5月31日、国民的アイドル嵐のラストLIVEでした。
私は、特にファンだったわけではなく、なんとなく「最後だし…」と軽い気持ちで見たのだが、終わるころには大号泣の嵐で、今は喪失感に襲われている事態に至っています。
時代が終わるとは、このことなのか。
そうつぶやきながら、SNSを見ていたら、面白い論点がいくつかあったので、ワタシ的視点で解説つけてみようと思い立ちました。
インフラエンジニアの総力戦
瞬間600万人も視聴していたLIVE配信。遅延もなく、落ちることなく、リアルを最後まで配信し続けたサーバー体制が尋常じゃなかったようです。
嵐のライブ配信でトラフィック爆発してるときにサーバーの様子を見にいくインフラエンジニア老人が爆誕した https://t.co/nMygRoYLhy pic.twitter.com/sfLBDrBBYB
— shao as a service (@shao1555) May 31, 2026
- 対策を時間かけて準備してきたこと。
- ファンには事前にチケット購入をアナウンスし、予測を立てた。
- 入室時間を分けて、負荷分散(ファンの協力も欠かせなかった)。
この設営側と利用者側の双方向の協力があって、成し遂げられたという話が出ています。
嵐のラストライブの配信対策凄いな…
・配信チケットの事前購入を推奨させて、当日のトラフィック量を予測
・ライブ開始前に数時間特別映像を流すことで接続確認&ホットスタンバイ状態にしてる— 大畑 一志 (@kasakashi_) May 31, 2026
あと、XではAWSを駆使したやり方を、インフラエンジニアたちがこぞって解析始めた様子に、これは、プロが見てもありえないくらいの対策をしてきたことが伝わってきます。
他にも、カメラワークをはじめ、LIVE演出の限界値を上げてきたなど、入念に準備を重ねてきたスタッフ総力戦が功を奏したLIVEだったことは、誰もが認めるでしょう。
なぜ、一発でみんな成功できたのか〜長年貯められたナレッジ
では、なぜ今回のLIVEが成功したのか。
答えは一つだと考えます。
「長年のナレッジの蓄積による」
これにつきます。
- 国民的スター「嵐」によって、集められたハイレベルスタッフ
- 嵐のLIVEをずっとともに作り上げてきた、共有ナレッジを持つスタッフ
- 演者である嵐自身のナレッジ総棚卸し
おそらく、配信システムを構築したのは外部スタッフかと思われますが、それぞれ担う人個人の持つナレッジも相当貯まっていたと思われます。ハイレベルスタッフとは、このナレッジや技術を多く持っている人のことを指しているのです。
たった一日の配信で、絶対に失敗を許さない。
この技術者たちの誇りとナレッジが集合され、陣頭指揮をとったとされる嵐のメンバー(松本潤)の理念を全員で共有した結果だと言えます。
プロジェクトをチームで成功させるために参考になること
さて、ここからが本題です(笑)。
私は、経理業務の改善を進める者として、参考になりそうなところをピックアップしてみます。
圧倒的ナレッジを持つリーダーの存在
「絶対に、ファン一人も置いてきぼりにしない」
この熱い理念のもと、各所部隊が総力戦で戦えたのは、その熱い理念を持つリーダーの存在があってこそです。
そして、ただ、熱い思いだけではない、スタッフ業務を熟知しており、演出におけるすべての部署を見渡せる広い視野を持っていたことは、ファンの間でも語り草になっています。
あと、リーダーがプレイヤーであることも重要です。
人にどう見られるか、一番に研究している本人が直々に演出プランを作り、スタッフに直接指示出しをする、これほど効率よく良いものを作るループはないと考えています。
思いつくけど、やってもらうのは他人。
これだと、思ったとおりにできることが限られてしまうでしょう。
そして、リーダー本人が持つナレッジの厚みがあること。
それがあるから、熟練スタッフもリーダーの指示を理解できるのです。
そういう意味で、中小企業の規模が一番効率よく業務改善が進むはずです。
時間と予算をケチらない
これは、今回の配信事故が一切起きなかったことから、噂されている話からきています。
潤沢な予算で、設備投資し、時間をかけて入念に設計しており、実際の利用者(ファンクラブ会員)に事前にアナウンスして、負荷分散に手間をかけています。
この技術スタッフとファンクラブ運営の連携は、見ものです。
世界一のサーバー構築だと言わしめる今回の配信設計は、相当な予算が掛けられていると言われています。
そして、どうしたらうまく行くか、その創意工夫ができるスタッフの人件費も安くありません。
それも、長年日本のトップを走ってきたアイドルグループだからこそ、資金も人材も集められたとも言えるでしょう。
「嵐のために、人肌脱ぐ」
そう思わせる目的があったからこそ、ここまで「時間」「お金」「人」が集まったのです。
利用者視点を忘れなかった
嵐ラストLIVEの場合、チケットを買ったファンが利用者にあたります。プロジェクトの恩恵を最後に受けるのは一体誰なのか、それが一番クリアでした。
最初に書いた「絶対に、ファン一人も置いてきぼりにしない」という理念に現れています。
プロジェクトを進めるにあたり、誰が主役なのか不明瞭になることがあります。
会社の場合、会社・社長のためと思われがちですが、実は製品・商品を買ってくれるカスタマーこそ、最後に恩恵を受ける人です。
ついつい、業務改善の目的が、カスタマーではなく、仕事する人だけにフィーチャーされがちです。
確かに、社員はカスタマーのために働いているので、一概に間違いではないのですが、その先のゴールが自分たちで終わらせてしまうケースが多いのです。
社長も、カスタマーのために社長をしています。
社長がラクになるのは、カスタマーのために時間を作るためであるわけです。
でも、自分たちさえラクになれば、いいんじゃない?という発想で進めてしまうと、逆にカスタマーに迷惑をかけてしまうわけです。
この業務改善は、誰のため?
そして、社員の効率性向上がカスタマーのためになっているか。
その視点は、忘れないようにしたいものです。
まとめ
嵐のラストLIVEって、感動で泣かせに来るだけじゃなくて、裏側は「絶対に落とさない」ための知恵と執念の塊だったんです。
業務改善も同じで、「自分たちがラクになった!やった!」で終わると、だいたい最後にしわ寄せが来るのはお客さん。
だから私は、まず“落ちない仕組み”を作って、ちゃんとお客さんに届くところまで見届ける。
そういった、業務フローの終着点をカスタマーに置けているか。
それを忘れないようにしたいものです。
=編集後記=
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