心のブロックは、無理に外す必要はありません。
なぜなら、その心は、まだ卵の中の雛と同じだからです。
※大切なものほど、枠の中にしまわれているの図 by iPhone 12 mini
ブロックがかかっているのには訳がある
頭ではわかっているけど、どうしても受け入れられないことがあります。
例えば、お洋服を購入するとき。
一目惚れして、試着までして、ものすごく似合っているワンピースがあったとします。
サイズが合わなければ諦めるのに、なぜかジャストサイズです。
トドメに、店員さんに「物凄くお似合いです!」とハイテンションでクロージングにかかります。
予算もあるし、なんの問題もないはずなのに、なぜか「我慢」する自分がいます。
「どうする?買う?辞めるか?辞めないといけないか」
という無駄な葛藤が始まります。
この葛藤が、心のブロックなのです。
もし、間違えた買い物であれば、このブロックは正しい反応となるのですが、
どうみても、より良い自分になるのがわかっているのに、ダメ出しをしてしまうのは、理解に苦しみます。
しかし、これにはれきっとした理由があります。
変化を伴う改善は、失敗した時のダメージが大きすぎるのです。
もし、勢いでワンピースを買ったら、今までの自分を知っている人たちにどのように見えてしまうのだろうか。
もし、このワンピースを買ったことで、別のいいものに出会ったとき、予算がなくなって買えなくなってしまうのではなかろうか。
正直、どうでもいい悩みでもあります。
しかし、なぜか、「購入する」という行為に強力なストップをかけてくる何かがあるのです。
今までそのワンピースがなくても、十分生きてきたので、わざわざリスクを犯して変わる必要がないのです。
成長のために、心のブロックを無理にはずす弊害
では、ストップをかけようとする心に、強引にねじ伏せて服を購入したとします。
どのような結果になるのでしょうか。
猛烈な後悔の念の波に飲まれてしまいます。
買ったあとの楽しみが半減してしまいます。
これにも、ちゃんと理由があります。
まだ、そのワンピースを買う環境が整っていなかったのです。
そのワンピースをきて、出かけるためには、心からその服を着こなそうとする自分がいないと成り立ちません。
その心の準備ができないうちに買ってしまうと、何やら理由をつけて、このように、せっかくの買い物を残念な結果に終えてしまいます。
いい買い物のはずなのに、あえて失敗に誘導しているのです。
もし、成長のために、無理やり心のブロックを外すことをした場合、
まさに、丸腰で戦場の中に放り出された状態です。
このような状態では、自分の身を守ることに精一杯担ってしまいます。
せっかくの成長のチャンスを逃してしまうのです。
外界に出るために必要なこと
では、本当に心のブロックを外すことは、いけないことなのでしょうか。
私は、外すことがいけないのではなく、外し方に問題があると考えています。
人間十人十色という言葉があります。
一人ひとり、得意分野も苦手分野も違います。感性も違います。誰一人、同じ人がいないのです。
画一的に、心のブロックを外そうとしても、外れません。
その理由は、このブロックの外し方に、一人ひとり違うからです。
例えば、私が提供している「自分で経理ができるようにする」サービスの場合です。
正直、経理はできる人とできない人がいます。
これは、どっちがよくて、どっちが悪いということではありません。
新しいことを知るのに、苦手意識があると、どうしても身につかないだけの話なのです。
いきなりパソコンを操作することで、新しい知識に触れてワクワクするかもしれません。
逆に、決算書の読み方から覚えることで、簿記に興味を持つこともあります。
人によって、ワクワクポイントが違っており、それを見つけることが、お伝えする人の役割だと思うのです。
何事も、成長に痛みは伴います。
心のブロックという、今までの自分を枠付していたものを外すには、痛みが生じます。
いきなり、バリバリ剥がすののではなく、どの木枠から外したらいいのか、順番が見つけることができたら、よりブロックを外しやすくなるでしょう。
卵の孵化を焦らせると、まだ雛は成長していません。
時期がきたら、必ず卵の殻を破ってきます。それまで、しっかりと保温して、誕生の時期を予測することができれば、心のブロックを外すことができます。
痛いと思ったら、一旦立ち止まって、作戦を練り直しましょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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