メルマガ「50代からのひとり仕事」(登録無料)

互いに幸せになれる 上手くいくお願いの仕方とは

  • URLをコピーしました!

RSS

follow us in feedly

娘にお願いして、ピザの切り分け。意気揚々とやってくれます。楽しい作業だから。

 

経理の仕事は、ひとりで完結できません。

 

経理以外の人がやったことを記帳する訳ですから、経理の約束事を守っていただくことが必要になります。

 

また、経理の仕事をしていると、どうしても、人を見る目が養わざるえません。

なぜなら、一言でできる人と、何回言ってもできない人がいるからです。

 

ついつい、できる人にお願いしてしまい、手間のかかる人を無視しがちになるのですが、
それをやってしまっては、組織が育ちません。

 

ここは、幼児教育の手法でもある「モンテッソリー教育」を参考に、私の実体験をお話しします。

 

目次

具体的な手順をやってみせる

 

私が大学生の時、小学校の教育実習での出来事でした。

 

担当したクラスは、元気がないというか、覇気がないというか、体力テストのスコアも、学年で最下位でした。

クラス担任である私の教官は、

「かずこさん、体育大学の学生さんだから、体育の授業をお願いします。
うちのクラス、特に立ち幅跳びが、全然ダメなので、指導をよろしく。」

というミッションを、実習1日目から与えました。

 

実際に、こどもたちにやってもらうのですが、
真面目に一生懸命飛んでいるに、全くもって距離が伸びません。

 

ここで、私は、実演します。

「ダメな飛び方。これは、みんなの飛び方にとてもよく似ています。」

「これが、いい飛び方。ポイントは、足ではなく、腕を大きく振ることです。」

 

大袈裟なデモストレーションと、動きのワンポイントを言語化する。

これが、コツなのです。

いい飛び方をしたら、先生の飛距離が格段に上がる様を、まじまじと見せつけます。

ここがポイントです。
あえて、悪い飛び方の飛距離を、こっそり抑えます。

 

そうすると、歓声を上げた子供たちが、こぞって飛び始め、あれよあれよと、クラス平均値を上げしまい、
ついに学年トップの成績を収めることができました。

 

 

「もう、体育については、私たちから指導することはありません」と

研究授業のはずだった「体育」から「算数」に変更させられ、のちに四苦八苦する私でしたが、

今、振り返ると、子供たちの可能性を、間近に見た貴重な体験だったと思います。

 

 

言われた通りにやると成功することを体験させる

 

人にお願いをしたことを、定着させるには、その人が実際にやって、上手くいった実体験が必要です。

 

やっても上手くいかないことは、人はその行為をやめてしまいます。

当たり前ですよね。嫌な気持ちになることを、わざわざ、やるのは物凄いストレスを抱えます。

私だって、嫌です。これは。

 

人に、作業をお願いするときは、その人が上手くいく手順を、細かに伝えることです。

 

人は、得意不得があり、適材適所があり、生まれ育ったバックグランドも違います。

経理担当者にとって、当たり前だと思っていることは、大抵非日常であることを、胸に刻み込むことが大切です。

たった一言で通じるのは、ありえない奇跡だと。

 

このためには、マニュアルが有効かと思うかもしれませんが、私は、違うと思います。

なぜなら、マニュアルを作成するのが、頭で分かりきっている経理担当者だからです。

 

大まかにマニュアルは作るのはよしとして、それを決して押し付けることはしない方が得策でしょう。

依頼する際、相手の反応を見て、伝え方の塩梅を調節することが、一番必要だからです。

もしかしたら、相手の反応を見て、経理システムに手を入れる必要があるかもしれません。

そういった情報は、一対一でやりとりすることでしか、得ることができないでしょう。

 

とにかく、最終目的は、経理を上手く回すことより、相手が上手く作業できることだけを考えるのです。

あとは回すだけ

 

相手に自信をつけていただいたら、あとはPDCA、またはOODAといった振り返りをしながら、双方から改善します。

 

そうすれば、経理というツールを通じて、組織が一体化してきます。

 

私が考える組織運営は、グループワーク的手法が有効だと考えます。

「モンテッソリー教育」も、一種のグループワークです。
あれこれ指示や指摘をするのではなく、自主的に動きやすい環境を作ることが、成長への一番の近道だという考え方です。

 

経理担当者や、経営者の方々で、組織が上手く回っていないと感じることがあれば、
もしかしたら、周囲への伝え方を変えれば、上手くいくようになるかもしれません。

 

こともたちに立ち幅跳びを伝えたように、
よくない経理と正しい経理を、きちんと示すことが、経理担当者の仕事だと思います。

 

=編集後記=

【昨日のできごと】

ヨットクラブハーバーの大そうじ。
桟橋の塗り替えをして、きれいになりました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。

 

=おすすめのサービス=

◉「まずは相談」それぞれの困りごとにアドバイスいたします。

個別相談

 

◉自分の力でクリアされたい方向け

オンラインショップ

オンラインセミナー一覧

 

◉公益法人運営サポート
公益法人運営サポートサイト↓

公益サポート合同事務所

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

目次