「困った時は、お肉を食べなさい。そうすれば、なんとかなるから」
私の母は、食事においては正しい教育をしてくれました。
母が作ってくれたお弁当は、「肉」「野菜」「白米」のバランスが完璧でした。
ついでに、お弁当箱に「これでもか!」と、親の仇をとるがごとく、ギューギュー詰めにしてくれました。
おかげで、弁当箱の中で、おかずが崩れることなく頂くことができました。
そんな母の教えから、人生の難局を乗り越える方法をご紹介します。
家計が大変でも、決してケチらなかった母の教え
私の母は、実家が九州の女性でした。
勉強が大好きで、本の虫で、大学で言語学の研究をしたがっていたけど、時代がそれを許してくれませんでした。
親といえども、人間です。欠点はあります。
でも、「食事」「本の選び方・読み方・記録の仕方」だけは、リスペクトしています。
家計が苦しいときでも、食材の質を落とさず、読みたい本は購入し、心を豊かにするものには、絶対にケチることはありませんでした。
また、頻度が下がっても、宝塚歌劇の観劇は、継続していました。
「お金を湯水のように使えなくても、投資するもの、投資するタイミングがきたら、躊躇なくお金を使え。」
これは、母の壮絶な人生を傍らで見てきて、今になってやっと理解できた教えです。
普通、お金がなければ食事の品質を下げて、お腹だけ満たしておけば節約になるはずです。
でも、まだ使えるお金があるならば、食事と知識欲とときめきに対しては、最後の最後まで投資し続ける姿勢を、母は崩しませんでした。
私が若かった頃は、そんな母を軽蔑していました。
でも、私自身が、当時の母と同じ年になり、「ああ、このことだったんだ」と真意を実感するようになったのです。
人生、いろんなことがあります。
山あり 谷あり。ひとり仕事をしていれば、ずっとその道が続きます。
今になって、あの母親の子どもでよかったと思えるようになりました。
食事は、その人そのものを支える土台を築きます。
読書は、その人の生き方を支える支柱を増やします。
癒やしなど、心をときめくものは、人生を歩み続ける持久力を高めます。
この「食事」「知識欲」「ときめき」は、女性が一人で生き続けるための、必須項目なのです。
私は今、それを、人生を支える三原則と名付けています。
ここへの投資をやめる時は、赤信号が灯った状態だと認識しましょう。
そうなる前に、なんとか立ち直るのです。
無農薬野菜と紀ノ国屋の肉
母の食材の買い物は、今思えば豪勢でした。
毎週月曜日の夕方に、住んでいるマンションの下に無農薬野菜を売りにトラックが横付けされます。
母は、そこで泥だらけの根菜、根に泥がついた葉物、その他無添加の味噌など……。
両手に抱えきれないくらいの量を買い込んでいました。
また、別の曜日には、自転車に乗って、高級スーパー紀ノ国屋へ行き、豚肉、鶏肉、ときどき牛肉を買い揃えていました。
そして、週2日は、よつ葉牛乳を共同購入です。取りまとめして下さっている方のお宅に、牛乳をとりに行くのが、小学生だった私の役目でした。
なぜか、当時冷凍の納豆も購入していた記憶があります。
毎夕食、納豆が解凍しきれず、凍ったまま強引にかき混ぜていた思い出があります。
(凍っていても、人生で1番美味しかった)
こうしてまとめ買いした日は、大量の副菜を作り溜めします。
おかげで、冷蔵庫は色とりどりで、困ることがありませんでした。
とにかく、大量に野菜を食べさせる人でした。
おかげで、大きな病気にならず、悩むなら戦え!の精神を宿すことができたのです。
母が亡くなったときに不眠症になった私が立ち直った方法
社会人になって、同期の中で1番早く結婚した私は、子育てとフルタイム勤務の両立で、自分をいじめ抜くような日々を過ごしていました。
でも、なんとか踏ん張って根性を出し続けられたのは、母がくれた身体の基礎があったからだと、今になって思っています。
若いうちは、それでよかったのですが、40代過ぎた頃に、とうとう今までの貯金を使い果たし、心身の不調が始まったのです。
食事、読書、ときめき。人生を支える三原則。
そのすべてを手を抜いてきて、育児と仕事と資格試験勉強に費した結果でした。
ちょうどその時、母が亡くなっていました。
これからは自分で、自分のメンテナンスをしていかなければいけないことに、気付かされたのです。
それからは、私なりの人生を支える三原則を編み出して、心と身体の資本を目減りさせないようにしています。
母のように、専業主婦ではなかったので、家事は苦手です。
手の込んだ副菜は作れませんが、工数少なくても同等の効果が出る方法を編み出しました。
肉は、困ったときの栄養食材
バイオリズムが崩れた時、怪我をした時、心が傷ついた時。
とにかく、心にも身体にも修復が必要な時は、高タンパク低カロリーの肉をいただきます。
鶏胸肉は、夏バテにも効果あります。
鶏ささみ肉は、体脂肪を落として筋肉量を増やすボディメイクにも重宝されています。
そして、ラム肉。野性味があるので、食べごたえありつつ、脂肪が少ないです。
自分で調理するのは大変ですが、外食の際、この食材のメニューがあれば、即決でそれを選択します。
今日は、ラム肉に出会ったので、1日、リズムよくタスクをこなせました。
タスクを遂行するにも、メンタルの調子はよくしておきたいものです。
時々、肉を大量に買い込むときは、こちらにお世話になっています。
コストコのお肉も購入するときもありますし、スーパーの割引で購入するお肉もあります。
ここぞの時は、この藤井商店さんの守谷牧場直売店へ行きます。
心まで元気にしてくれるお肉、日常を支えるお肉、とりあえずのお肉。
用途を分けています。
野菜に困ったら、冷凍を買え
冷凍のブロッコリー。冷凍のほうれん草。
これだけあれば、圧倒的に調理の時短になります。
ミックスベジタブルは、野菜を摂取した気になりません。
同じ冷凍なら、豚汁用に組み合わされたものを選択しています。
私が暮らしている地域は、新鮮な野菜がたくさん流通しています。
12月になれば、豚汁を大量に作るので、新鮮な根菜を購入できます。
でも、家事、台所仕事が苦手な私です。
外食も選びます。
ここのランチは、地元野菜をふんだんに使っているので、不思議とパワーが出ます。ほぼ野菜だけのランチなのに。不思議です。
読書は、耳からでもOK
実は、なかなか読書の時間がとれていません。
この夏の、私の調子があまりよくなかったのですが、それは、この知識欲を満たしていなかったと分析しています。
夜寝る前に、Kindle本を読んでいたのですが、目が疲れるのでやめました。
その代わりにAudibleを聴いています。
よく寝落ちしますが、ま、いいか。
ときめきは、仕事に使えるものから。
宝塚歌劇など、推し活は心のときめきを強烈に満たしてくれます。
実際に、不眠症になったときは、私は宝塚歌劇の観劇で直したと信じています。
宝塚市まで馳せ参じ、しばらく泊まり込んで連続3回ほど、生舞台を観劇しました。
そうしたら、帰るころには、本当に元気になったのです。
一週間、病院に入院することを考えれば、同じような費用で同等の効果があるなら、断然推し活一択です。
でも、今は、ガジェットとメイクにときめきを得ています。
ガジェットは、仕事で使うのですが、仕事しながらときめくとは、これほど超効率よく癒やしを得られるのは、ないと思っています。
メイクは、心理学的にも効果があるとされています。
特に、メンタル不調は顔に現れます。
そこに血色を足すだけで、心に高揚感が生まれるのは、いい意味でカンフル剤と言えるでしょう。
50歳過ぎたら、メイクの力を借りて、心の体幹筋肉を鍛えつつ、ときめきも生まれます。
一挙両得です。
メイク技術がない頃は、不自然な自分に嫌気を感じ、メイクをほぼしていませんでした。
しかし、技術が上がると、自分を自然に整えるメイクができるようになります。
メイク技術は、自分を受け入れる過程で育つのです。
自己受容のトレーニングとして、メイクは有効です。
心の黄色信号になる前に、人生を支える三原則を見直す
正直、今、本を読む量が足りていません。
このままだと、アンバランスになって、別の黄色信号が灯るかもしれません。
この人生を支える三原則の他に、人生のエンジンを円滑にする三原則(運動、稼ぐ、時間コントロール)もあります。
支える三原則のバランスが崩れたら、前に進むことも難しくなります。
そういう意味で、私はまだ、不完全です。
以前は、ピアノを弾くことも含まれていたのですが、今は満足に弾くことができません。
まだまだ、油断はできません。
若いうちは、こんなことを考えることはありませんでした。
でも、母が独特な教育方針だった意味が、今は痛いほどわかります。
人として尊敬できるかどうかは、別ですが……。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
◉「まずは相談」それぞれの困りごとにアドバイスいたします。
◉自分の力でクリアされたい方向け
◉公益法人運営サポート
公益法人運営サポートサイト↓