※娘が気まぐれで作ってくれたホットココア。心身ともに温まるし、娘にも心の余裕が出たとわかります。
上手くいかないことも起こる、世の常。
このような時、仕事をする私たちはどうしたらいいのか悩みます。
心が煮詰まった時、ホッとする時間があれば、強張った体や心が緩み、
今までのこだわりに縛られていたことにフッと、気づきます。
仕事を進めるとき、隙間を作らない方が、効率的に思われるかもしれませんが、
実は、その逆であることを知っておくと良いようです。
人は、たくさんの細胞で成り立っており、組織もその人が集まって成り立っています。
これを、建築構造に例えると、本当の強さとは何か。
思わぬヒントを見つけられるかも知れません。
日光東照宮 五重塔の構造
五重塔の柱は、実は浮いています。
※日光東照宮御朱印サイトより
地面から柱を浮かすことで、地震による縦横の揺れを上手く逃す働きをするそうです。
このことを知ったのは、実は中学生の時に受けた、修学旅行事前学習の時でした。
実際、京都の法隆寺五重塔は、埋めていた心柱が腐って空洞になったため、柱が浮いているとのことですが、日光東照宮では、あえて心柱を浮かせています。
この絶妙な隙間が、私たちに必要な「隙間」と同じではないかと、常々思っているのです。
余裕を持たせることで、建物の強度が高まる。
この、日本古来の五重塔に採用されている心柱を浮かせている構造は、もれなく、東京スカイツリーにも導入されています。
※TBS公式サイトより
東日本大地震の際、開業前だったスカイツリーが、揺れに耐えたことは記憶に新しいでしょう。
この、心柱が浮いていることを、中学生の私に熱く語った人は、当時の美術の先生でした。
「やっぱりね。遊びが大事なんだよ。」
と、コワモテの顔面で話してくれた記憶は、未だ脳裏から離れていません。
少しずつ、余裕をもたすことで、外からの圧力を受けても、受け流すことができるのは、この建築構造において、証明されているのです。
人の心の構造は、建物構造と類似している。
私たち人間も、心に余裕がないと、ボッキリ倒れてしまいます。
この時は、少し遊びを持たせて、心の心柱をフッと浮かせるのです。
そうすると、外からのプレッシャーや、自分で思い込んでいる重石をから、
フッといなすことができるのは、おおよそ想像できることだと思います。
昔の人の知恵が詰まっているこの五重塔を見ていると、私たちに
「しっかりとした柱こそ、遊びが必要」と教えてくれているようです。
組織の心の隙間を作るには、経理を活用
人の集まりである、組織も、同じようなことが言えます。
全てにおいて、ガチガチにしてしまうと、余裕がなくなり、殺伐とした環境になります。
これも、誰もが想像できることです。
しかし、どこに遊びを持たせるかは、人によって捉え方が異なるので、
組織ごとに、遊んでいる箇所が異なっていることも現実にあります。
そこて、私は、思考を自由にするためには、ルーティンを組み込んだ方がいいと考えています。
日々決められたことを、ルーティン化することで、思考することにエネルギーを集中させることができるからです。
五重塔の心柱が浮いていられるのも、周りの屋根を支えている釘を使わずガッチリ組み込まれた木々があってこそ、成り立つのです。
この、ガッチリしたルーティンを、組織では「経理」がその役割を果たすことで、精度の高さとゆとりが共存できると思うのです。
決められたルールがあるからこそ、新しいものが生まれます。
短歌や俳句のように、文字数が限られている中で、感動を産む言葉が生まれるように、
経理で決められたルーティンをみんなでこなす事で、新たなことを生み出す力が湧いてくるのではないでしょうか。
生まれた隙間を悪事で埋めたら、元の木阿弥
逆に、何もかも自由に隙間を作ってしまったら、どうなるのでしょうか。
私は、それこそ、成長しない組織になっていくと思っています。
実際、経理や内部統制のルールがない組織には、不正の温床が生まれますし、
一旦不正が起こると、人員を入れ替えない限り、そこは蘇生しないものです。
正しく隙間を作って、ホワイトなことにエネルギーを使えば、自ずと上手くいくことを、歴史が証明しています。
しっかりとした枠と、心柱と地面の設置部分には遊びを。
行き詰まった時こそ、我を振り返るタイミングだと思って、
ルーティンを見直して、正しい隙間を作ってみてはいかがでしょうか。
=編集後記=
【昨日のできごと】
ヨットクラブハーバーの大そうじ。
桟橋の塗り替えをして、きれいになりました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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