ビジネスとは、新しい価値を提供し、新しい未来に誘うことをいいます。
CMを見て「いいな」と思って、その製品を買う。
この「いいな」は、その人の明るい未来を約束されたときに呟く言葉です。
本来、ビジネスは、この人の心を動かす行為で、ひとりビジネスとは、それを一人で提供するのです。
ひとりビジネスを支えるコワーキングスペースにて。
１円でも売り上げたら、それはマネタイズです
自分の好きなことで、商売できて、生活することができたら……。
これほど憧れる人生はありません。
でも、どうやったら、そのような生活を手に入れることができるのでしょうか。
答えは、簡単です。
自分発のビジネスをすればいいのです。
でも、そのビジネスはどうやって始めたらいいのでしょうか。
実は、ここを難しく考える人が多いようです。もれなく、私もその一人でした。
本当のことを言うと、実は簡単にビジネスを成功させることは、ほぼ皆無です。
ビジネスを成功させるには、多くのチェックポイントをクリアできないと、お金の流れが生まれてこないのです。
砂浜で、砂山を作ったことがある人は、覚えていますか。
上から水をかけても、ただ吸い込まれるだけです。
でも、ほんの少し、山のてっぺんから裾野まで筋道を作ると、小さな川の流れが生まれます。
このように、ビジネスとは、人（組織）と自分とのお金の流れを作ることなのです。
そういう意味で、１円でも対価をいただけたのなら、マネタイズはできたことになります。
それがのちに、大きくなるきっかけになる１円なのです。
でも、１円稼いでも生活はできません。
おそらく、多くの人は、生活できるビジネスを望んでいるはず。
もちろん、私もそうです。生活できるまでの稼ぎを得られるには、どうしたらいいのでしょうか。
自分にしかできないビジネスモデルとは
ネットを覗くと、多くのビジネススクールの宣伝がでてきています。
もし、稼ぐことだけ考えていたら、とりあえずやり方を勉強し、そのとおりにやればうまくいくと思うかもしれません。
また、今一番反応がいい方法があって、そのやり方に沿ってネット営業をすれば、人は集まるかもしれません。
とある広告代理店の人が言っていた言葉で、自分が受けて嫌な気持ちになった営業方法は選択肢がない方がいい、というのがありました。
一番多く売れる方法があったとしても、それが自分に違和感を感じるのであれば、その方法は選択しなくてもいいのです。
なぜ、ビジネスをするのか。それも、一人でやるのはなぜなのか。
このきっかけを忘れて、形ばかり追いかけてしまうと、数字ばかり追いかけるようになります。
そして、少しでもうまくいかないと、別のやり方を模索するようになります。
でも、気をつけないと、悩みが自分ばかりになり、相手のことをわすれていきます。
ビジネスは、相手があって初めて成り立つものです。
相手に求められていないものを、一生懸命売ろうとしても、何一つマネタイズできません。
しかし、自分軸を忘れたら、自分がやるべきビジネスはできなくなります。
その自分軸をどこに向けて行けばいいのか、それを忘れると商売が成り立ちません。
このバランスを見つけたときが、自分オリジナルのビジネスモデルが誕生するのです。
実は、私は、この自分と社会とのバランスを、とあるデータでチェックしています。
それは、自社の貸借対照表です。
英語でBalanceSheet（バランスシート）というだけあって、自分と相手の強弱を数字にしたものになっています。
数字を大まかな図にすると下のようになります。
自由に使えるお金が多い場合、社会と自分とうまく融合できている状態です。
他人に返さないといけないお金が多い場合、社会と自分のバランスが崩れている状態です。
このように、数字で見ることで、なんとなく感じていたことに、しっかりと向かい合うことができるので、意外と有効な使い方ではないでしょうか。
こうして、自分軸を崩さず、社会に求められるものを見つける作業は、ずっと続きます。
心の均衡を崩さず、ビジネスをしていくようにすると、他の誰もがやっていないビジネスモデルに育ちます。
未来に向けて、売上になることを、着々と続けていくことが、ひとりビジネスで生き残っていく術なのです。
うまくいかないときの対処法
しかし、順風満帆でうまくいくケースは、ほとんどないです。
また、成功している人の失敗例と成功例は、ほとんど自分に当てはまりません。
どの方法がうまくいくかを探すのではなく、何を続けていてやりたい仕事をしているのかを見ると、意外と時間がかかっていることに気づいたりします。
でも、どうしても気分が落ち込むこともあります。
そのようなときは、私は自分を認めるようにしています。
人生で初めて、独立しているのです。自分だけのコンテンツでビジネスをしようとしています。
小さな子どもが、初めておうちのお手伝いができたのと同じことです。
ペットの犬が、初めて芸ができたのといっしょです。
このとき、大人は子どもや愛らしい犬に、思いっきり褒めて上げます。
それと同じです。自分の中にいる、小さな自分にちゃんと褒めてみましょう。
できたら、人に褒めてもらうのではなく、自分自身で自分を受け入れるようにします。
不思議と他人に慰められてしまうと、惨めな気持ちになります。
でも、自分で自分をメディケーションできたら、それは強みに変わります。
冷静な判断と分析は、その後にしましょう。
この繰り返しで生きていくのが、ビジネスであり、ひとりでやるのがひとりビジネスです。
ここまで来ると、人生の舵を自分で握れるようになります。大きな財をなすことができなくても、ひとつの幸せな生き方です。
＝編集後記＝
【昨日のできごと】
久しぶりに映画を観にいきました。トリリオンゲームです。
そのあとは、地元の満天の湯へ。整いました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
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