私の人生の中で、避けて通ってきたことがいくつかあります。
水風呂です。
サウナに入ったとしても、腕とスネだけ水を掛けるだけです。
これでは、整うことすらできません。
でも、今日、初めて、サウナ後の水風呂にしっかり入ることができました。
一体、何が起こったのか。
ここに、「初めての体験」を促す仕組みを、紐解いてみます。
3種類のサウナ、3種類の水風呂
千葉県流山市の流山おおたかの森駅前に、新しくスパが作られました。
ととのえ親方のプロデュースによるサウナが充実したライフスタイル型温浴施設です。
高校生の娘が、友達と行って感動したそうで、その後ひとりでも行くほどのファンに。
そして、今日は、娘のアテンドで行ってきました。
一言で言うと、よくできたスパです。
最初の下足ロッカーに、ICタグ付きの鍵がついており、それを在館中、持ち歩きます。すべてに決済は、このICタグで行います。
そして、マッサージなどの予約も、そのICタグでチェック。自動販売機で予約もいれられます。
そして、退館時に自動精算機で精算。
遊園地の出入り口にある自動改札機を出て、下足ロッカーにICタグ付き鍵をさして解錠すれば、靴が取り出せて、そのまま帰るという動線です。
無駄に、待たされることもなく、そして、無駄に人と関わることもないのが、なんとも心地の良いことに気付かされます。
多種多様のお風呂もあり、岩盤浴コーナーもまるで楽園。
この施設を堪能するには、早朝の開館から深夜の閉館まで過ごさないとできないほどです。
でも、実は、力をいれているなと思ったのが「サウナ」だったのです。
もちろん、女子風呂にしか知りませんが、3種類のサウナに3種類の水風呂が併設させていました。
一つは、普通のドライサウナ。しかも超高温です。
キンキンに熱い中耐えて、外に出たら即水風呂にダイブできます。
2つ目のサウナは、「塩サウナ」。
ドライサウナよりは温度は低めですが、サウナに入ると、泥パックと塩がどどんと置かれています。
泥パックは、顔に塗布。しばらくしたら、塩でマッサージして、出口には、泥と塩を洗い流すシャワーが2つあります。
そして、3つ目が、「ドラゴンサウナ」
私は、時間が足りず入ることができませんでしたが、娘いわく、3つの中で一番お気に入りだそうです。
施設案内から引用ーー
世界NO.1シェアを誇るフィンランドHarvia社の
5台のストーブが10分おきにロウリュをスタート。
毎時00分には5台一斉に開始されるメッツァ名物「ドラゴンロウリュ」は圧巻です。
ーー引用ここまで
なんだか、もうこれはアミューズメントですね。
それぞれのサウナに横に設置されている水風呂にも、違いがありました。
一般的な水風呂。水深125センチ(男性風呂は157センチの水深)の水風呂。そして、10度以下の水風呂と、選び放題です。
実は、私は、この水深が深い水風呂に入ることで、初めて「整う」を体験できたのです。
これは、私にとって、衝撃的なことです。
水風呂につかれない要因を排除した結果
実は、水風呂にしっかり浸かることができないのに、理由がありました。
- 思う存分身体を温めるのに、低い温度のサウナが多かったこと
- 水風呂に浸かるため、自分の膝を曲げるという苦行が伴っていたこと
- 水風呂の温度が、自分に適していなかったこと
- サウナ→水風呂の温度変化に、敏感だったこと
家の近所にも、いい温泉施設があります。
もちろん、そこのサウナも2種類あって、満喫できるのですが、今思うと、温度が低めだったように思えます。
身体の芯まで温めることできなかったのは、冷えがひどかったのかもしれません。
とにかく、しっかりあたたまることもできなければ、水風呂に浸かることも難しいです。
また、身体が拒絶しているところに、自分の意思で、自分のひざを折り曲げて水に浸かることは、しません。
こうして、「サウナで整う」という体験ができなかったのです。
私は、水風呂に入れたのは、水深がしっかりと深かった点です。
考えてみれば、水温の低いプールには入って泳いていたので、水風呂に入れないことはないはずです。
水温も、サウナの温度とバランスが考えられていたことも、功を奏したようです。
水深が低ければ、いやでも肩まで浸かることになります。
こうして、私は、整う条件を手に入れることができました。
あと、サウナを初めて使う人に向けて、わかりやすくチュートリアルが貼られていたこともよかったです。
「何分入ったらいいの?」「この泥パックと塩は何に使うの?」
初心者には、度肝を抜かれるのですが、その利用方法にしっかりと書いてくれて、「水風呂に入って」それを「数セットやってもいいし、1回だけでもいい」と、許容範囲を広げてくれたことに、安心したものです。
水風呂に入らなくても、水のシャワーだけでも十分ですよと書いてあったもの好感を持てます。
最初の半歩を導くだけで体験できる
私は、初めて経理をするひとり社長さん、会社を作って初めて奥さんに記帳を教えるなど、たくさんの初めてを導入する仕事をしてきました。
スポーツ指導においても、この初心者指導は、意外と難しい技術で、新しい技術を伝えるために、いろんなメソッドが存在しています。
スポーツでも記帳でも、どれも共通しているのが、「最初の半歩をどう促すか」なのです。
よく、教えるのがめんどくさくて、会計事務所が記帳の仕事を会社から取り上げてしまうケースがよくありました。
そうなると、不思議と会社のことを他人任せにしてしまうようになって、正しい経営管理ができない社長が量産されてしまっているのです。
今回の私も、詳しい人とサウナに入ることがなかったので、水風呂まで嫌がるようになり、この歳になるまで「サウナで整う」体験ができませんでした。
初めてのパソコン。初めての記帳。初めてのサウナ。
初めてのところで、つまづくポイントだけでも取り除くことで、人は初体験を自分の経験値にあげていくことができるのです。
この流山おおたかの森のスパのおかげで、サウナ好きになった娘。
「またこようね」と満面の笑顔で、帰路につきました。
大掛かりな旅行ができなくても、楽しめることがたくさんあるのですね。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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