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個人事業主から会社にしたときに立ちはだかるもの

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「お天道様がみているよ」

隠れていたずらをすると、親からこう怒られたこと、ありませんか。

これは、子供だけではなく、大人にも、もちろん会社経営にも言えるものです。

きちんと、手順を踏んで前に進まないと、後から大変な思いをします。

沖縄の海と空

目次

個人事業主と会社(法人)で大きく違うこと

それは、運転資金が、自分のものなのか、会社という他人のものかの違いです。

個人事業主の方には、運転資金と生活費を分けて管理していただくようお伝えしていますが、やはり、大枠の中では、その方の資金にすぎません。

また、生活の中で仕事をしているので、経理を明確に分けられないこともあります。

よくあるのが、水道光熱費や通信費でしょう。
自宅で仕事をしているとき、エアコンつけていたり、自宅のWi-Fiでオンライン打ち合わせをしたりします。

このようなときは、「家事按分」といって、一定の割合で経費と家事費に按分する方法をとります。

厳密に分けられないので、正しい数字とは言えません。
このようなほんわかした分け方で、経費を確定するのが、個人事業主の経理になります。

逆に、会社(法人)は、別人格を持った他人です。

この個人事業主のノリで、会社経理をしてしまうと、不正経理の元になってしまいます。

会社(法人)での経理は、厳密に私用と業務に分けなければなりません。

いくら代表者だからといって、会社の通帳から勝手に現金を引き出してしまえば、他人のものを勝手にとったことになるからです。

設立1期から3期までが勝負

私が会計事務所に勤務していたとき、個人事業主から会社(法人)になるお客様には、最初の記帳指導を厳しくさせていただいていました。

個人事業主のやり方は忘れていただき、新しい経理を1から覚えていただくのです。

できなくて、失敗しても、大丈夫。ひとつずつできるまで、根気強く教えて差し上げていきます。

このトライアンドエラーを設立3期まで続けると、どのような方でも、会社経理に慣れていかれます。

 

同じひとり仕事だとしても、個人事業主と会社では、経理の意味が変わってきます。

この最初の3期までが勝負です。それ以降経理のクセを直すのは難しくなってしまいます。

設立して10年経過した会社の場合は、正しい経理に戻すのはほぼ不可能だと思うのです。

法人経理について理解しよう

個人事業主から会社に登記(法人成り)したら、経理も一新していきましょう。

  • 設立法人用の通帳
  • 法人名義のカード
  • 個人事業主時代の事業用通帳には、法人の売上や経費を入れない。
  • なんとなくの経理から、他人のお金をお預かりして経理する姿勢を持つ。
  • 法人名義の通帳から引き落としされるものは、すべて法人名義にしましょう。
  • 事業用車両は、法人名義に変更するのと同時に、個人から会社へ譲渡しましょう。
  • もちろん、それに付随する経費も、法人へ。自動車保険も法人契約にしましょう。
  • ついでに引き落とし口座も、法人の通帳から。
  • 法人の通帳から支払われるものに、家事費を一切まぜないように。

など。

法人成りしたときは、新たなスタートで気持ちも前向きです。

末永く、安心して会社のお金を守り続けるために、会社には誠意を持って、丁寧に経理を積み重ねましょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
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今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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