※ 校舎からの景色 青春の1ページ
感染対策された甲子園球場
毎年、夏になると甲子園球場からの中継が風物詩となっていました。
昨年は、新型コロナウィルスの流行により、中止になりました。
私は、特に高校野球が好き、ということではないのですが、すべての学生さんが我慢を強いられた象徴として、この高校野球の中止というニュースは、心が傷んだのでした。
今年は、無観客で開催されましたが、いつもと違う空気が漂う開会式を見て、試合ができる喜びと、感染対策で閉塞感が入り混じっていました。
次々に中止される学校行事
娘の修学旅行が5月実施から9月に延長され、ついさきほど、中止の連絡がありました。
昨年も泊りがけの行事が中止になり、彼女の中学時代は、友だちとの泊りがけで時間を過ごす経験を得ることができませんでした。
運動会も規模縮小され、もしかしたら、なくなるかもしれません。
校長先生は、なんとか子供たちの時間、体験を守りたい一心で、涙目になりながらお話してくださいますが、無情にも、どんどん機会を奪われていってしまっています。
そんな中、バリバリに感染対策を講じながら、娘の発表会が執り行われます。
正直、開催することは不可能と思っていました。いまでも、そうとう無理をしており、各お母様方の考え方も違って、取りまとめるのに、本当に苦労しています。しまいに、本番前になって、先生方も例年と違う発表会に、緊張感がただならぬ状況にきています。
それでも、本番はやってくるのです。
命を守るか、青春を守るかの選択
子どもの安全を考慮し、発表会を実施しないという選択は、私は正しいと思います。
しかし、発表会に向けて頑張る子どもたちの姿は、とても尊いもので、厳しい感染対策にも文句言わずに、したがっているのです。
それは、自分たちの時間を必死に守っているようにも見えます。
となると、大人はそれを支えていくしかないか、とも思ったりするのです。
命の安全を取るか、青春をとるか。
これは、経営判断する経営者も同じだと思いました。
すでにある事業を守るか、新規事業に舵を切るか。
経営の場合、財務諸表など参考にできるものがあります。
参考にできるものが、せっかく手元にあるわけですから、それを読み込まない理由はないのです。
新型のウイルスに振り回される昨今で、判断に迷ったり間違えたりすることが多い中、実は、経営は手堅くやっていけることだと、改めて思った次第です。