「仕事と商売は全く違う。
商売とは、自分の仕事に執着するのを手放すことである」
最近、やっとその意味をわかりかけてきたように思います。
自分の色や独自性を極めるだけでは商売になりません。
今日は、恥をさらして、私の営業戦略の反省をしていきます。
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京都駅にある手荷物預かり所 重い荷物を手放して古都を散策する
確定申告を手放した時期、抱えた時期の違い
今、確定申告の時期です。
独立した当初、確定申告の仕事はあえて取らず、マイペースに地元での相談会を行っておりました。
今年は、確定申告の仕事を受けています。やはり納期が立て続けにくることに、緊張感が高まります。
自宅に籠もり、モニターに並ぶ数字を見ながら、何時間も作業する仕事は、内にこもった気持ちを抱きやすくなります。
作業に重きを置いたものが、仕事なのです。
そして、商売は、ビジネスに置き換えることができ、人と人の交流の中から生まれるシナジーとも言えます、
自分の中で、黙々と行う作業と、積極的に人と交流して商売では、まったく働き方も異なります。
このように相反する仕事をしていると、今まで慣れていた働き方と、まだ経験が少ない働き方の違いがよくわかるようになります。
しかし、作業の仕事を手放して、営業に重きを置いていたとき、実は、より自分の仕事にこだわりを強く持つようになっていったのです。
見て!聞いて!話を聞かせて!の行き着く先
当初、営業するとき、いかに自分の特色を伝えられるかに、重きを置いていました。
前職では、数字を読むのが苦手で、絶えず利益を圧縮することばかり気にする経営者が多くいました。
独立後、一人でも数字に強くなって、自信持って経営ができるようになってほしいという思いから、
「経理戦略会議」をサブテーマにしました。
経理から経営を強くするというメッセージです。
でも、営業し続けていくと、このこだわりが強くなっていったことに気づきました。
理念は熱いけど、サービス内容が求められていないものになっていったのです。
正直、自分の経理能力は、他の誰にも負けてないつもりです。
単なる仕事請負業ではなく、顧客とともに成長できる仕事として、誇りをもっておりました。
でも、経理は嫌われる作業と思われており、そこに経営の未来があることになかなか気づいていただけない現実がそこにありました。
そこで、私は、経理とは経営管理であることをブログで発信することにしました。
こうして始まったのが、このブログ「経理戦略会議」なのです。
おかげさまで、色んな方に読んでいただけるようになりました。
でも、経理ごときに金銭を払うものではない、という常識がまだ、根強く残っています。
税理士以外に、自分がやる経理にお金を払うなんて!!!
これが、世間の常識でした。
それと戦っていくうちに、どんどんと自分の中でこだわりを強く持つようになっていったのです。
理念より、まず気軽に経理に触れてもらう
人は、こだわりが強いと、反動で体調不良になるようです。
身体に変な力が入り、血の巡りが悪くなって痛みも感じるようになりました。
これは、このまま突き進むと良くない!と、身体からのサインが出てきたのかもしれません。
そこで、私はメニューを作り変え、熱い思いは表から少し見えないところに置くようにしました。
つまり、こだわりを手放して、人との交流の中で商売する意識に変えていったのです。
商売とは、売る前までは自分のこだわりを貫き、売るときはひたすら相手のことを知っていく。
商売の基本をやっと、わかってきたのです。
前職の会計事務所では、ひたすら数をこなす仕事をしていました。
独立当初も、その名残が残っていました。
そして、今、やっと、ひとりビジネスの真髄に気づき始めました。
プロとしてのこだわりがなければ、仕事ができない。
でも、こだわりを捨てなければ、お客様の話を聴くことができない。
この相反する2つのバランスの上に、ビジネスが成り立つのです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
オンラインでの打ち合わせ。
あとは確定申告。
ひたすら、自宅に籠もっておりました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
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