メルマガ「50代からのひとり仕事」(登録無料)

経営判断に必要な考え方ー損益脳、収支脳、貸借脳

  • URLをコピーしました!

RSS

follow us in feedly

決算書を見て、次なる判断をするとき、どの帳票をご覧いただいていますか。

 

損益計算書が一番見やすいので、今年の売上と残った利益、そして納税額を確認することが多いかと思います。

しかし、それでは、せっかくの決算書を見通す機会があるのに、勿体無いことです。

 

今日は、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、収支計算書)ごとに、どのような思考になるのか、

チェックしてみます。

 

目次

損益計算書を見たとき判断できること

 

損益計算書は、事業年度における売上と経費、差し引きされた利益に納税額がいくらあるか、

記したものです。

「損益脳」で判断できることは、今の仕事がうまくいっているかどうか、です。

※ブログ管理者著書「戦える経理術」より

 

この損益計算書で、わかることは、一年間の仕事の質です。

どれだけ稼いだか、原価率が適正か(割のいい、ちょうど良い仕事だったか)

年単位で、仕事の振り返りをするには、とても良い帳票です。

 

しかし、これは、あくまでも、「仕事の質」です。

お金があるなしは、ここでは判別することができません。

この「損益計算書」の税引き後損益の金額は、実際にキャッシュが残っているのかどうか、

わからないので、ここだけ見て、安心しないようにしていただきたいです。

 

収支計算書(キャッシュフロー計算書)をみてわかること

 

かつて、収支計算書というものがありました。

今で言うキャッシュフロー計算書に近いものがありますが、現在、ほぼ使われていません。

※公益法人会計基準 昭和60年基準 古いため、今では使用を求められていません。

 

しかし、入ってきたお金と、出ていったお金を集計しているものなので、

手元にある運転資金がどれだけ残っているのか、知ることができます。

どちらかというと、決算の時に報告に使用するよりは、

毎月、運転資金の増減を確認するには、最適な帳票です。

 

この「収支脳」でわかることは、今お金がどれくらい残っているか、いつ大きなお金が動くか、知ることができます。

 

貸借対照表は、過去からの手紙であり未来への道標である

 

この、「貸借対照表脳」でできることは、会社の過去と未来を見通す力です。

※ブログ管理人著作「戦える経理術」より

 

実は、経営者にとって、一番見たくないものになります。

なぜなら、過去に受けた傷も、全て顕になって表示されているからです。

よって、単年度の評価ができる「損益計算書」ばかり見てしまい、未来のことまで、カンに頼って判断しがちです。

 

しかし、どんなに未来に新しいことを始めたいと思っても、気づかないところで、かつて処理しておかなければならないものが、残っていたり、負債が大きく膨らんでいたり、異常値が現れやすいのも、
この「貸借対照表」なのです。

 

純資産の部に現れている「お金を返済したあと、残っているお金がいくらなのか。」

を、年数重ねて、大きくしていくために、今、何をすべきなのか。

自分の立ち姿を、姿見でしっかりと見るように、貸借対照表を読むことをやってみていただければと思います。

 

自分の姿を自分で見る気恥ずかしさは、私もわかります。

しかし、自分の良し悪しを、客観的にみて初めて、正しい経営判断ができるのではないでしょうか。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で娘が作る肉入りラーメンを堪能。
サクッと美味しいご飯を作ってくれるようになりました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。

 

=おすすめのサービス=

◉「まずは相談」それぞれの困りごとにアドバイスいたします。

個別相談

 

◉自分の力でクリアされたい方向け

オンラインショップ

オンラインセミナー一覧

 

◉公益法人運営サポート
公益法人運営サポートサイト↓

公益サポート合同事務所

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

目次