皆さんの会社にいらっしゃる経理担当者に笑顔がありますか?
気持ちよく仕事をするためには、お互い気持ちよくコミュニケーションを取りたいものです。そして、いろんな意味で良い会社と言われるところは、経理担当者が笑顔でいることが多いのです。
通説では、相手を変えるより自分から変わる、と言われてます。もし、経理担当者の機嫌が悪いなら、自分はどうあればいいのか、会社がどうあるべきなのか、考えて見ます。
笑顔が消えている時
次のようなとき、経理担当者の笑顔が消えていることが多いです。
① 仮払いや家事費利用など事業に関係ないものを締め日ギリギリになって精算してくる。
② 突然の支払いや入金を、あらかじめ連絡せずに急がせる。
③ 経理を細かすぎと思ってしまっている。
④ なのに、月次試算表の上がりを急がせている。
もしかしたら、自分たちが会社やお金のことを理解できていないことが理由のようです。
経理担当者の笑顔のとき
では、1. の逆だったらどうでしょうか。
① 締め日より滞りなく精算してくる。もちろん、家事費なんて論外。
② イレギュラーな入出金がわかった時に、経理担当者に打診して資料も提出しておく。
③ 月次決算の数字について、逆に質問できる。
④ 月次決算が早く上がれるよう、現場が主体的に動いて資料を早く集めている。
こうしてあげてみると、経理業務もスムーズに進められ、現場も滞りなく業務ができる環境であることがわかります。
お金の管理=会社の健康管理
日々働いてみて、うまく仕事ができたと思うときは、この「滞りなく」がキーワードではないでしょうか。巷では、効率化を極める論調がありますが、これは、「滞りなく進める」ための手段にすぎません。
なんのために滞りなく進めないといけないのでしょうか。現場や経理が協力することで、お金の管理ができるようになります。そして、財政の健全化に繋がっていき、未来の事業に投資できるようになっていくのです。
その輝かしい未来の第一歩として、まずは身近にいる経理担当者を笑顔にする。「会社のため」とか、「業績を上げるため」も、立派なモチベーションです。そこに「目の前の人を笑顔にする」をプラスアルファすることで、今まで目標にしていた方針に、より一層意味を持たせることができます。
きっと、会社も笑顔になっている未来が見えてくるかもしれません。