組織のDX化を試みようとしても、社風により断念するところが多いようです。
理由は簡単です。すべてデータになることで、目の前の仕事は消えてなくなるという感覚を持っている世代が多いからです。
これには、対策が必要です。
仕事の引き継ぎで、問題になるリテラシーの違い
会社なので、同じようなITリテラシーのある人が集まっていれば、発生しない問題。
それは、ITに慣れていない人にソフトの操作を教えるときに、心のブロックが生じることです。
伝える方も、受け取る方も、これはやっかいな問題です。
私も、それぞれの立場にたった経験があります。
パソコン操作に慣れていない人に、何をどうするといった説明で、言葉を端折ってしまって通じなかったことがあります。
また、すごく慣れた人から、早口で説明されて、おどおどしているうちに「しょうがないな」とパソコンのマウスを奪われ、ちゃちゃっと直されたこともあります。
このように、双方でITリテラシーがズレていると、なかなか情報の共有まで持っていくことが大変です。
このような場合、何から手を付けたらいいのでしょうか。
なぜ、データになると見えないと思うのか
まず、慣れていない人にとって、データだけで仕事が進むことで、どのような不安要素を持つのか、考えてみます。
データ化することで、仕事ができないと思いこむ人は、紙ベースでの仕事に慣れている人です。
紙のよさは、皮膚感覚にあります。
紙の質、厚さ、新しいのか古いのか、紙の大きさ、何ページあるのか。
このように、紙を持った瞬間に得られる情報に、敏感な方が、紙ベースでの仕事に向いています。
もし、この紙がすべてデジタル化した場合、片手を失ったような気になってしまうため、DX化を拒むようになります。
もし、自分の片手が失ったらどうなるか。
相当な不安を抱えるはずです。
今まで馴染みのあった紙を失う人にとって、データ化は怖く感じているので、よく気を配る必要があります。
慣れない人に配慮する
紙で慣れている方は、ガジェットの必要はありません。
タブレットや、高速で動くパソコンを保持する必要がないのです。
端末が充実していなければ、データはないに等しいです。
逆に、すべてデジタルで情報を保持している人は、いろんな端末を持っています。
私の場合、iPad mini6、iPad Pro12.9 iPhone、MacBook Airなど。
その上、Windowsノートパソコンまで持っています。
これだけ持っていれば、場所を選ばずに、データの管理をすることができるので、職場がDX化してデータ化しても、困ることはありません。
慣れていない人は、ただ単に、デバイスの種類が少なく、扱いに慣れていないだけです。
職場でのDX化が、進まない場合、もしかしたら、紙派の問題が残っているのかもしれません。
ただ、ツールを職場のパソコンに入れるだけではなく、データをタブレットやスマホからも見られる体験をしてもらい、「あ、便利かも」と思っていただけるようにしたいものです。
それでも、「むり」と言われてしまったら、業務フローを根本から見直す必要があるかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
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今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
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