小さく続けるビジネスの魅力

総武線秋葉原駅ホームにあるミルクスタンド。

存在は幼少の頃から知っていましたが、名前を初めて知りました。

いつもあるスタンドは、来たら必ず甘いミルクを購入できる安心感は大きいです。

世知辛い激動の時代を生きるには、小さく規模を広げずに、淡々と続けるのが最強です。

拡大路線じゃない生き方もあってもいい

私は、決してバズっているコンテンツを作っていません。

でも、ひとりでできる範囲で、食べていくには、とても心地の良い規模でお仕事ができています。

この規模で続けてきて一番心が平和であることが、今の私に何よりも大切なことだと気付かされています。

できたら、ウハウハと儲かる仕事の仕方もしてみたい気もしています。

でも、大きくなると、確かにお金がたくさん入ってくる弊害が、予想以上に大変であることも知っています。

確かに、事業転換もできるし、雇用の創出につながり、社会に求められている感触を得ることができるでしょう。

でも、血糖値の乱高下で血管が弱るのといっしょで、大きなお金を維持するためのメンタルも、鍛えておく必要もあるのです。

こうなると、自分ひとりでどうにかなるレベルではなくなります。

まさに、ひとりビジネスではなくなるのです。

そういう意味で、数値を安定させて続けることが、自分の本音を商品にしやすくなります。

自分が信じたコンテンツで、仕事ができることが一番の目的です。

そういう意味で、お金を稼ぐことをメインに考えない営業もあっていいのです。

ひとりビジネスは、長く続ける一つのやり方

ひとりビジネスは、ひとりで仕事を完結させる一つのやり方です。

外注に出すこともありますが、基本、自分でできることは自分でやります。

いろんな方に広く伝えるには、その道のプロにお願いすることが先決です。

でも、自分のできるやり方で続けることで、依頼した先に責任転嫁しないで済みます。

これは、一人でやる意味は大きいです。

つまり、誰のせいにすることもなく、すべて自分の責任で続けているので、ローリスク・ローリターンな働き方とも言えるでしょう。

 

写真にあったミルクスタンドは、昭和25年から今まで、約75年、営業を続けています。

一時、店舗改修等で休んでいた時期もあったかもしれません。

でも、長く続けていることで、毎朝通勤する人にとって、なくてはならない存在になっています。

長く営業し続けた秘訣は、売るコンテンツを限定し、仕入先も安定するよう、いい具合に複数にしており、小さな坪数の店舗で売れる仕組みを築き上げた点です。

私は、まさにひとりビジネスもこれと同じだと思いました。

長くビジネスをし続けるために、自分が売るコンテンツを誰もが見てもわかるようにすることで、

大きな固定費を持たずに、売れ続ける型を見つけるのです。

この売れるやり方を持っているかどうかが、続けられるかどうかポイントです。

ちょっと仕事したいと思ったらすぐに仕掛けられるようになるには、ただ続けるだけでは獲得できません。

どこで、どなたに、何を売るのか、場所と人を慎重に選ぶ目も養う必要があります。

バズらないリスクの取り方

さて、小さくビジネスをするには、メリットとデメリットがあります。

もちろん、小さいビジネスのデメリットは大きいです。

それは、自分が稼げなくなるリスクです。

このリスクを避けるため、大抵の実業家と言われる方々は、事業を大きくして、得る資金も大きくしていきます。

では、大きくしたくない場合、どのような対策をしていけばいいのでしょうか。

まずは、得るお金の乱高下を避けること。

これは、血糖値の乱高下で血管を痛めつけないのと同じだと、さきほど説明しました。

もう一つは、継続です。

バズらない発信を長く続けていては意味がないと、意見もあります。

でも、小さな甘い牛乳を毎日売る継続スタイルこそが、稼げないことへのリスク対策になるのは容易に想像できます。

毎日続けることで、稼げなくなるリスクを減らす。

これは、意味がなさそうで、効果がじわりときいてくる方法なのです。

あと、毎日発信していて、大きな副産物があることも。

それは、自分の思いをテキストに書き出すことで、自分を知るということ。

もう一つが、世間の反応を見て、何が求められているのかを知るということです。

この後者の旨味は、大きいです。

ただ、間違えてはいけないことがあります。

ただ、発信を続けていればいいというわけではないということ。

いかに、自分のコンテンツを買っていただくか。

ここに貪欲になるのが、まず第一の姿勢です。

発信を仕事にしないこと。発信はあくまで売るまでのツールであること。

これを忘れないようにしましょう。