泣く子も黙る確定申告。
何が大変かと言うと、事業所得の決算書作成が、私達個人事業主の大きな重しとなっています。
では、少しでも、簡単に楽にできる方法を、ご紹介します。
今回は、会計ソフトの連携されていないクレジットカードで購入した経費を取り込む方法です。
会計ソフトに連携されていない経費
クラウド会計ソフトを利用している方は、もうご存知かと思います。
今どきの会計ソフトは、「インターネットバンキング」「クレジットカード」とAPI連携することができます。
つまり、クラウド会計ソフトが、それぞれのデータを取得して、ソフト内の仕訳に反映させる仕組みです。
このおかげで、随分と仕訳入力が楽になってきました。
通常、このAPI連携している口座とクレジットカードは、決算書の貸借対照表の勘定科目と一致します。つまり、プライベートなお金は、事業用資産ではないので、勘定科目が作られることは、まずありません。
個人事業主の決算書の場合、「事業主借」「事業主貸」という科目にあてがわれますが、その科目と個人的口座やクレジットカードとAPIで連携することはありません。
出るお金、入るお金ともに、いろんなルートから出入りしているので、がっつり連携とってしまうとシステム上不都合が起きてしまうのです。
このため、個人的なクレジットカードで購入した経費は、別途手入力で仕訳を入れることになります。
一覧表の作成からソフトへのインポートへ
APIだけではなく、昨今の会計ソフトは、csvファイルで仕訳データをインポート、エクスポートが可能です。
この機能を使って、仕訳を一気にボンっと会計ソフトにインポートしてしまいましょう。
効率化はもちろん、入力していてテンションが下がる要因もなくすことができるかもしれません。
仕訳一覧を作る
私は、電子取引領収書をNotionで管理をしています。
電子取引保存、とりあえず手持ちのソフトでやってみる NotionとiPad mini6
こうして出来上がったデータベースがこちら。
こちらのデータベースをcsvファイルとしてエクスポートします。
You Tubeチャンネルでは、Windows機でデモンストレーションしたので、そちらをご覧ください。
ブログでは、Macでの操作がどのようになっているかを、見てみましょう。
まずは、ページの右上にある「…」をクリックします。
すると、メニュー画面がでるので、エクスポートを選択します。
「Markdown&CSV」を選択して実行です。
すると、CSVファイルが指定されたフォルダに生成されます。
生成されたCSVファイルから、必要のないデータを消していきます。
日付、支出科目、金額、取引先名、支出口座(ここでは事業主借)と、情報を整えて行きます。
今度は、マネーフォワード(クラウド会計ソフト)から、フォーマットファイルをダウンロードします。
そのファイルに、Notionからエクスポートしたファイルから、必要なデータを貼り付けます。
このように、列ごとに項目が決められているので、ずらすことないよう気をつけます。
こちらのファイルを、マネーフォワードにインポートします。
(You Tube参照)
経理の効率化は「インポート」がキーワード
とかく、経理はめんどくさいです。(私でさえ、そう思います)
ITが発達する前は、紙の扱い、電卓やテンキーの早打ち、科目コードの空打ちで、職人技で対応してきました。
そして、今は技術の発達を手伝って、データのインポートとエクスポートが簡単にできるようになりました。
やはり、経理のベースは「簿記」なので、多少の知識は必要です。
それでも、パソコンを扱える人であれば、やり方を押さえておけば、誰でもできるようになっています。
実は、会計ソフトがあまり好きでない理由は、「言われたとおりにしかできない、と思わせるUI(ユーザーインターフェイス)」である点です。
このおかげで、経理の効率化が進まないのではと、思っています。
どこまでいじっていいのか、簿記を知らないとわからない仕組みであることも大きな要因です。
経理嫌いになるのは、めんどくさい作業が永遠と続くから。
ほんの少しの知識があれば、自分で経理業務の効率化を図る事が可能です。
ぜひ、会計ソフトのサポートセンターが込み合う前に、トライしていただければ。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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