※ドリンクバーでのコーヒードリップ。豆の選択、手挽き、ドリップの工程を楽しめます。しかし、感染対策用の手袋をして挽くのは、難儀でした。
感染対策という新しい習慣が、浸透してきました。
ワクチン接種も浸透し、効果が出てきているようです。詳しく調べないと因果関係を特定できませんが。
家族で外食するのが楽しみでしたので、このように食事ができるようになったのは喜ばしいことです。
これは、利用する者も、店員さんのこまめな対策を講じてくださっているおかげです。
こうして、目に見えて周囲の人たちによって安全が担保できるようになったことは、感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし、感染対策に協力的ではない人たちもいます。
今までだと気にならない存在に、否応なしに目についてしまうようになったのは、いたしかないのでしょうか。
感染対策という新しい習慣
まず、店舗に入るとき、体温測定と手指消毒を行います。
今では、サーモグラフィーで図るなど機械化しているところも多くなりました。しかし、まだ、店員さんにオデコや手首を差し出します。
そして、席につくと、店員さんからお水とおしぼりをいただきながら、説明を受けます。
「ドリンクバーとサラダバーを利用される際、マスクを必ずつけていただき、備え付けのビニール手袋を使ってください。」
今思えば、今まではもっと、汚い手で利用していた人たちもいたのですが、この新しい感染対策のおかげで、安心して食事を楽しめるようになったのは、本当に有り難いことです。
そして、多くのお客さんは、手袋を使うことが当たり前になっています。
手袋しないでサラダバーへ行く
ところが、そんな今でも、手袋とマスクをしないで利用する人が、一定数存在しています。
緊急事態宣言が明けて、時間短縮営業だった頃は、とくに顕著でした。
年配層を中心に、サラダバーにむき出しの手でトングを掴む人が多く、びっくりしたことを今でも覚えています。
正義感が強いのか、お気に入りの店舗を守りたかったのか、私は見かけたときに、ルールを守らない人に必ず声をかけました。
「手袋は、あちらにありますよ。」
そうすると、次のような反応が帰ってきました。
私から目をそらして、無視してサラダを取り続ける人が6割。
スーッと、立ち去って、サラダバーを諦めるひと2割。
あわてて、手袋をする人、2割。
全員、店員さんから説明を受けているはずで、世間でも感染対策プロモーションがかけられているさなか、今までの習慣を頑なに変えない人が一定数いたのです。
私は、そのようなお客さんがいるお店には、二度と行かなくなりました。
今まで気づかなかった民意
生活していく上で、自分にとって当たり前が世間の当たり前だ、というのは単なる思い込みであることに思い知らされました。
そして、自分の当たり前がデフォルトである環境に、身を置くようにしようと心に決めた出来事でもありました。
先の私のように、言われたことができない人たちに声をかける行為を、「手袋警察」と名付けることにしました。
そして、この「手袋警察」は、自分にとってなんのメリットがないことを、知っておく必要があると思ったのです。
やはり、民意の差は存在しています。
今回の感染対策1つで、その人の意識が顕になっていることを、自覚しておかないと恥ずかしい思いをします。
ちゃんと、襟を正して、立ち振舞を見直しておこうと思った一日でした。