失敗は人生の鏡です。
鏡の中の自分は、思っていた姿と違って幻滅します。大抵の場合。
失敗は乗り越えた方がいいと言われますが、そもそも、乗り越えるとは何でしょう。
失敗をしないようにするのはなぜ
想像の中では、かっこよくできるはず、と思っていたりします。
しかし、現実の自分では上手く行かないなど、自分の等身大の小ささに幻滅します。
これが失敗です。
理想の自分と、現実の自分に乖離が大きければ大きいほど、見たくないものが鏡です。
それが、行動が伴ったものが失敗なのです。
できれば、失敗はしたくないもの。
理由は簡単です。
変化してよくなればいいのだが、かえって辛い現状になる確率が高くなるからです。
失敗のリスクは一番わかりやすく、簡単に避けることができるので、失敗を恐れるのです。
こうして、行動力も落ちていってしまいます。
失敗を受け入れるのに段階を踏もう
かたや、人間は欲張りです。
成長したい。力をつけたい。キレイになりたい。儲けたい。など。
現状を打破するには、リスクが伴います。そして、どうしても失敗はつきものです。
となれば、失敗したときの感情をどう持つかで、その後の行動が変わってくるはずです。
相手を恨んでいる間は、まだ現実を受け入れていない
精一杯やったのに怒られた。私のことをわかってくれていない。
事前によく段取りしたはずなのに、上手く行かない。
これは、失敗と言われるものの一部です。
そして、起きてしまった現象に、怒りの感情を持っている状態です。
これは、失敗した時、最初に持つ人間の当たり前の感情です。
怪我をしてすぐの状態と同じで、炎症がおこっているので、まずはアイシングします。
まずは、どこを痛めて辛い思いになっているのかを、冷静に見極めるようになるまで、
心の腫れをとります。
具体的には、起こったことを箇条書きにして、整理していく作業をするのです。
こうすれば、怒りの感情が、失敗原因の分析材料に変化します。
自分に合わせた方法を再度探す
想像の中の自分と、現実の自分の実力が違っていたから、失敗に至っています。
つまり、やり方があっていなかったことになるのです。
先程洗い出した、失敗の原因を精査して、やり方が正しかったかどうか、チェックします。
そして、またやり方を変えて再チャレンジするのです。
とにかく、場数を踏んでいくしかありません。この繰り返しが、何度も行われることを予め知っておくことです。
失敗は、人生の宝物
失敗は、必ず起こすものであり、生きていく上でつきものであることを知っておくべきです。
簡単に、失敗せず上手くいくのは、それは挑戦ではありません。
しかし、できれば失敗はしたくないものです。
であれば、失敗から立ち直る段取りを、予めわかっていれば、心のダメージを小さくすることができます。
失敗した直後は、辛くて当たり前です。
そして、冷却期間が過ぎたら、治療に入るように、状況を整理して改善策を導きます。
いきなり、失敗から立ち直ろうとして無理をすると、心がより深く傷んでしまいます。
失敗は、人生の鏡です。現実が酷いなら、よくじぶんの状況を見て、どうしたらいいか、考えれば良いのです。
=編集後記=
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