DX人材として抜擢されたとき、自分でできるかどうか、不安になってしまっていませんか。
実は、DX人材は、いるいないではなく、誰もがなることができます。
確かに、必要な技術と知識が必要です。
でも、それは後からいくらでも身につけることができます。
小さな会社では、専門知識よりまずは、会社でのコミュニケーションが大事なのです。
DX人材とは
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略です。
日本語でいれば、「デジタル変革」です。
DX化とは、いままでのやり方で遂行されていたことから、デジタルの力によって変革し、新たなしくみをつくることをいいます。
小さな会社であっても、これからは、このDX化の波を避けることは難しくなるでしょう。
今までは、そこまで気にすることがなかったことでも、デジタルを通して仕事をするようになります。
そのためには、変革を推し進める人材が必要だということです。
そのような仕事をする人を、DX人材と言われています。
今、このDX人材が不足していると言われています。
理由は簡単です。
求められるものが、多岐に渡り、全知全能のような存在として、求められているからです。
- デジタル技術
- ツールの知識
- データ分析
- ソフトウェア開発
- プロジェクトマネジメント
- デジタルトレーニングなど
これをすべて、最初から兼ね備えている人は、ほとんどいません。
外から、優秀な人材を採用するのか。
外部に外注を出すのか。
この2択になるでしょう。
でも、お金も時間もかかります。
小さな会社には、その余裕はないのです。
小さな会社にしかできない強みはなんでしょう。
それは、自前でDX人材を育てることです。
簡単です。まずは自分の得意分野から攻めればいいのです。
最低限、これだけあればなんとかなる
とはいえ、DX人材には、多岐にわたる広い視野が求められます。
でも、私は全部ひとりで抱えてはいけないと思っています。
小さな会社のDX化には、DX化を願う経営者と、DX化を進める実行者のチームで進めるのです。
DX人材ほしいなと思った経営者の方。
まずは、ご自身がDX人材に求められる素養を身につけることから始まります。
もういちど、DX人材に求められる素養を振り返ってみましょう。
- DX人材に求められるスキルセット5つ
- ビジネススキル
- テクノロジースキル
- データサイエンススキル
- デザインスキル
- コミュニケーションスキル
- DX人材に求められるマインドセット5つ
- ビジョンを持つ
- ユーザーファースト
- インパクトを追求する
- チームプレーヤー
- イノベーション精神を持つ
めまいがします。
でも、これを一人で全部抱える必要はありません。
多くの経営者の方が得意としているのが、
- コミュニケーションスキル
- ビジョンを持つ
- インパクトを追求する
- イノベーション精神を持つ
です。
そして、実行部隊として動ける人は
- ユーザーファースト
- チームプレーヤー
- ビジネススキル
- デザインスキル
があります。
とりあえずこれだけあれば、まずはスタートすることができます。
そして、次のことに着手していきます。
- 大企業などが導入している事例を知る。
- 自分たちの現状で困っていることを洗い出す。
- 垣根を超えて、ひとつのツールになるよう、デザインを作る。
ここまでできたら、それに必要な知識を勉強していきます。
そうです。DX化を進めながら、必要な情報、知識、技術を会得していけばいいのです。
もし、実行部隊が経理担当者といったバックオフィスの人員であれば、請求書や領収書のフローを中心に、デザインすればいいでしょう。
社長自ら構築する場合、社長が見たい情報が集まりやすいワークフローをデザインすればいいのです。
自分の得意な分野から、DX化を進めていけば、自ずと会社にあったワークフローができあがります。
最初から、すべて知識や技術を持っている人では、なかなかこうは進められないでしょう。これが、小さな会社の強みでもあるのです。
実際に、DX化を進める際、時間など必要になってきます。そこは、経営者の判断で、実行者が動きやすい環境を整えるようにします。
こうやって、小さな会社のDX化をすすめていくことができるのです。
DX人材になると視点が変わる
こうして、自分たちの手作りで築き上げたDX化は、ただシステムを入れただけのDX化と違い、より使いやすいしくみになっていることでしょう。
そして、90センチ幅の事務机の範囲でしか見えなかったことが、より視野が広くなったことで、仕事の仕方にも影響を与えてくるようになります。
DX人材は、改革を進めている時は、非常に割の合わない仕事で、不満が出やすくなるでしょう。
でも、一旦、自分で進めた変革で、働く仲間がよく見えるようになると、自分の仕事が、独りよがりでなくなってきます。
これは、仕事をする上で、とても有効なことなのです。
DX化は、できれば自分たちの手で進めてこそ、成功に近づけます。
あと、私から成功する近道として、次の方法を最後に提案します。
- Notionといったノーコードツールで、まずはDX化のデザインを作って運用してみる。
- それぞれの仕事を分断するのではなく、一本の流れる川のようなフローを意識してデザインする(つまりデータベースのリレーションの考え方)
この2点を抑えると、トライアンドエラーを繰り返しながら、自分たちのDXを作ることができます。
参考になれば幸いです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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