場合、特に自分ができていると思い込んでいる先生は、失敗してもわからず、余計事態をひどくしてしまっているように見えたのです。

 

 

子育てクライシスの乗り越え方

 

幸い、今の時代は、育児と仕事の両立に社会制度が整いつつあります。

男性の育児休業取得がしやすいように、育児・介護休業法の改正がなされました。

 

しかし、休めるからといって、この子育て時の仕事の崩壊が免れるとは思えません。

 

子どもが小さいときは、不慣れな部署や業務になるべく逃れられることしかないと思います。

どう対処しても、自分自身の実力が足りていなければ、必ず想定外の事件が起こるからです。

周囲の同僚や上司が助けるのが必須ですが、絶対といっていいほど、当てにできません。悲劇を生みます。

 

私は、一番苦しい時期に、サラリーマンとして働いており、組織の決定に従うしかありませんでした。

 

もし、自由に労働時間をコントロールできる仕事だったら、

もし、自分の仕事に実力または実績があったら、

 

この「子育てクライシス」を避けることができたかもしれません。

 

育児と仕事の両立に悩まれている方が、自分主体で働ける環境に恵まれるよう、ひたすら願っています。

 

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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