名刺交換。それは、ビジネスをする者として、ファーストインパクトでの大一番です。
でも、少し冷静になりましょう。
売り込むことの弊害もあるのです。
とある名刺交換の場で体験したびっくりしたこと
私も、それなりに社会人経験があるので、いろんな方々と名刺交換をして参りました。
若い頃は、目上の方がほとんど。
ときには大手有名企業の社長だったりするので、名刺交換は心躍るときめきがあったものです。
年齢を重ねてくると、同年代の方々や、年下の方と名刺を交わすことも増えました。
必死にビジネスマナーで叩き込まれた型に、合わせようと頑張る若人を見て、微笑ましく思ったりします。
先日、とある集まりに参加したときのことです。
「あなたの仕事は、何の意味があるのですか?」
こう言われて、びっくり。一生懸命、自分の仕事の意義を語ったのです。
でも、その後は会話もできなくなるほど心を閉ざしてしまいました。
組織に属していたことは、このようなことはありません。
ひとり仕事、フリーランスになって、初めてのことでした。
ひとりで独自路線でもある、私の仕事は、共感得ないケースもあるようです。
でも、それだけ、突出したものであるのです。
これって、実は褒め言葉なのでは?
このことに、気づいたのは、2日たってからでした。
ちょっと遅すぎですね。
組織人とひとり仕事の名刺交換は別物です
組織人の名刺交換は、自分のポジションと権限を相手に伝えるツールとして利用されています。
商談相手に、決済権がどれだけあるか。
これによって、交渉の仕方も変わりますから。
これは、必要な情報なので、積極的に相手に伝えます。
でも、フリーランスの場合、自分の仕事の内容から伝えることになります。
そのため、名刺交換の際、自分を懸命にアッピールします。
でも、さきほどの一言
「その仕事、何の意味があるの?」で、撃沈します。
組織人とフリーランス。特に「ひとり仕事」の名刺交換は、同じようで、全くもって異なるのです。
フリーランスにとっての名刺は、
「看板」であり、「ショーケース」であり、「ブランド」なのです。
デザインも、独自であり、個性のあるものを作りましょう。
名刺は、自分が話さなくても、すべてを物語れるようにするのです。
そうすれば、相手から興味を持って、私の話を聴いてもらえるようになります。
そういう意味で、私の名刺は、デザインが良くなかったのでしょう。
下手にマウントを取られない、突出したものにしなければなりません。
言葉少なめ+相手の話を聞こう
とかく、ひとり仕事は、万人に理解してもらえないものです。
- なぜ、わざわざ苦労しているの?
- 資格あるのに、なんで隠しているの?
- 雇ってもらっていれば、給料安泰なのに。
- これで、食べていけるの?
これらを、たった数十秒で伝わるとは思えません。
ここは、名刺はさらっと渡しただけにとどめて、あとは、相手の話をどんどん聞いていくことに徹してしまったほうが得策のようです。
少しコミュニケーションをとって、
「あ、この方なら、会話しても大丈夫かも」
とわかってきます。そうしたら、自分の話を聞いていただきましょう。
また、名刺を交換するような場所を選ばないといけませんね。
今回は、不可抗力とはいえ、その場に行った私が悪いということになります。
でも、新たな出会いは、積極的にとっていくのは大切なことです。
不必要に傷つかないよう、予めやらないことを決めておくといいです。
「自分語りはしない」
「名刺に自分を語らせる」
そう思うようになって、デザインを一新しました。
一年に一度のペースで、名刺を作り変えるとよさそう。
私も、日々変わってきていますから。
今度、私とリアルにお会いになる方は、
「ブログ読んでます」とお声掛けください。
よろこんで、新しい名刺をお渡しします。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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