ひとりビジネスに必要なのは、運転資金ではなく、心身の筋肉です。
瞬発力が問われるスプリントと、持久力が必要なスタミナ。
この両方の筋肉がバランスよく鍛え上げて、初めてひとりビジネスを継続する基礎体力が身につく感じです。
お金は後からついてきます。
独立して3年。ひとりビジネス筋という存在を知る
すみません。ブログの写真。本来なら筋トレに勤しむ私の写真をアップすべきです。
なのに、「食する」方の肉。骨付きソーセージしか、肉肉しいものがありません。
運動せずに、ひたすら食を楽しむ普段の私が垣間見ることができます。
さて、稼ぐって、こんなに大変なんだ。
やっと、3年目にして、その事実に気付いた私です。
これまで、どうやって生きてきたかというと、幸いなことに業務委託として経理代行を依頼してくださった方によって、最初の数年はなんとか生きていくことができたのです。
それが良かったのかどうか、時間を経ないとわかりません。
上手く、自分でビジネスとして稼ぐ力をつけていれば、器用に稼ぎながら、仕事の内容を自分好みに変えて行くことができます。
しかし、私は簡単に移行することができませんでした。
結局、まだ食べるための仕事をしながら、自分にしかできないビジネスの可能性をこじ開けようとあがいているのです。
3年たつと、いくら世間知らずの私でも、気づくことがあります。
それは、プロとは、その道を進むための筋肉を、永遠に鍛え続けている人のことを言うんだということです。
かつて、競泳選手だった私。週に5日は、プールで泳ぎ込みをしていました。
ピアノが好きで、音大にも行こうかなと思っていた時期もありました。
そのときは、学校から帰ったら、毎日ピアノを弾き込む自分がいました。
学生は、ひたすら勉強します。
このように、その道を生きる人は、アスリートのように、その道を歩くのに必要な力を、日々鍛えているのです。
無論、ひとりビジネスでも例外ではありません。
自分で稼ぐなら、必要な筋肉を鍛えないとあかんというわけです。
ひとりビジネスに必要な筋肉とは
まずは、筋肉の基礎知識を確認しましょう。
筋肉には、次の役割があります。
- 体を動かすのにとても重要な役割を果たしている。
- 脳から送られる信号に応じて収縮(ちぢまる)したり、伸展(のびる)したりする。
- 心臓は大きな筋肉で、血液を体中に送り出す力を生み出します。腕や足の筋肉は、物を持ち上げたり、歩いたりします。
- 運動やエクササイズをすることで強くなったり、大きくなったりする。
つまり、筋肉は、活動するための行動と、持続して生き続けるために欠かせないツールなわけです。
そして、ざっくりと筋肉には、2種類あって、それぞれ得意分野があります。
- 白色筋肉(Fast-Twitch Muscle Fibers)
速く強力な収縮ができる筋肉線維を指します。
瞬発力や爆発的な力を発揮するのに適しています。
陸上競技でいえば、100m短距離走でしょうか。
酸素供給が苦手なので、長く続かず疲れやすいとされています。 - 赤色筋肉(Slow-Twitch Muscle Fibers):
持続的な収縮ができ、酸素供給に対する依存度が高い筋肉線維を指します。
持久力活動に適しており、長時間の運動に耐えるのに役立ちます。
酸素を多く含むため、酸素供給によってエネルギーを生成します。
陸上競技で言えば、マラソンなど長距離走のときに有利とされています。
これらを、ひとりビジネスに置き換えると、次のようになります。
- 思いついたら、即行動をとる。
- アイディアを考え続ける。
- 自分に足りない筋肉を、トレーニングというか、実戦で鍛えていく。
- 筋肉がなければ、ひとりビジネスはできない。
- ボディビルダーのように、ひとりビジネス筋を魅せる人がたまにいる。
もし、雇われていたら、この筋肉は必要ありません。
だって、かわりに動いてくれるのが組織ですから。
その組織という水の中で泳いで生き抜くという、別の筋肉がありますね。
ひとりビジネスは、陸上で動くための筋肉で、雇われ仕事なら、組織の中で泳いで動くための呼吸法と筋肉が必要です。
いずれにせよ、生きていくには筋肉が必要ですが、タイプが全然違うのです。
とりあえず、ひとりビジネス筋を鍛えるメニュー
筋肉のタイプにそって、メニューをカテゴリー別に組んでみました。
とりあえず、このメニューで、私はここまでなんとか生きてきました。
ひとりビジネスを続けるための筋トレメニュー
ひたすら、継続です。
なにがあろうと、辞めないで続けることが必須項目です。
もし、仕事を続けるという実戦のみだったら、仕事がないと筋肉を動かさないようになります。
そうなると、せっかく鍛えた筋肉がしぼんでしまいます。
仕事とは別に、読んでくださる方を思い続けるために発信を毎日するということをしています。
私の場合は、ブログとメルマガです。
今は、筋トレの休息日も必要と考え、平日更新にしています。
認知力を鍛えるメニュー
雇われからひとりビジネスに移行する際、一番じゃまになるのが、以前役に立っていた筋肉です。
共通部分もあったりしますが、基本、筋肉のタイプが違うので、ほぼ身体を鍛え直す必要があります。
雇われ時は、上司や周囲からの評価や、教育的指導というものがあり、自分を正す機会がありました。(それが自分に合っているかどうかは別ですが……)
しかし、ひとりビジネスになると、それを自分ひとりでやっていきます。
自分で自分を見つける、つまり「メタ認知」と言われるものです。
この視点がないと、マーケティングや市場調査ができません。
また、大きな社会の中で、自分の立ち位置や強みを見極めることもできません。
これは、観る力とも言えるでしょう。
私は、これを鍛えるために、読書やセミナー、コンサルなどを受けるようにしていました。
しかし、下手するとお金を湯水のように流しだしてしまいます。
お金をかけずに、このトレーニングをするなら、私はモーニングノートが役に立ちました。
朝起きたら、即A4ノートを開き、とにかく言葉を書き出すというものです。
書き出して余計なことを、頭から出してしまえば、奥に沈んでいた本来やるべきことがあらわにでてきます。
メタ認知は、自分をよく知った上で、全体への影響まで見据えます。
- 事業計画のような、ラフ図を描けるようになる。
- やろうとしていることに、予算をつけて試算する。
モーニングノートで、自分の思い込みを外し、経理や財務の知識で、自分の仕事を数値化する。これだけでも、ひとりビジネスのメタ認知は、やりやすくなります。
そういう意味で、認知力を鍛えるために、経理と財務の知識は欠かせません。
マーケティング、営業のためのライティングの手法は、その後に勉強します。
まずは、数値で自分のビジネスを評価できるようにします。
思い立ったら即動くための筋トレメニュー
私は、このトレーニングに、タスク管理術を鍛えてきました。
始めは、まめにリストアップして、事細かに振り返りもするという、タスク管理の基本を極めました。
これに有効だったのが、タスクシュートでした。
でも、今はNotionに移行して、時間コントロール力を極めるようにしています。
ひとりビジネスの成長段階によって、やり方は変わります。
始めは、ある程度忙しくすることで、時間単価を上げるようにしていきます。
副作用として、忙しすぎると、本来のやるべきことを見失うというリスクがあります。
でも、先程挙げた持続力を鍛えていれば、食べるための仕事とひとりビジネスの仕事のバランスをとれるようになります。
ある程度、ひとりビジネスに軌道のってきたら、仕事を減らします。
それでも、一定の食べていけるだけの稼ぎが続けられるように、バランスをとっていきます。
パフォーマンス力を鍛える
ライティング、話す力、オンラインセミナーの運用手法、web戦略。
すべて、この力が必要です。
人のやることを真似てみます。
そうすると、自分にあった筋肉の動かし方がわかってきます。
話す力は、鍛えておくといいです。
これは、コンテンツを魅せるときに必要な筋肉です。
競技に例えるならば、芸術点が発生する競技です。
新体操、フィギアスケートなど。
この競技で勝つには、毎日練習して確実性を上げていきます。
まさに、人前で話すとき、この新体操の選手の気分になります。
音声配信、動画配信で、AIでコンテンツを作り上げることもありですが、まずは、自分の筋肉を動かして、トレーニングしておきたいものです。
ひとりビジネスをしながら、トレーニング!
ひとりビジネスは、メリット・デメリットがあります。
できれば、デメリットを潰していきたい。
そうであれば、デメリットをメリットに変えるべく、自分を鍛えていきたいものです。
お金をかければ、これらのことは、すべて外注にすることができます。
でも、それは、ひとりビジネスではなく、会社組織を作る手法にすり替わってしまうのです。
ひとりでやっていくには、いろんな役割を自分で担うことになります。
まずは、それができるような筋力をつけていきましょう。
私も、失敗を繰り返しながら、次にやるべきことをどんどん見つけていっています。
パーソナルトレーナーのような、存在を見つけることもありですね。
上手く、自分にあったメニューを組めるよう、まずは、良いとされているものを真似て行動していきましょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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