ツールはファッションではありません。あくまで道具です。
「なんか、Notionってイケてるらしいよ」と、なまじ手を出すと、とんでもないことが起こります。
ここは、一旦立ち止まって、自分たちがいる環境をよく分析しておきましょう。
Notionが向かない場所とは
Notionは、パソコンの中で、好きなように仕事ができる仕組みを自分で構築できるツールです。
自分一人なら、自分でNotionのページを運用していけばいいのですが、組織となると、なかなか難しいものがあります。
組織の場合、人が複数人いて、運用をチェックする体制がないと、システムとして機能できなくなります。
私がこの数年、見てきて思ったのは、Notionが根付く根付かないに、傾向があるのではないかと思うのです。
Notionが根付かない環境には、次のパターンがみられました。
- システム全体を見渡せる役割の人が、ころころと変わる。
- タスクが多すぎて、めんどくさくなって辞めてしまう。
- 仕事の結果を肌感覚で感じる職場
- 定形の仕事で、変化を求めない職場
- ITやDXを必要としないところ
この条件がすべて揃っている環境が、ひとつあります。
それが、じつは「PTA」なのです。
役員の任期が1年で構成員がコロコロ変わる。
仕事が多くて整理できない。
結果は、役員の仲間意識で反省はあまりしない。
前例を重んじる。
すべて紙を印刷したもので、伝達する。
このような環境は、なかなか自分で好きなように新しいことを取り入れるのが、難しいのです。
(PTAによっては、ITが根付いているところもあります)
型を守る人と破る人
また、その集団にいる人のパターンも、Notionの向き不向きがあるように思えます。
どっちがいい悪いではありません。いろんなパターンがあって、それぞれの強みがあるのです。
たくさんあるパターンのうち、大きく2つに分かれるのではないでしょうか。
- どんどん、新しいことに形を変えて、現状に合わせていく人。
- 逆に、いままでのやり方やルーティンを守って、現状を方法に合わせていく人。
つまり、今までのものを壊して新しいものに作り変える人と、伝統を守る人の2パターンです。
これを、環境と人を縦軸横軸にすると、傾向分析に使えると気づいたのです。
① 型を破る・メンテナンス力あり | ② 伝統を守る・メンテナンス力あり |
③ 肩を破る・メンテナンス力なし | ④ 伝統を守る・メンテナンス力なし |
この4つの箱に、どれに該当するか、チェックしてみるとおもしろいと思います。
Notionが根付く環境は、①です。
そして、一番Notionが根付かない環境が、④ではないかと。
自分がいる環境、そして、自分自身がどのパターンなのか、チェックしてみましょう。
そうすれば、逆に、Notionを根付かせるために、何をすべきか見えてくるはずです。
どちらがいい悪いはありません
この①から④。どれがいい、悪いはありません。
どれも、その場で求められる環境であり、人なのです。
私個人は、思いっきり①です。
決められたルールが合わない、おかしいと思えば、すぐに改善したがります。そして、Notionのお守りをずっとやってきました。
でも、④の世界があるからこそ、伝統技術が継承されていくのです。これは、ひとつの文化として、守るべきものではないでしょうか。
でも、もし、外的要因で変化を求められているなら、①に近づけるよう、努力する必要があります。
もともとの自分たちが、どのパターンなのか知ることから始めましょう。
もしかしたら、無理にNotionを導入しない方がいい場合もあります。
逆に、無理やりでもNotionを導入して①を目指す必要があるかもしれません。
その場合は、自分たちに必要なことを、洗い出しておくことで、変化することができるかもしれません。
皆さんのいる環境は、どうでしょうか。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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