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文字を書くことが好きで有れば、万年筆がオススメ

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※モーニングノートに使っているペンとインク
Pelikan Classic M200 デモンストレーター コニャックと同じくエーデルシュタイン タンザナイト

 

私は、文字を書くことで、頭の中を整えています。

 

これに気づいたのは、50歳過ぎてからの事故で右手を骨折した事がきっかけでした。

手紙を書くことは嫌いだったので、自分で文章を書くことが好きだったのは、意外でした。

 

私のように、手書きの文章を書くことが好きな方には、以下の通り、万年筆をおすすめします。

万年筆のおかげで、今の私がいると思っています。

 

 

目次

ペン先からのインクフローは思考が動く感覚に近い

 

事故の後、随分と混乱していました。

自分の何が良くないのか、なぜこうなったのか、これからどうしたらいいのか、お客さんの決算がどうなるのか。

 

自責の念に押し潰されて、入院中に夢まで出てきてしまう状況でしたので、
痛みと固定で、どうにもならない右手で文字を書きたい衝動に駆られて、家からA4ノートを持ってきてもらいました。

しかし、もちろん、文字が書けません。

 

事故後の落ち込み以上に、文字が書けないことに人生終わるかもしれない恐怖にかられ、

看護師さんに相談して、入院中に話を聞いてもらいたいとお願いして、臨床心理士の方を紹介していただいたほどでした。

 

生きるために、どうしても文字を書く事が、私に必要だったのです。

それから、文字が書けるようになったのは、事故後3ヶ月後でした。

今でも、その時のノートを持っています。左手で書くより酷い文字が並んでいます。

 

その時から、万年筆で書くようになりました。

 

理由は、握力が落ちたことで、ボールペンのペン先が安定しなかったからです。

しかし、万年筆は、ペン先の向きが安定し、インクフローが緩やかなので、筆圧が弱くても、楽に字が書けます。

 

それから、私は、毎朝万年筆とA4ノートを手に取ってから、1日を始めています。

 

ペン先からインクがスルスル出る感覚が、頭の中から一晩寝かした酒を樽から出しているようです。

文章を書く事が目的というよりは、このインクフローを味わう事が、私にとって、大切な時間となりました。

 

 

道具の手入れを通じてツールを大切にする心

 

 

 

万年筆は、手間がかかります。

インクの補充、ペン先の洗浄や調整、インクとの相性など。

色々気を遣うので、ある意味、非常に不便な道具です。

 

効率化を求めるガジェットと比較すれば、対極に位置する古めかしい道具と言えるでしょう。

 

私は、仕事には効率化を求めるくせに、それでも万年筆を使っています。

その理由は、道具のメンテナンスに大きな意味があるからです。

 

スポーツ選手、特にトップクラスの選手は、自分の道具を練習時間を削っても、入念に手入れをします。

クラシック音楽の世界でも、同じです。

特にバイオリニストのバイオリンに対する思いは、側から見て理解し難い感情を持っています。

 

私は、文豪でもないし、ただ文章書いて心を整えるだけの一般人ですが、

万年筆をクリーニングする時間が、とても好きです。

よって、道具を大事にする人たちの気持ちも、共感できます。

道具があるからこそ、パフォーマンスを上げるのであれば、その道具に感謝の気持ちが自然と湧くのは、

効率化を求めるガジェットに対しても、同じ事だと考えています。

 

IT関連のガジェットたちは、少ないアクションで働いてくれるので、使う人がメンテナンスする事ができません。

しかし、その時間を味わうために、万年筆のような不便なものを利用しているのかもしれません。

 

 

お気に入りの一本を見つける方法

 

あれこれ、さまよって、残ったものたち。

 

趣味にお金をかけられるのであれば、何十万とする万年筆を買うこともできますが、

私は、1万円から2万円のものから、選択するようにしました。

キリがありませんから。

 

以前使っていたのは、「AOURORA epsilonシリーズ」は、筆圧が強かった時に買ったものです。

怪我してからは、ペン先の反発が強過ぎて、使わなくなりました。

その代わりに活躍しているのが、

「パイロットキャップレス」「LAMY Safari」です。

インクは、ブルーブラックを使っていますが、ブランドによって色合いが全く異なります。

よって、ペンとインクはブランドを揃えて、気分によって変えています。

 

こうしていくと、インクを楽しむことを覚えます。

どうやら、その年限定のカラーがあることを知り、ラメ入りインクなどに手を出すようになりました。

もう、これは、ファンシーショップに並んでいる、ラメ入りインクペンをコンプリートする少女の心境です。

ラメ入りとなると、インクの入れ替え時が大変なので、ガラスペンであれば、気軽に楽しめることを知りました。

 

こうして、多岐に渡ってしまっていますが、これ以上増やさないように、収納を考えることで、ストッパーの役割を果たすことにしています。

これは、ペンを置く場所も決まるし、インク瓶もこれ以上増やすこともできない仕組みです。

無印良品 アクリルケース用・ベロア内箱仕切・大・リング小物用・グレー 約幅23.5×奥行15.5×高さ2.5

ちなみに、モーニングノート用のペンは、同じ無印良品アクリルケース用ベロア内箱仕切メガネ用を利用してます。

 

万年筆を購入する時は、絶対に予算を決めておくことをすすめします。

そして、材質の良し悪しは、値段にほぼ影響がないことも、お伝えします。

軸の構造は、ブランドによって個性がありますが、ペン先は、世界中で、ほんの数社が製造しており、
各ブランドは、そこから仕入れて軸をつけているのです。

自社で作成している場合もありますが、市場にはあまり出回っていません。

 

あと、筆記用具専門店で購入すれば、試し書きさせてもらえます。

 

私のように、自分で書き癖を知っていると、選ぶポイントがはっきりします。

手紙用なのか、税法試験用で大量に書くのか、私のように、毎日決まった文字数を書くのか、
出先で利用したいのか、ペンケースはどのようなものなのか、などなど。

 

お店の人に相談しながら、まずは一本出会ってみると、心なしか、心の背筋がスッと伸びる感覚を得ます。

 

もし、部屋の奥に、昔買った万年筆があれば、ペン先を水の中に一晩置いて、洗浄して利用してみてください。

体と心の思考が、一体する感覚があれば、きっと心の支えになって、自分に寄り添ってくれる一本になることでしょう。

 

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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