一人で仕事をしていると、ものすごく寂しくなるときがあります。
頑張って、お仕事しても、当たり前。
報酬をいただいても、当たり前。
でも、本当に為になるものを提供できたかどうか、不安。
ひとり仕事をしていると、たった一人であるがため、とてつもない孤独を抱えます。
心を整える術を持っておきたいのです。
ある日突然やってくる「もう駄目だ」症候群
個人事業主のあるある。
一人でバックオフィスから営業まで。すべてをこなさなくてはならず、ある日突然、どうしようもない不安に陥ってしまう……。
元気そうに見える私ですが、ちゃんと不安になった時期がありました。
というか、不安な状態から、そう日にちが経っていません。
実は、この個人事業主の不安は、手持ちの運転資金と比例しています。
始めたばかりの頃、まだ、手元に運転資金が潤沢にある頃は、このようなメンタル不調はほぼきません。
必要だと思えたものなら、即決で購入する。
行きたい場所に、好きなときに行ける。
このように、お金があれば、人は前向きになれます。
でも、現実は、そうでもないシーンもあったりするのです。
会計事務所勤務の頃、たくさんの社長さんとお話しすることがありました。
資金繰りに困った社長さんは、最後の誇りを守るがごとく、会計事務所の担当者に当たりたいのを必死に堪えている姿を思い出します。
これは、個人事業主に限らず、会社経営者にも当てはまる話です。
雇われ人生を手放して、ひとりで仕事を選んだ私ですが、このメンタル不調には、久々に危機を感じたわけです。
ただ、ひとつ言えること。
雇われだったら、立ち直るにも自由に立ち直ることができません。
自分のペースを見失っているからです。
でも、ひとり仕事は、立ち直るのも自由にできるということを忘れてはいけません。
これが、雇われとひとり仕事の大きな違いなのです。
お金は、実はなんとかなるものです。
問題は、一度へし折られた心をどう立て直すのか。
元教育現場で働き、心理学を専攻していた私が、自分のために作った処方箋をみなさんに紹介します。
有償労働で疲れた心を、無償労働で癒やす
もし、心が疲れたら、無償労働をしましょう。
別の言い方をすれば、ボランティアです。
本当のひとり仕事の達人の方から言わせれば、せっかくの時間を無償労働に費やすなんて、もってのほか!
と怒られるかと思います。
私も、当初はその通りだと思っており、必死にオンラインセミナーをうちたてたり、SNS活動もやってきたり、してきました。
そのおかげで、なんとか、ひとり仕事でNotion×バックオフィスを提供している人と認知していただけるようになりました。
でも、仲間と語らいながら仕事をする環境がない中、どんどん心が内向きになっていく自分を見て、学生時代にやっていたボランティア活動を、何十年ぶりかに復帰しようと決意したのです。
心がへし折られたとき、回復する方法をどのように見つけるのか。
それは、子供時代まで遡って、1番楽しかったことを思い出します。
私の場合は、友達と無心になって遊んだこと。
そして、学生時代の野外キャンプのボランティアで出会った子どもたちの笑顔でした。
そうか、私は無心に喜んでいる人たちの顔を見たいんだと気づきました。
そうして、地域活動として、年配の方々と触れ合うことと、地元のヨットクラブを通じて、自然環境整備のボランティアを始めたのです。
損得なしで、人に喜んでいただけること。
そして、自然の太陽の下で、自然に触れて体をうごかすこと。
これらを始めるようになってから、徐々に心も回復していきました。
このようなボランティア活動は、定年退職した方々が多くされています。
海外では、所得の多い方々が、財団を作って社会貢献をします。
規模は違えど、このボランティア活動は、活動している本人の心に、癒やしの効果をもたらしているのです。
ひとり仕事をする上で必要な心の鍛え方
よく、一人で仕事をするようになったら、メンターを見つけておけと言われています。
これは、たった一人でいる危険な状況を回避できるてっとり早い方法です。
しかし、メンターに相談する前に、まずは自分自身をメンテナンスする方法を構築しておくことです。
もし、メンターに相談したくても、その人の都合でタイミングが合わないなんて、そんなことはザラに起こります。
まずは自分の心を、自分でレスキューする方法を編み出しておきましょう。
お金のかからないもの、低予算でできることをピックしてみます。
まずは、自由な時間をブロックする
まずは、立ち直るための時間をキープします。
私は、まず、週に一日は、何もしない日を作っていました。
心が落ち込んでいるのが、実は睡眠不足だったりします。
ひたすら、寝る期間を設けるのです。
モーニングノート
次は、とにかく溜まったものを外に出すことをします。
心に残っているものを、ただただ、文章に書き綴ることで、どんどん視界がクリアになっていきます。
少ない予算で賄える旅行へ行く
日常から離れると、心機一転します。
理想は、言葉が通じない場所に行くことです。
でも、それこそ十分な予算がないと叶いません。
日帰りのバスツアーだけでも、効果はあります。
できたら、野外に出かけることです。太陽を浴びると、いい具合に疲労も溜まるので、その日はぐっすり眠れるようになります。
仕事部屋の模様替え
模様替えというより、溜まった荷物を捨てる「断捨離」です。
これが、1番、心の整理に効果をもたらします。
売上がないとき、即稼げる術をみつけておく
ひとり仕事で、1番大変なのが、自分で稼ぐ自信をつけることです。
自信が付く前に、資金がなくなることだって有りえます。
もし、そうなったら、とりあえず稼げるものを決めておきましょう。
かつて趣味にしていたものを再開する
私は、ヨットセーリングでした。
中学生の頃から、社会人で学生に指導するまで。
毎年夏には、ヨットセーリングしていたのです。
今、それを再開して、ずいぶんと心が上向きになりました。
どんな状況でも決めていたルーティンを続ける
これが、1番大事です。
一旦、ひとり仕事のルーティンを辞めてしまうと、ひとり仕事であることを手放してしまいます。
個人事業主として、ひとり社長として始めたのは良いが、様々な理由で諦めることもありえます。
そんなとき、今までのルーティンさて続けていれば、時期がきたら立ち直ることもできるのです。
人生山あり 谷ありです。
最後まで諦めなかった人が、生き残るのです。
若ければリベンジできます。
でも、50歳過ぎてからのひとり仕事は、そうそう失敗はできないと思いがちです。
まずは、ひとり仕事をさせてもらえる環境を作れていることに、気づきましょう。
ちゃんと、やることをやってきております。
次のことは、気力体力をチャージしてから考えればいいわけです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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