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電子申告した確定申告書控えを公的に提出するときの方法

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子どもの奨学金申請など、親の所得証明として確定申告書控えを提出するケースがあります。

かつて紙提出が当たり前だった時代は、税務署の受領印が押されたものをコピーして提出することができました。

では、自分で電子申告した場合、税務署の受領を証明する方法があるのでしょうか。

懐かしの紙提出確定申告書控え

目次

税務署の受領印が必要なわけ

確定申告とは、自分の所得とそれを元に計算した税額を、根拠を示しながら申告して納税する仕組みのことをいいます。

サラリーマンのように、お給料で所得税を収めている方は、会社の年末調整などで税額が計算され、1年分の所得と控除額と税額を記した「源泉徴収票」が発行されます。

この「源泉徴収票」は、事業所といわれる会社が発行します。

自分の所得証明をしたい場合、この源泉徴収票を提出すれば、それで事足りるのです。

 

ところが、フリーランスなど個人事業主の方の場合、この所得証明が少し面倒くさくなります。

この所得を証明するのが、「確定申告書控え」と言われる別表一、別表二、青色申告決算書となります。

自分で申告するので、これが本当にその人の所得を証明できるかどうか、わかりません。

そこで、「この申告書は、税務署が受け取っています」という受領印が押されていることで、その「真実性」「正確性」を証明しているのです。

電子申告をした証明はどのようにするのか

さて、今回は、私は電子申告を自分で行っています。

それも、国税庁の「確定申告等作成コーナー」で作成し、マイナンバーカードを使って電子申告をしています。

この場合、申告した後、e-Taxのメッセージボックスに、受付確認をすることができます。

e-TaxのQ&Aより

つまり、電子申告されると、メッセージボックスに「受付完了」と表示されたことを、目で確認することができるわけです。

しかし、これだと、ただの「目視で確認した」だけになります。

以前は、この受付完了通知書が受領印のかわりになっており、紙で出力できるボタンもありました。

しかし、今は、それが見当たりません。

どうやったら、この電子申告された確定申告書を公的に証明できるのでしょうか。

できます。

国税庁サイトのQ&Aデモデータに、追記。

このように、電子申告された確定申告書をPDFデータで保存すると、

申告書上部右側に、小さな字で

「受付日時」「受付番号」が記載されています。これが、紙提出したときの受領印のかわりになります。

このPDFファイルは、e-Taxのメッセージボックスに、受信通知がとどきます。

国税庁サイトより

該当するメッセージを、とりあえずクリックしてみましょう。

すると、下記のようにメッセージを開くことができます。

国税庁サイトより

「受信データ(XML)」の「帳票表示」をクリックすると、詳細(出力帳票の選択、個人番号の表示有無など)を設定して、出力します。

すると、さきほどの確定申告書のPDFデータが作られます。

私は、Dropboxに確定申告フォルダをつくっているので、そこに保存するようにしています。

 

基本的に、公的施設(学校など)や、確定申告を知らないところでは、

「受領印がないと……」と言われるケースがあるようです。

でも、この申告書第一表の右上はしに、小さく印字された「受付日時」「受付番号」が、受領の証拠となりますので、そこは安心して提出していただければと。

それにしてもせっかくのデータを紙に出す手間をなんとか…

我が家には、プリンターがありません。

「ペーパーレス化をうたう、鈴木かずこの自宅にインクジェットプリンターがあるなんて、ナンセンス」と家族に宣言し、納戸奥にしまいこんでいます。

紙に出力する必要があるときは、近くのセブンイレブンにいって、マルチコピーで出力しています。

それにしても、この手間はなんとかならないものか。

できれば、DropboxにあるPDFファイルをメール添付で提出したい。

その願いはあるのですが、しょうがないです。

このセブンイレブンのマルチコピーも、QRコードでデータの転送をするので、一々iPad mini 6をひっくり返さないといけません。
(そのたびに、画面が縦横ひっくり返って、あたふた……)

かたや、どんどん機種が進化していくのに、もう片方ではいまだ、紙文化です。

このギャップがなくなることはないと、腹をくくって、いかにデータでやり取りできるかを、一人ひとりが努力し続けるしかないのかもしれませんね。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

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今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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