ガジェット好きな我が家は、3人家族です。
しかし、自転車が5台あります。3つしかお尻がないのに、サドルは、自転車についているのも含め、7つほどあります。
「お尻が1つしかないのになんでそんなに自転車があるの?」
これに対抗する答えを考えてみました。
こだわる者は用途を分けがち
例えば、鎌倉彫の彫刻刀。
※ときに切出刀は、右、左、細の3種類取り揃えてます。
「弘法は筆を選ばず」と言われますが、色んな形をした刃を取り揃えないと、あの美しい彫りは表現できません。
道具の良し悪しに関係なく、最高の成果をあげられるのは、ごく限られた人だけです。
殆どの人は、いい道具であり目的に特化したもので仕事をしないと、正しい成果を生み出すことは難しいはずです。
仕事と趣味で、反応が異なる
仕事であれば、まだ納得はいただけると思います。
しかし、趣味の場合はどうでしょうか。
こればかりは弁解の余地がないのでしょうか。
私は、堂々と「道具の種類が多くて何が悪い」と低姿勢に開き直るようにしています。
ガジェット好きであることを公言するのです。
例えば、先程のことわざ「弘法は筆を選ばず」ですが、本当にどんな道具でも、弘法は作品を作り続けていたのでしょうか。
たまたま、その場に居合わせたときに、書を書くことになって、その場にあった筆でしたためるのであれば、ありえそうな話です。
しかし、問題は、その用途に耐えられない道具で、コンテンツの精度を維持していたかどうか、なのです。
私は、筆であれば何でもいいはずはないと思っています。
普段では、目的に合った筆で書いていたからこそ、突発的な事態においても、字を書けたにすぎないのです。
この、責任持って「継続」するのであれば、状況に左右されずに、限られたエネルギーを仕事に全振りできるようにするのが、プロなのです。
用途に分けて、道具を取り揃えることは、至って当たり前なこと。
私は、「物が多いね」を「プロとしてかっこいいですね。」と受け止めるようにしています。
道具は身体の一部、いやシナプスである
あと、実際に道具を使ってみて感じるのは、
道具はただの物ではなく、身体の一部であることです。
・思い立ったときに、写真に納めたくて肩からかけたストラップにスマホをつける。
・カフェを見つけてすぐに仕事ができるように、ノートパソコンは高性能かつ軽量なもの
・チェックと説明ができるようiPad mini6とモバイルキーボードを持ち歩く、
などなど。
これらは、頭の中でふと浮かんだことが、即形にするための手段としてガジェットなのです。
視野に入ったものを、手に取ろうとして腕と指を動かすのと全く一緒です。
移動手段の足、ものを手元に持つ手段としての手、思考を形にするためのガジェットなのです。
もう、これは、体の一部であるといってもいいのではないでしょうか。
もし、家族がこだわりマンだったら
我が家では、ガジェット好きが複数人います。
私は、性能の高さを大事にしているので、買い替えを躊躇なく実施しているのですが、
もうひとりは、一度使ったものを絶対に手放さないモノを溜め込むタイプなので、かなり厄介です。
互いに価値観が違うので、お互いの物に対して悪態をつくという、よくない状況でもあります。
よって、モノを持っている人に対して、よくない感情を持つことも十分に理解しているつもりです。
では、ガジェット好きな家族に対して、正しい対応とはなんでしょうか。
それは、ガジェットを使い尽くす環境を積極的に応援することです。
例えば、「お尻が一つしかないのにサドルや自転車が多い」というケース。
持っている自転車で能力を発揮できる環境に、積極的に送り出すしかありません。
つまり、その人のパフォーマンスを最大限に発揮できる場所を認めることです。
その道具がないとわからない世界は、永遠に理解することは難しいでしょう。
であれば、そこは諦めて、「私の代わりにいい景色を見てきて頂戴」と、こちらのこだわりから距離を置くようにすれば、先方も変わってくれるかもしれません。
それでも、物が多いことにアレルギーが出てしまいます。
別の方法を考える必要があります。そうなったら、そうなったで、状況を受け入れるしかありません。
物が多く持っている人に対して、どんどん使わせてあげたいものです。一目置いてくれます。「ありがとう」と心から感謝されるでしょう。
そうして、その成果を、還元してもらえるようになります。自分にとっても利点があるはずです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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