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経理担当者の職場選びとは

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経理は、汚れ仕事である。

そう思われている方もいらっしゃいます。

経理は、人間が行う経済行動のすべてを記録する仕事です。
人間が関わる以上、様々な局面を目の当たりにします。ゆえの「汚れ仕事」なのです。

経理担当者が職場に求めるものは、人によって変わります。
共通しているのは、「安全である」ことではないでしょうか。

今回は、あくまでも経理担当者の目線で考えてみました。

私が、会計事務所で数ある経理現場を見てきた経験から、気づいたことをまとめてみます。

経理はロボットではありません。

目次

まず自分のできることを明確にしよう

経理に限った話ではありません。

まずは、自分自身がどのような貢献ができるかを知ることです。

そして、職場によって、求められることが変わってきます。

自分のできることと、職場が求めることがマッチしていることが、働きやすい職場と言えます。

簿記の知識は、必須です。できれば、簿記2級あれば、活躍できる場が広がります。
そして、自分がどのような仕事をすれば、ワクワクできるか、知っておくことをおすすめします。

  • 目の前にある業務に、コンスタントにこなすことに生きがいを感じる。
  • 外部との交渉が上手くいくと、嬉しい。
  • 新しいことにチャレンジすることで、やる気が出る。

など、タイプによって職場への馴染み方も変わってきます。
自分を通すことが、正しいわけではありませんが、働くのは自分自身です。
どのように環境に馴染めるかどうかは、人によって変わります。
自分の適した環境かどうか、予め知っておくようにしましょう。

組織規模による違いについて

大規模な組織の場合

求人の段階で、求める技能など明確に表記されていることが多いです。

スタートアップの会社と異なり、「会社を上場させたい」、「子会社を増やしてホールディングスにしたい」といった拡大に向けて、体制を整えたいケースが多く見られます。

実際に経理部門に入ると、業務は細分化されており、任された担当をこなすような仕事の仕方になります。

この場合、経理部門の責任者の仕事は、チームの統括的役割と現場や役員との調整役が任されます。自分がどのポジションに入るのかを、よく把握しておきます。

このような組織で働くのに、必要な簿記知識は、簿記2級以上です。簿記1級や税理士科目を取得しているのが望ましいでしょう。連結決算ができるのであれば、重宝されるはずです。

中規模な組織の場合

経理部門では、1人から少人数で構成されています。

従業員もいるので、業務の範囲が広範囲に任されることもあります。
また、業種によって、経理のクセもあるので、経験のある業界であれば、即戦力として重宝されることでしょう。

ただ、組織が小さくなればなるほど、経営者の意向が強く出ています。

経営者が求める経理像が、自分に合っていることが理想ですが、なかなかそうは行かないことも。

このようなときは、自分の自由度がどこまで許されるのか、予め確認しておくことがいいかもしれません。

ある意味、自分に適した職場かどうか、推し量るのが難しいとも言えます。

 

ここで、求められる経理の技量は、決算まで組めることです。
できれば、簿記2級を取得しておけば、重宝されることでしょう。

小規模・零細企業・個人事業主

ここで、求められる経理の仕事は、経理以外の事務も求められます。

営業事務も必要とされるでしょう。
経理だけではない事務全般ができることが、求められます。

簿記の技術も、できればあったほうがありがたいけど、現場事務もできたほうがいいということで、簿記知識不問で募集されることもあります。

しかし、経理をする上では、簿記の知識は必須です。
簿記3級は必要でしょう。できれば、簿記2級があれば、十分活躍できます。

 

いずれも、簿記以外に必要な技能は、IT関連です。

特にExcelは、どのような職場でも、必ずついてきます。
最低限、Excelは活用できるようにしましょう。そして、あとできれば、Excel以外で使えるツールを持っておくと武器になります。Notionなどを始めとした、ノーコードツールは、仕事の効率化に大いに役立ちます。

経理を上手く味方にできる会社であるか

以上のように、組織の規模によって、求められることが変わっていきます。

もちろん、業種によって、やることも変わってくるでしょう。

しかし、何より一番大切なことは、その組織の経営者の方が、経理に対してどのような考え方をもっているかによって、環境は大きく変わっていきます。

経理に対して、全幅な信頼を寄せていらっしゃるのか。
それとも、小うるさいから、適当にやってほしいと思っていらっしゃるのか。

この経営者の考えにより、働く環境は大きく変わってきます。

もし、それらを予め知っておきたいと思うのであれば、面接の際、社内の様子を観察してみましょう。
経営者の方は、非常に話し上手な方が多いので、第一印象は、たいてい良い場合が多いです。
チェックするとなれば、自分が入るであろうポジションの従業員の方の様子をチェックしましょう。
表情が暗いなど、違和感を感じる場合は、自分の感性を信じていいかと。

 

経理の仕事は、知識と技術が必要です。そのために、経理担当者は努力をしてきています。

もし、雇われることを選択するのであれば、以上のようなことを考慮に入れていただき、「安全」が担保される職場を選ぶようにしましょう。

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よろしければ、ぜひ。

 

また、フリーランスとして経理の仕事をする道もあります。今の私がそうです。

フリーランスへの道は、そう簡単なことではないので、誰にもおすすめすることができませんが、良い面もあります。
経理の専門家としての、立ち位置で、経営者の方に提言できるという点です。

新しい価値を提供できる経理を提供してみたいと思われるのであれば、可能性にかけてみてもいいかもしれません。
ただ、そのときは、自分が食べられる稼ぎが担保されているなら、できます。

 

たかが経理、されど経理。経理が働く環境がいい職場は、会社も上手くいっている証拠です。

ぜひ、みなさんにとって、よい職場とマッチングできることを願っています。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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