※自作で回転数測定装置を作られた方の力作。By iPhone 12 mini
ある製品に責任を持って、世の中にローンチ(発表も含む)とき、それが正しく機能しているかどうか、精査する必要があります。
理由は簡単。
多くの方々に、いろんな意味での評価をいただくからです。
趣味で行うなら、自分の感覚で「よし」と思えればOK。
しかし、多くの方に役立てていただくなら、絶対的に精度が正しいかチェックすることが必要です。
つまり、製品の正しさを担保するのです。
レコード回転速度の測定方法
今日は、貴重なものを見せていただきました。
レコード回転が、ただしく33回転、45回転できているか、自作の測定器を見せていただきました。
回転する際のセンサー。
1分あたり300パルスの電気信号。
エンコーダのパルスを算出して、33回転できているか、計算して・・・。
すみません。せっかく説明していただいたのに、追いつきなかったです。
しかし、このレコード回転盤には、様々な工夫がなされており、
中に大きな磁石を設置し、宙に浮かせて摩擦係数を極限に下げていること。
そして、外からの衝撃にも耐えられること。
そして、浮いているレコード盤が浮きすぎないように、ガラス製の盤で重しをしていること。
(このガラスが、なかなか手に入らないそうで・・・)
この方は、趣味で作られていますが、本業が電気関連のお仕事で、このようにテストを繰り返して製品チェックをされていたそうです。
「世の中に製品を出す時は、きちんと仕事できるか、チェックしないとね。」
その言葉に、重みを感じた次第です。
経営の測定方法
これは、経理と経営の関係に似ていると思いました。
小さな会社、とくに中小零細企業の経理は、感性が問われます。
なんとなく、これでいけるかな。
あれ、これはちょっと、おかしいかな。
これらの「〜かな。」が多い、経営者が陥るのは、思い込みによる間違えた認識による誤診です。
売上が多いはずなのに、なぜ資金がないのか。
それは、正しく自分の経営を数値化していないからです。
経営の数値化は、月次試算表や決算の財務諸表と言われています。
人は、都合の良いほうに、物事を認識します。
とくに、感覚で経営状況を把握している経営者の方は、試算表を読み込まないことで、
安心材料を少しでも見つけると、「だから、大丈夫だよ。」と言って、現実を見ないのです。
現実を知ることは、とても大変で辛いことが多いです。
ゆえに、あえて、経理のことを人任せにして、気持ちのいい言葉のみ受けてしまっては、
本当の経営ができるとは言えません。
つまり、ノーチェックであれば、それは「経営ごっこ」にすぎないのです。
正しい感覚の使い方
しかし、すべて感覚を否定しているつもりはありません。
さきほどのレコード回転測定の話ですが、数値で出したうえに、実際のレコードからの音や、目視による違和感の有無と、照らし合わせることが大切だそうです。
まず、最初は数値で出してみて、実際の感覚と照合して、初めてその数値が正しいことを証明できるのです。
経理の場合、実際の感覚と数値に差異がある場合、仕訳を間違えているケースがあります。
その整合性を担保するのが、実は、経営者の感性なのです。
感性に頼りすぎて、都合の良い方に捉えないようにすること。
数値を信じてしまい、間違えた数値に気が付かないようにすること。
この双璧を得て、初めて経営判断が行われると思っていただければ嬉しいです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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