2023年11月から、LINEが使えなくなるというニュースが駆け巡りました。
普段、ガジェットやコミュニケーションツールを使いこなしている世代にしたら、「あ、そう」で済まされております。
しかし、LINEは幅広い年齢層で利用され、行政サービスまで便乗しています。
未来永劫使い続けられると思われてもしょうがない中、動揺を隠しきれない方々も多くいらっしゃいます。
今回は、コミュニケーションツールを例に、利用しているツールに変更点が生じた際の対処方法を考えてみました。
2023年11月から変更されること
LINEアプリバージョン11.15.0未満サポート終了
今回、LINEの旧バージョンでのサポートが終了することにより、今までそれを利用されていた方が使えなくなります。
つまり、古い機種の携帯やスマホ、旧バージョンのアプリを利用している人は、それぞれのアップデートをしておきましょう、という話です。
- iOS12、Android6.0以上のスマホであること
- LINEアプリ11.15.0にバージョンアップすること
これで、11月になっても、利用し続けることができます。
なお、LINE公式ブログにて、推奨される環境についてインフォメーションされています。
LINEとyahooのプライバシーポリシーの統合
株式会社LINEとヤフー株式会社が統合したことで、それぞれの会社が設定していたプライバシーポリシーも統合され、新しくなります。
LINE株式会社とヤフー株式会社のプライバシーポリシー統合のご案内
このプライバシーポリシーとは、個人と企業の間で、個人情報の取扱指針を明文化したものです。
現在、個人情報を取り扱う企業は、必ず一人ひとりに同意を得ることが義務付けられています。
ECサイトなど、商品を購入する際、クレジットカードや個人を特定する情報をやりとりしています。
また、顧客の購入品リストも含まれており、企業は多くの個人情報を取り扱っています。
LINEももちろん、思いっきり個人情報を取り扱っているわけですから、法令通り、利用者からプライバシーポリシーの同意を得ています。
ただ、これはLINEのアカウントを作成したときにやっており、当時の法律も今とは違っていたりするので、今回のニュースでびっくりされた方も多かったと思います。
LINEアプリのバージョンの調べ方
さて、私もおそらく、随時アップデートしているので問題ないと思っていましたが、一応チェックしてみました。
iPhoneアプリでチェックしてみました。
LINEホーム画面>右上にある⚙(歯車マーク)をタップ
次に、でてきた画面を思いっきり下にスクロール
1番下にある「LINEについて」をタップ
ここに、今利用しているバージョンが表示されています。
私の場合、13.17.0でした。
とりあえず、11月1日過ぎても、利用できることが確認できました。
プライバシーポリシーの同意をする
私は、ニュースになる前にさっさと同意しました。
ただ、自分が同意しているかどうか、一抹の不安もあるでしょう。
あとから確認する方法はこちらになります。
- 同じく、ホーム画面の右上にある⚙(歯車)マークをタップ。
- 自分のプロフィールの真下にある「account center」をタップ。
- 同意がまだなら、同意の案内画面がでます。
- 同意をしたあとなら、ヤフーアカウントとの紐づけの案内がでてきます。
このように、プロフィールの下に「account center」が出てきます。
それをタップすると、この画面に。
(私のアカウント名は、黒で消しています)
この先、ヤフーと連携したほうがいいかどうかは、個々の事情によります。
私は、連携しない方を選択しています。
自分の端末のOSとLINEアプリのバージョンを確認し、新しくなったプライバシーポリシーの同意をすれば、引き続き利用することができます。
LINEは、みんなのIT力底上げに貢献した
とはいえ、今回のニュースは、普段ITに詳しくない人にとって、寝耳に水だったようです。
何人かの方が、私に質問されてきました。
私としては、普段から様々なツールを利用しているので、大人の事情で使えなくなったり、仕様変更したツールは数知れずです。
しかし、今回はワイドショーでも取り上げられたほどのニュースになりました。
これは、普段、ITの仕様変更という環境に置かれたことがない人も、多く利用しているアプリだったため、大きなニュースとなったのでしょう。
ここで、「だから、LINEは怖い」とか、「やっぱり電話とメール一択だな」と思われてしまったら、せっかく多くの人がITやDXの恩恵を受ける機会を失ってしまうわけです。
今回の件で、スマホの恩恵を利用している以上、大人の事情に振り回されることもある、ということをみんなが理解するチャンスだったと思います。
機械は壊れるものだし、プログラミングもバグって止まることもあります。
確かに、生活に根付いているため、壊れてしまったら本当に困るわけです。
でも、「そんなこともあるがな」と、想定しておく習慣を身につけるいいきっかけになったはずです。
これこそ、IT力を高めることにつながるのではないでしょうか。
ITにおける防災術みたいなものです。
一つのツールに頼らない真のIT力を高めるには
ただ、情弱のままにいない努力も必要です。
もし、もう一歩先に、対処できることができたら、よりよいIT環境を作り上げることができます。
LINEの変わりになる代替のツールの導入も検討するのもありです。
私が今のところ、代替におすすめなのが、
「slack」
「ChatWork」
です。
ただ、完全な無料ではないので、そういう意味では、LINEに劣るかもしれません。
ただ、無料であるがために、個人の情報を提供しつつあることも忘れてはいけません。
そこをどう考えるか。多少の課金をして、情報における自己防衛をした方がいいのか。
これは、一人ひとり考えがあっての決断になるかと思います。
ぜひ、この機会です。
コミュニケーションツールについて、ゆるりと考えてみてもいいかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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