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4月1日は確定申告後初めての月初経理します。

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やっぱり、毎月経理しないと。

確定申告後、強く思った人は多いのでは?

もれなく、私もそうです。お客様には口酸っぱく言ってきましたが、毎年自分で実感しています。

でも、経理を忘れてしまうとついつい、後回しになって仕事優先になってしまうのを繰り返してしまう原因があるのでしょうか。

領収書の仮置き箱は、空き箱を使わず専用のものを。

目次

去年1年間分の領収書を溜めてみた結果

仕事柄、お客様には口酸っぱく「経理は毎日やりましょう!」という仕事をしてきた私。

人に言うには自分から実践せねばと、去年まで工夫しながら定期的に経理を続けてきました。

けど、実は去年、領収書の処理を一年間ほっておいてみました。

領収書をまとめて処理する人の気持ちを理解するためです。

仕事で、1年分の領収書を処理することが多く、そのたびに

「毎日処理してくれたら、互いにいいのにな」と思い続けてまいりました。

でも、実際に事業者である立場では、領収書を処理しないのはなぜなのか、体験してみました。

結果、定期的にというより、絶対に毎日処理せよ!!と言えるエビデンスを得ることができました。

流石な私でも、1年分の領収書や銀行入出金やカードの記録を記帳するのはつかれました。

もう、こうなると苦行です。これじゃ、誰もが経理が嫌いになります。

逆に、確定申告さえなければいいのに、と思ってしまいます。

こうやって、経理をしなくなる理由は、この確定申告時期でのまとめての処理による疲労が元になっていることがわかりました。

また、ビジネスの流れをお金の記帳でジャーナリング効果があることを知らずに行ってしまうこともわかりました。

そして、領収書の保管方法にも原因があることがわかりました。

このあたりの話は、YouTubeでも解説しています。

やり方や効率化より、まずは時間を作れ

どんなに工夫しても、手間はかかる経理です。

効率化を進めても、間違えていたらいけないのでチェックする手間は除くことは厳しいです。

となると、経理にはそれなりの時間を当てることがかかせません。

そこで、私は、日次、週次、月次と経理の内容を分けて、メリハリをつけて進めるようにしています。

日次での処理

毎日の処理は、銀行の入出金、カードで切った経費など、お金の流れだけを記録していきます。

売上の入金は、源泉税が控除されていたり、Stripeなどの決済ツールによって入金されるとき、手数料が引かれています。

手取り入金≠売上金です。

なので、入金時に控除額を処理することになります。

でも、これでは手間がかかってしょうがありません。この手間の積み重ねが経理への嫌悪につながりかねません。

そこで、私は、入金時はすべて「売掛金」、カード引き落とし時は「未払金」という貸借対照表の勘定を使います。

まずは、手元の資金残高だけを合わせていきます。

週次、月次での処理

週にやったほうがいいのか、月次でまとめてやったほうがいいのか、

取引量によって違いますが、毎日経理で使った売掛金と未払金の相手勘定を計上する経理をします。

カード明細がきた段階で、経費/未払金の伝票を登録します。

このときは、Spreadsheetでテンプレートを作っているので、カード明細のCSVから転記して、会計ソフトに一括インポートします。

売上も同じです。

請求書の発行は、毎月月初にやっているので、ついでに売掛金の計上テンプレートシートに金額をコピー&ペースとし、ついでに会計ソフトにインポートしてしまいます。

Stripeなどの決済ツールも、月ごとに集計してCSVでエクスポートすることができます。

日次で生まれた「売掛金」「未払金」の内訳を、週次、または月次で登録するようにします。

そして、最後に、銀行残高、カード未払金の未払い分の金額、売掛金残高を照合していきます。

たとえば、売掛金に差額が生まれていたら、それは、手数料差し引き分か、源泉税が処理されていないことに気づきます。ここで、差額の内訳も登録することで、残高がぴったり合います。

このように、貸借対照表の勘定科目を合わせるところまでやれば、決算だけなら、お正月で締めることができるのです。

このやり方だと、週次、月次の経理タスクは大きく膨らんでいます。

慣れるまでは時間がかかるので、私は、月に一日は経理だけに集中できる日を作ることを強く勧めています。

経理慣れしている私でさえ、初めてのお客様の記帳をするときは、通常の5倍は時間をかけています。

でも、この時間によって、のちの習慣化が楽になります。

そのため、経理をするなら、まずは時間をブロックするようにしています。

最初のうちは、半日つぶれると思っていたほうがいいでしょう。毎月繰り返していくうちに、徐々に時間は短縮されていきます。

このときに初めて、経理フローの効率化を考えればいいのです。

はじめチョロチョロ、なかパッパ方式で経理を進める

これは、白米を炊くときの言葉で、はじめは弱火で炊くけど、最後に一気に強火で炊き上げるさまを言っています。

経理も同じで、毎日の経理はチョロチョロした軽いもので、2分から3分ですむタスクにしておき、

週次、または月次で一気に仕訳登録し、残高照合まで済ませるといったボリューミーなタスクをします。

これを毎日、毎月繰り返すことで、お正月に確定申告を終わらせることが夢でなくなります。

実は、かつての私は、お正月に確定申告を終わられていました。

精神衛生上、これほど楽なものはありません。

今回の確定申告で、地獄を見た私は、申告前にまとめて経理をする人の気持ちがよくわかりました。

あれを味わってしまえば、営業パワーは吸い取られてます。

経理の苦行を乗り越えるには、経理習慣化しかありません。

一緒に、毎月経理をこなしてまいりましょうぞ!

=編集後記=

【昨日のできごと】
1日中外出。とある場所で新しいプロジェクトの分析など。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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