どうやら、Notionは一つの文明を作ろうとしています。
その壮大な世界は、一部の人に特権が集まるものではなく、一人ひとり、十人十色の鮮やかな世界なのです。
私の周辺でも、今までNotionにチャレンジしながら断念されてたが、再チャレンジして、自分だけの世界を築けるようになる人が増えてきました。
Notionのこれからは、一体どんな世界を見せてくれようとしているのでしょうか。
今回の「NotionCreatorsFes」にて、NotionJapanゼネラルマネージャーの西さんのスピーチから、紐解いてみました。
Notion Creators Fes
昨年の「Notion 全国ミートアップ2022」。
そして、2023年の今年は、「Notion Creators Fes」。
毎年、11月に大型イベントを打ち上げるNotionは、日々進化を遂げていきます。
今回は、10人のクリエイターたちが、短い時間の中で、濃密な内容をぎゅぎゅっと発表していきました。
プレゼン技術の高さがあったからこそ、可能にした素晴らしい発表でした。
Notion問わず、プレゼンのあるべき姿として、大いに勉強になった次第です。
そんな中、Notionのロードマップが発表されました。
どうやら、NotionAIが進化遂げるようです。
それと同時に、これからNotionは何を目指していくのかを、3つのWordに込めて、お話がありました。
どんなに新しい技術が積み込まれていても、Notionが生まれた当初から貫かれている理念は、揺るぎないものとして、息づいています。
これからNotionが目指す3つの柱
「Notionってなに?」
Notionを説明するのに、いつも苦労します。
なぜなら、なんでもできるからです。
人によって、表現を変えたりしていました。
Notionが発表してきた、キャッチコピーの遍歴を辿ってみます。
- Notionはレゴブロック
- オールインワンスペース
- コネクテッドワークスペース
確かに、利用している者からみたら、それなりに的を得ているWordですが、見たこともない、使ったこともない、逆に離れて行った人に対しては、どうも刺さりにくいWordでした。
とにかく、Notionを一言で表すのは、とても難儀だったのです。
そして、今回は、Notionを一言で表現するのではなく、3つのWordが発表されました。
Making software wonderful
Access & share knowledge
AI across your workspace
この3つの言葉について、一つ一つ、私見ですがまとめてみました。
Making software wonderful
「Notionを作った理由は、僕のおばあちゃんが自分でソフトウエアを作れるツールを開発したかったんだ」
去年の全国ミートアップにて、サイモンが私に話してくれた言葉が、まさに今も息づいています。
単なる経理のおばちゃんで、会計事務所職員で、帳簿とにらめっこするのが仕事だった私が、Notionひとつで、経理フローの効率化を図り、ついでにバックオフィスや会計事務所での仕事効率も爆上げできたのは、Notionのおかげだったのです。
普通、業務効率化はデジタル化することが通説です。しかし、そのためには、ツールを構築する必要があり、かつては専門のエンジニアに頼まないと叶わない夢でした。
でも、専門知識もなく、プログラム言語を知らない私でも、夢のツールを作ることができたのは、「Making software wonderful」の精神があったからです。
経理会計をしているとわかるのですが、専門性の高いものは、一定のルールが存在しています。
それに沿って、進めていかないと整合性がとれなくなるので、そのルールを勉強し、守っていくのが専門家の仕事です。
でも、だれもがソフトウエアを作れるようになるには、そのルールを超えて自由に操作できる必要がありました。
それを可能にしたのが、機能に特化したツールをパッケージ化し、ページと言われるスペースに積み木を積み上げるように置いていく方法でした。
これを例えた言葉が「レゴブロック」です。
当初、Notionを表現したキャッチコピーに「レゴブロック」が採用されていました。
まさに、このことを表した言葉だったのです。
ちなみに、Notionでこれを具体化させ、最近リリースされた機能が、
- オートメーション
- Formula2.0
です。
そして、これから搭載予定が
- スプリント正式版
- ページとデータベースレイアウトをよりわかりやすく
です。
こうして、ツールのパフォーマンスを改善させていき、ユーザーからのフィードバックからNotionを進化させていくことで、ユーザー視点から開発していきます。
研究する相手が、競合他社ではなく、あくまでユーザーからの声だということです。
Access & share knowledge
これは、Notionにすべての情報をストックしたあと、それを活かすための機能を指します。
- 一人で集めた情報を、アウトプットするため
- チームで集めた情報を、シームレスに活用するため
情報は、これから活動するのに、有益なエネルギーとなります。
それを滞りなく、アウトプットするために、蓄積させてきた情報を見やすくする機能が充実されます。
ホーム
- 毎日見るもの、データベースにまたがってアサインされたものの表示(ホームタブの創設)
- ほかのメンバーがよく観ていたページ(チーム利用)
- そろそろ、このページをチェックしたらいいんじゃない?という提案
そういった情報を集約するページを作れるようになります。
受信トレイ2.0
現在の受信トレイは、コメントが時系列に並んで表示されるようになっています。
それが、コミュニケーションツールによく見られるような形に近づくようです。
これで、チームでの利用がより活発になります。
いままでは、「NotionとLINE」といった併用運用で対応していたものを、Notion上で事が済むようになるかもしれません。
検索の向上
「あれ、どこいったっけ」
デジタルでも、アナログでも、よく起こることです。
掛けていたメガネがないと、大騒ぎして探していたら、頭の上に引っ掛けていた、そんなことはザラにあります。
でも、Notionでは、それが改善されるそうです。
私の場合、発信用ねた帳をデータベースにしていますが、膨大な量になっています。
- このネタは以前、書いたことがないか。
- 書くなら、別の切り口にした方がいいか。
そんなとき、Notionのネタ帳をチェックするのですが、いままでタグづけをフィルターにかけて絞り込んでいたのを、もっとピンポイントで過去ネタを引っ張ってきてくれます。
過去の検索から、新しいコンテンツが生まれるわけです。
今後、ネタ帳から書籍を作るとき、大いに役に立ちそうです。
AI across your workspace
つまり、AIがその人のワークスペースの中でより勢力を強めたということでしょうか。
今、ブログを書いている時点では、詳しくお伝えできないため、「おいおい、なんだよ」と突っ込まれそうです。
いままでのNotionAIは、文章作成に強いと言われてきました。
これからのNotionAIは、その人のワークスペースに住み着いて、小人さんのようにあちこちの情報を加味して働いてくれるのかもしれません。
(すみません、アンバサダーは知っているのですが、2023年11月14日現在、まだ言えず……)
Notionの目指す世界は、色鮮やかな世界
かつて、私のブログでは、文字に色をつけることはありませんでした。
しかし、今回、初めて文字に色を採用しました。
おそらく、今日のブログのみでしょう。
理由は簡単。
Notion自体は、白と黒の世界から始まっているけど、行く先々で、いろんな色を載せて、使う人の人生を鮮やかにしていく、それを表現したかったのです。
いや、すみません……。公式が文字に色を載せていたから、そのまま表現させていただきました。
でも、このキャッチコピーに色を載せているのは、白黒で表現していたNotionから、彩り豊かになることを表しているからだと思っています。
白いキャンバス地だったNotionに、自分の色で染めてほしい。
この理念は、今も変わらずですが、その絵の具が提供されたことで、よりその人ならではのカラーが生まれるようになるのではないでしょうか。
Notionがより、一人ひとりの「概念」を表現しやすくなります。
そして、それは、一部の人が独り占めできない、一つのムーブメントになるでしょう。
ここで、私は一つの挑戦をしてみようと思いました。
「Notionを使って、年配の方をIT自立して社会活動を続けられるようにする」
ひとり一人思い思いのNotionを作れるのなら、今までパソコンも触ったことのない方でも、Notionを使えるようにすれば、彩り鮮やかな老後を過ごせるはずです。
まさに、サイモンが願っていた「おばあちゃんでもプログラミングできるツールを作りたい」
が、実現できるかもしれません。
そんなNotionが目指す鮮やかな世界を、ともに作って参りましょうぞ。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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