寒くなってくると、税金のことが気になります。
そう、確定申告がやってきます。
でも、どうしてもわかりません。そうなんです。
私たち、税金のことぜんぜんわからないのです。
知らないで申告したら、悲しい目にあった相談者
かつて、こんな相談を受けたことがあります。
「住宅ローン控除をするために、自分で申告したんだけど、申告書のチェックする場所を間違えてしまい、不利になってしまった。なんとかならないか。」
でした。
当時の記憶も曖昧なので、詳しくどのような間違いをしたのか、覚えていません。
しかし、今でもはっきり覚えているのが、税務署の職員から、「駄目です」の一言です。
一緒に税務署に行ってくれないかと頼まれたので、地域貢献せよと上司の命令により、私が付添しました。
玉砕した相談者の方の背中を、いまでもはっきり覚えています。
一度選択を間違えただけなのに、許されないこの不条理。
お金になりませんでしたが、税金の不条理を勉強したと思っています。
税金の仕組みがややこしいわけ
専門家である税理士でさえ、油断すると間違える申告。
なぜ、税金の仕組みがこうも、難しくなっているのでしょうか。
諸説がありますが、「公平」「お国の事情」+「昔からの取り立て文化と戦後の民主主義のせめぎ合い」で、複雑になっているように思えます。
租税の歴史を見てみると、おもしろいです。
年貢の時代から、続いている「納税」に、私たちの主義主張は、入るスキがありません。
故に、私たちが難しいと思ってしまう所以です。
単純明快な税法なら、誰もが確定申告をすることができます。
しかし、様々な思惑や事情を含めているため、納税者の勘違いや失敗を受け入れる余裕がありません。ますます、税金を理解しようと思う気力が失せてしまいます。
大事なのは、わからない先をどうするか
問題は、この現実をどう受け止めるかでしょう。
腹を立てて、怒るのもよし。賢く勉強して、自衛力を高めるのもよし。
人それぞれです。
ただ、このルールに従うことは決められています。そして、その中で仕事を続けているのです。
こうなったら、自分なりの生き方を決めておくといいかと思います。
「私たち税金のことぜんぜんわかりません」と、声を高く上げるのは、悪いことではありません。
健康診断で、初めて体の不調をみつけ、専門家である医師に治療していただくのと同じです。
わかろうとする姿勢が、未来の自分を救うかもしれません。
わからないから、そのままにする。
わからないから、なんとかする。
みなさんなら、どちらの道を進みますか。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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