ひとりビジネスは、単独登山のようなものです。
ひとりで登り、時と場合によっては登山者と協力しながら進み、最終的にはひとりで山頂に立ちます。
山には多くの仲間が一緒に登っています。
でも、一番つらいときは、たいてい一人で山頂を目指すことが多いのです。
孤独に耐えるのか、楽しむのか、夢中になるのか
ひとりビジネスをうたっていると、よく言われる言葉があります。
「ぼっちでさびしくない?」
きっと、ひとりでよくやっているなぁと思われたのかもしれません。
でも、私の感覚はぼっちではなく、空間と時間の独り占めなのです。
露天風呂に行ったら、だれもいなくて、大空と膨大な湯けむりを独り占めする、あの感覚です。
寂しいというより、普段聞こえてこない、見えなかったものが、聞こえたり見えたりするので、リラックスしています。
仲間で協力して頑張る楽しさも知っているし、チームの相乗効果が大きな力を得ることも知っているので、絶対にひとりが正解だと思っていません。
おそらく、今まで組織の中で働いてきた時間が長かったため、ひとりの時間を求めていたのもあるのかもしれません。
仲間であろうが、ひとりであろうが、まずは楽しめること。そして、夢中になれること。
形より、その心や気持ちがワクワク・ゾワゾワすることが先です。
もし、私がチームや仲間がいたら、ひとりビジネスをやろうと思っていなかったかもしれません。
孤独に押しつぶされないための秘訣
ひとりビジネスを選んだ以上、いろんなリスクから身を守るようにします。
実際に、このままでいくと不安で押しつぶされるかもしれないと思い、いくつかセーフティーガードを構築しました。
趣味をつくる
ひとりだと、永遠に仕事をし続けることができちゃいます。
そうなると、体を壊すのに時間がかかりません。それを避けるために、趣味をつくりました。
一人だからこそ、地域とのつながりも大切にしています。
地元のヨットクラブ、年配の方々を対象にしたスマホレクチャーなど。ちょっとした雑談ができる場所を作りました。
また、ピアノを弾くことで、感情を自由に揺らす時間も作りました。
これは、右手のリハビリがきっかけだったのですが、時間とともに指が動けるようになったので、少しずつですが楽しめるようになりました。
趣味の時間は、心も感情も自由になれます。
この時間があるからこそ、ひとりの時間とバランスがとれます。
習慣を作る
ひとりでいると、いくらでもサボることができます。
もちろん、仕事をたくさん入れたら忙しくなるので、それなりの規則正しい生活ができます。
でも、これって、サラリーマン時代と変わらないのです。
自分でコンテンツを磨き上げるための時間を作るため、あえて仕事を入れないようにしています。
そうなると、サボろうと思えばサボれるわけで。
そこで、毎日の習慣を作るようにしています。
私の場合は、発信です。一時期崩れたこともありますが、仕事を抱え込みすぎたというバロメーターとして受け入れ、発信できる一日となるように立て直しています。
客観的視点を持つ
ひとりビジネスをやっていると、自己陶酔と思われることもあります。
確かに、その部分は否めません。
でも、本当に自己陶酔してしまうと、稼ぐことができなくなります。
自分自身を、斜め45度上から見下ろしてチェックするようにします。
例えば、ブログのテーマごとのインプレッション数。Xなどのいいねの数。多いものと少ないものを比べたら、一目瞭然です。
ただし、視点はフォロワー主体になりすぎないように。
自己陶酔の部分がなければ、個性が出ません。
ときどき、このブログでも、Notionや経理に関係ない話題を取り上げて、自由に書くようにしています。
それも含めてのバランスがとれるようになることも、ひとりビジネスで欠かせないポイントです。
不安にならないために、心がけること
ひとりビジネスで、最大のデメリットは、心の不調です。
私も、これだけセーフティーネットを張り巡らせても、このままだとヤバいなと思うこともありました。
そんなときは、定期的に寝るようにしています。
以前、心の不調だと思い、精神科クリニックに行ったら「予約なしは受け付けません」と門前払いされ、わらにもすがる思いで自宅近くの内科に行ったら、
「ああ、風邪ですね。お薬出しておきます」
と言われ、肩透かしをくらったことがありました。
意外と、人は強いものです。自分への負荷をかけることもできますが、自分で手加減することもできるのが、ひとりビジネスの良さです。
調子がよくないなと思ったら、思い切りタスクを手放して休む勇気も必要です。
心だけではなく、フィジカルに体調を崩すこともあります。
そうならないために、心と身体の免疫力を高めるべく、ヨガを取り入れたり、食生活に気を配ったりします。
ひとりビジネスは、代替してくれる人がいません。
もし、倒れたらどうしよう……と不安になるより、日々のルーティンを淡々と繰り返すことで、安定した仕事ができるようになります。
新しいことへの挑戦、新しい仕事の仕込み、新しい取り組みを、どんどん進められるのも、ひとりビジネスのメリットです。
50代から始めたひとりビジネスですが、絶えず新しいことができる幸せを噛み締めています。
この幸せを噛みしめることが、孤独でいられる唯一のポイントなのです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅での仕事。ChatworkとNotionのWebhookの研究など
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
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