「ひとり仕事の厳しさは、誰も後ろ盾がいないこと。」
本当にそう思います。
雇われではなく、個人事業主として、フリーランスとして働くことは、夢のあることです。
しかし、現実にはそうもいかないこともあるでしょう。
そのようなとき、ひとり仕事人として身を守る術はあるのでしょうか。
フリーランスの定義
「実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者」
これは、行政(厚生労働省や中小企業庁など)が作成した「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」に定められている定義です。
まさに、これは私がブログで書かせていただいている「ひとり仕事」です。
組織で働く場合、仕事の請負は会社で契約しています。組織ですので、発注者と受託者の関係は、対等の関係を結びやすいものです(それでも力関係が生じている場合もありますが。)
しかし、個人で仕事を請け負う場合、声の大きいものが上といった風潮が見られることがあり、フリーランスの立場が弱くなってしまうケースが後が絶たないのです。
これに対して、今年の臨時国会に「フリーランス保護新法」が成立すると報道があり、現在、「フリーランスに係る取引適正化のための法制度の方向性」でパブリックコメント募集が終了しています。
消費税のインボイス制度も絡めた内容になっているので、まだ国会での成立はされていません(2022年12月8日現在)。
このブログでは、この法律について言及せず、まず、私たちが心がけることを考えてみます。
あくまで発注者と受託者は対等
フリーランスにとって、立場が弱くなる理由は、きちんとした切り札を持ち合わせていないからです。
はたして、今回の「フリーランス保護新法」が、完全なる防御になるかどうかは、わかりません。
ただ、一つ言えることは、労働の場が、組織から個人に移行しつつある時代だと言うことです。
ひとりで仕事をするなら、それなりの知識が必要であることは、今以上に必須になるということです。
法律、簿記、マーケティング、戦略など。全てにおいて、ひとりで決断しなければならないのです。
そんなとき、どのようなポイントを抑えておけばいいのか、予め知っておくだけでも、その後の仕事運びがスムーズになります。
私の仕事は、経理とバックオフィス業務改善なので、経理や簿記のセミナーを通じて、個人事業主の方が次の一歩ができるようサポートさせていただいています。
専門家になる必要はなく、困った時に、どう行動すればいいのか、
目星をつけておくことは、やっておくべきでしょう。
フリーランス・トラブル110番
しかし、経理や簿記は、自分の資金を守ることができても、仕事自体を守れるかどうか、一抹の不安があります。
このような時は、法律上できることがないか、調べておくことをおすすめします。
私は、この「フリーランス・トラブル110番」で、いつでも相談できるようアーカイブに記録しています。
これは、行政(厚生労働省など)から委託を受けた第二東京弁護士会が運営しているものです。
困った時に、一番困るのが、誰にも相談できない点です。
しかし、無償で相談できる場所を知っておけば、何か会った時、次に動くことができます。それだけでも、随分と心の負荷が軽くなるはずです。
規模の大きい会社だと、自前で法務部があって、リーガルチェックを必ず行っています。小さな会社やひとり仕事の場合、顧問弁護士と契約するまで、行かないケースがほとんどです。
まずは、困った時は、自分の立ち位置を知る意味でも、行政が用意してくれた窓口を利用してみてはいかがでしょうか。
ここで、勝ち目があるのか、無いのか、はっきりすれば、次の手を考えることができます。
ひとり仕事、ひとり社長の方に、お守りとして知っておくことをおすすめします。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
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