メルマガ「50代からのひとり仕事」(登録無料)

資格をとってから?それとも先に営業するか?

  • URLをコピーしました!

RSS

follow us in feedly

※桜の蕾が膨らむ前 新しいことが始まる予兆 

 

資格が必要な仕事をするとき、試験に合格することは必須となります。

しかし、私は、一旦、資格試験勉強を休むことにしました。

なぜなら、国家資格がなくてもできる仕事を見つけたからです。

試験に合格するまでの、時間と財力と気力は、身も心もすり減っていきました。

今日は、究極の資格論、仕事論を考えてみようと思います。

 

 

目次

資格亡者になっていた

 

私は、税理士試験を受けていました。そのための勉強もしていました。

しかし、当時いた会計事務所の業務命令で、自分から望んでやっていませんでした。

社内の評価を気にして、無理をわかっていても、勉強をし続けていたのです。

根性で乗り越えなくては。お客さんと仕事するために、税理士資格を取得しなければ、自分の未来がない。

と思い込んで、重い体に鞭打って勉強していました。

非効率な勉強法でしたので、全然頭に税法が入ってくるはずありません。

 

試験当日、とうとう、最寄りの駅についたときに、うずくまって身体が動かなくなりました。そして、このまま死のうと思ってしまったのです。

即、携帯電話を取り出して、県のいのちの電話に連絡したら、電話先の看護師に、「すぐに、休みなさい!税理士試験を受けるの、やめなさい!」の声が私の耳に入ってきました。

 

無理だったのでしょうね。

 

下の子を出産してすぐに、フルタイムで働きながら、3人の子どもにご飯を食べさせながら、早朝から勉強して時間を捻出して・・・。

身も心も壊してしまい、それから、1年ほど不眠症の治療に時間を要しました。

主治医からもドクターストップかけられ、それで税理士試験を断念したのです。

 

資格者はいい経営者になれるか

 

いくつか、会計事務所を見てきましたが、創業者から引き継がれる人は、往々にして、一番最初に税理士資格をとった人でした。

 

税法の勉強が得意な人が、組織のトップになる。

 

そして、どこもこれに失敗しているケースが散見するのです。

 

税法の扱いは慣れているけど、人身を掌握することはできない。

人身を掌握することができるけど、なかなか税理士試験に受からない。

 

このように、資格試験に固守していたら、自分も、自分を取り巻く人や環境にも悪影響しかない、ということに気づいたのです。

 

資格は後からついてくる

 

やはり、資格を取得していないので、負け惜しみなのかもしれません。

けれども、実際にお客様のために、自分のできることや得意なことを仕事にしていると、早く仕事を始めてよかったと思っています。

 

仕事に必要な知識や技術は、資格試験だけでは得られません。

逆に、自分に資格が必要ならば、必然的に資格試験に取り組めるはずなのです。

 

自分自身、私という人間そのものがどうあるべきなのか、が一番大切にするべきで、資格試験は、そのプラスαとして捉えていこうかと思っています。

へんに資格をもっていると、仕事内容がそっちに流されてしまうことでしょう。

 

「資格のための自分ではなく、自分のための資格」

 

自分軸をぶれないためにも、資格にこだわりすぎないようにしたいものです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

目次