姿見の鏡の向こうの世界は、リアルな自分自身です。By iphone ⅩR
従業員の失敗は、そのまま従業員を責めたりしていませんか。
従業員の失敗は、自分は絶対にしないと豪語する社長ほど、自分の弱点を把握することが苦手のようです。
しかし、失敗した従業員の姿は、社長の生き写しでもあるのです。
なぜ、自分を映し出しているのかを、分解して考えてみます。
経理を始め、社員は社長を越えられない
「どうも、社員の売上が向上しない。」
「できるはずなのに、なぜ失敗する」
部下や従業員の起こすアクシデントに、理解し難いものです。
ところが、行動科学的に分解してみると、これにはれきっとした理由が存在します。
それは、社長だからこそ、引き起こされたアクシデントなのです。
失敗を学術的に解いていくと、それは、「思い込み」と「決断」の選択誤りになります。
これを「認知バイアス」といわれるのですが、これは、個人が仕事を抱えている状態だと、
必ず引き起こされる現象なのです。
業務の仕組みが、個人に負荷が掛かっている状況だと、認知バイアスが発動します。
この認知バイアスの元となっているのが、社長自身が発するノンバーバルな言動なのです。
もしかしたら、常々言っていることと、無意識に起こしている行動に、
差異が生じていませんか。
その誤差から、ひずみが生じて、従業員たちの認知バイアスを引き起こす原因になっていくのです。
中小企業のようにあ、規模の小さい組織であればあるほど、社長の影響は想像以上に大きいため、
認知バイアスの傾向も、社長に似てきてしまいます。
経理で引っかかる点が社長の弱み
あと、これは、経理担当者が抱える問題として、社長のお金の取り扱い方に直接影響受ける点です。
経理とは、簿記の仕組みを使って、内部統制的な役割を持って業務します。
ここに、組織の一番弱い部分が集まってくるので、経理担当者の心労も大きくのしかかってくるのです。
経理にはルールがあります。
しかし、小さな組織である中小企業では、そのルールがあってもない状態に置かれているケースが散見します。
つまり、失敗が誘発されるリスクが、一番多い部署なのです。
経理が思うように動かない。不正経理が行われている。失敗が繰り返されているなど、問題があったとしたら、
それは、経理担当者だけを責めても、問題は解決しないのです。
社長が偉い≠社長の全身鏡
社長は、大変な仕事です。様々なことを決断し、責任も大きいです。
そのため、とても偉い存在で、トップの言うことは絶対であると、言われるケースもあります。
確かに、そうです。最後に責任を負う人の指示に従うことが、組織として当たり前のことです。
そして、鏡に映る姿が、等身大であることに理解しておく必要があります。
よく、洗面所の鏡で、キメ顔で映るあの自分ではなく、気を許した瞬間まで、すべてが映し出されています。
社長のちょっとした気の緩みが、従業員の目に映し出され、失敗する際に起こる認知バイアスを形成されていくことを、
しっかりと理解しておくことがたいせつです。
この認知バイアスをなくすには、組織内がフラットであること、様々な価値観を持つ人達で構成されていることが条件です。
同じような失敗が繰り返されている職場の場合、社長の影響を受けていないか、よく分析しておくようにしましょう。
なぜ?と考えて、答えが得られないときは、社長の内側に答えがあります。
耳に心地よい言葉ではなく、客観的に見てくれる存在を身近にいてくれたら、解決の糸口が見つかるかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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