経理って、単なる事務屋だと思っていると、本当に事務の人になります。
逆に、経理としての情報発信ができると、経営を支える仕事になります。
実は、経理担当者の心構えで、経理の姿は大きく変わるのです。
経理の仕事がなくなりつつある?
昨今のDX化。そして、AI。
どんどん経理の手間がなくなる技術が生まれてきています。
かつては、大きなシステムを入れないとできなかったことが、たった数千円のサブスクリプションで、いろんなことができるようになったのです。
まだまだ、正しい仕事ができていないし……。まだ、人の手でやったほうが、早いし……。
そう思っていると、あっという間に技術が進歩しており、人の手より早く正しい仕訳ができるようになっています。
今までの時代だったら、数年かかることが、今ではほんの数日でAIは学習していきます。
実際に、私が利用しているChatGPTも、ずいぶんと賢くなってきています。
油断していると、人件費2,000円前後の機械に、仕事が奪われる未来がすぐそこまで、来ているのです。
いつものルーティンを崩す勇気
では、人でなければならない仕事はなんでしょうか。
それは、新しい仕事を生み出すことです。
でも、頭ではわかっているけど、なかなかできない。
それも、そもそも経理って新しいことをやる部署なの?
そう思われるかもしれません。
日常のルーティン業務だけでも、時間が過ぎてしまう。そんな部署が経理部です。
でも、よく考えてみれば、やらなくていい仕事を見つけて、手放す勇気があれば、新しい仕事を作り出す余地が生まれます。
例えば、
- 会計ソフトには、データのインポートをすることで、時間短縮を図る。
- 現場から直接データ入力する仕組みを考えて、経理ではチェック作業のみに特化する。
- Excelも、マクロを組んでデータ入力の時間を短縮する。
- ペーパーレス化を進める。
これらは、経理の効率化として当たり前になっています。
そして、
- 会計ソフトとExcelだけではなく、会計ソフトをAPIで連携できるツールを研究する。
- 事務所内のパソコン周辺機器を充実させ、業務の効率化を図る。
- そして、月次決算を一日でも早く出せる工夫をする。
といった、エンジニアにしかできなかったことが、普通の一般の人にも取り組めるようになってきています。
自社の特性にあったシステムを、経理担当者が自分で組み上げることが、一番の理想です。
こうして、生まれた時間で、現場や経営陣にとって、有益な情報(いいことも、よくないことも、忖度しない)をタイムリーに発信する経理部に変化できたら、経理は単なる事務屋ではないと、認知してもらえるようになります。
経理部だって、お金を生み出せるんだと。
本当は、社長に経理の価値を知ってほしい
このように、経理が自由に自分たちの改善を行えるようになることが、経理がお金を産み出す部署に変身できるんだと述べました。
でも、最後の一つのピースがないと、この経理改善はできません。
その最後のピースとは、「社長」なのです。
社長が、経理に対して「単なる事務屋」だと思っていたら、経理は生まれ変わることができません。
そして、改善する自由を与えることもできません。
結局のところ、いい経理パーソンは、いい社長がいる会社でないと生まれないということです。
どうも、自分の会社で働く経理の動きがよくないなぁと思われた、そこの社長。
社長自身が、経理を楽しめていないのかもしれません。
そのためには、経理の仕事にきちんと向かい合えるようにしたいものです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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