入院時の持ち物を見れば、その人の大事にしていることがわかります。
でも、こだわりすぎてしまうと、かえって邪魔になることも。
急性期を過ぎて、自分でできることが多くなった時に、あると便利なガジェットをまとめてみました。
入院付添で愕然とした、こだわりのグッズ
子どもが入院することになり、入院前の検査を待っている間、子どもの荷物を整理しておこうと思い、リュックとともに預かった紙袋を覗いてしまいました。
なんと、そこに入っていたのが、
- ケント紙の束
- Gペン
- 漫画ぼくじゅ
- ホワイト
- マーカー……
これは、漫画原稿を仕上げるための、ものだったのです。
検査から戻ってきた子どもに確認しました。
「マジで書くつもり?墨汁こぼして看護師さんの仕事を増やすのに一票だね」
子どもは、別に構わないという顔で、私の問いかけにスルー。
血が争えないものです。
私も、事故の入院中、安静にするだけでも精一杯だったのに、家からパソコンとキーボード、パソコン台まで取り揃えました。
ベッド脇にサテライトオフィスを構えたことで、医局やナースステションの話題になったようです。
主治医の回診時に「あ、ホントだ。近未来になっている……」と呆れられたほど。
これは、だいぶやりすぎですが、多少のこだわりを持っていても、他の患者さんに迷惑かけないなら、罪はないはず。
基本、病院に寝泊まりするときは、治療とリハビリに集中するべきです。
それでも、スキマ時間になにかと心の糧を充足させたいと思われるなら、次のような工夫をしていってみてはいかがでしょうか。
峠を超えて、できることが増えてきたら、家族にお願いすること
病院には、「テレビカード」というものがあります。
このカードがないと、備え付けのテレビと冷蔵庫が使えないのです。
これまた、お値段は安くないわけで。24時間で◯◯◯円(病院によって微妙に違う?)が、消えていくので、極力使わないようにしたいものです。
まずは、通信環境を整える
基本、病室は携帯電話が使えません。
よって、「どうぞ、ご自由にWi-Fiをお使いください」と用意されているはずもなく。
ここは、入院前に、スマホのデザリングの設定をしておきましょう。
私は、もともと契約していたので、そのままでしたが、同じく入院された方がネットで調べ物ができず、追加でギガを購入されていました。「高いなぁ」と呟きながら。
検査入院といえども、自分の症状や病状に検索サイトで調べておきたいと思うのは、当然のことです。
病院に入ったら、何かと調べることが増えるので、ギガを追加購入しないように設定しておきましょう。
iPadとiPadスタンドが最適解
ノートパソコンの場合、キーボード部分がどうしても机に設置します。
病院の机は、そこそこ広いのですが、そこでパソコンを置いたら、食事する場所が限られてしまい、食べにくくなってしまいます。
その点、iPadとそのスタンドは、机の接地面積が狭い割に、画面が大きいので、Netflixを見ても疲れ知らずで快適な入院ライフを過ごすことができます。
充電池やケーブルなど
テレビカードは有料だが、なぜかコンセントの電気は無料で使えます。
必ず忘れずに持っていきましょう。できれば、ケーブルを束ねるものがあるとより快適に過ごせます。
狭いところで、ケーブルがごちゃっとしていると、他のものを取るのにとても邪魔です。
クレンジングバーム、香り付き歯磨き粉など
どんなに快適にガジェットを揃えたとしても、気がめげるのが入院です。
朝、昼、晩におしぼりを配ってくれる病院があります。有料の場合もあり。これは、様々ですが、ぜひ、熱々のおしぼりをいただけるのであれば、洗顔料のかわりにクレンジングバームを使ってみることをおすすめします。
油分をペースト状にしたもので、顔に塗布してマッサージしながら、汚れを除去します。
それを、お湯ではなく、おしぼりで顔面をあたため、乳化したバームを拭き取るようにしていました。
肌はきれいになるし、香りも癒やされるので、心のオアシスになるでしょう。
また、歯磨きも、普段使ったことのない、フレーバーを楽しめる商品をセレクトしてもいいですね。
入院という限られた時間と場所で、少しだけの贅沢は、気持ちを落ち込ませない大切なツールだと思います。
基本、病院はホテルではない
よく、テレビドラマで、特別室に入る患者が、室内に部下や秘書を入室させ、バリバリ仕事をするシーンがあったりします。
しかし、案外と仕事の効率はよくなく、結局何もしないで治療や検査、リハビリに励むことになります。
入院前は意気込んで使うつもりのノートパソコンは、結局のところ、iPadに地位を譲り、分離型キーボードをただ、運んだだけという結果になります。
本当に、仕事をしなければならない場合は、仕事道具をもっていくべきですが、そうでなければ、ここは勇気をもって、持っていかない決断をした方がいいようです。
さて、さきほどの子どもの入院グッズにあった、「まんが墨汁」は、使われたのでしょうか。
答えは「No」です。結局、重い荷物を運んできて、そのままお持ち帰りするはめになりました。
気持ちはわかるので、強く言えません。
深刻な病気、ただの検査入院、状況は人それぞれです。
入院中は、暇ではなく、治療や検査で忙しいのです。そこを踏まえた上で、自分に合ったものをセレクトしていただければ。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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