※川を渡るとき、どの石を選べばいいのか。最初の石を間違えるとどうなるのか。
公益法人サービスサイトにブログを更新しました。
普段馴染みがないものに、チャレンジしようと思った時、どこから手をつけたらいいのか、悩みます。
公益法人という馴染みのない世界に入る人にとって、第一歩の手助けになれるよう、ブログを書きました。
元手があれば、全部丸投げにして、おまかせコースで済ますのもありですが、後々問題が起きた時、対処の仕方がわからず、専門家からのアドバイスの意味も、理解できません。
新しい世界に入るとき、どんなものなのか、当たりをつけるだけでも、大いに意味があると思います。
川を渡るとき、どの敷石を選べばいいのか
川の浅瀬を渡る時、足を置く石の選択に神経を集中させます。
このとき、先に行く人や状況に詳しい人に、どの石を選べばいいか、教えてもらうと安心して先に進めます。
このように、最初に一歩として何から着手すればいいのか。
きっかけがあると、その次はどこに視線を持っていけばいいのか、川の状況がどうなのか、視野を広げることができるようになります。
この、最初の一歩を伝えられるかどうかが、人にものを教える者として、肝に命じておく必要があると思うのです。
例えば、先の公益法人を設立しようと思った時、一体どこの誰に相談すればいいのか、わかりにくい仕組みになっています。
税理士?
公益法人を知っている税理士は、ごく少数です。顧問税理士がなんでも知っているとは限りません。
行政書士?司法書士?
税理士よりは、まだ、詳しいかもしれませんが、普段から仕事でお世話になっていないため、どこの誰にお願いすればいいのか、わかりにくいです。
公認会計士?
町の会計事務所として開業している公認会計士は、ほぼ税理士化しており、専門が異なれば、「うーん、調べておくよ。」で、終わってしまうこともあります。
(いずれも、最後まで面倒をみていただける士業の方が多いのは、お伝えしておきます。)
今では、ググる(Google検索)ことも増えました。
しかし、必ずヒットさせられるかは、難しいものがあります。
そこで、どのようなことでも、公益法人を考え始めた方に、最初に見ておくサイトだけでも、お伝えしておけば、おのおの、次の一手を考えられるのではないか。
ということで、まずは始めの一歩としてサイトを開いていただくことを、お伝えした次第です。
自らの足で歩く意思をもって初めて進めること
問題は、その先です。
二歩目を誘導するかどうか、です。
私は、二歩目は自分自身で考えた方がいい、という考えです。
結局、人から与えられたものは、スルスルと抜けてしまうからです。
特に、法人設立は、これからずっと継続していく意思がある人が行うものです。継続していく組織が出来上がるまでは、設立に関わる人達が、責任持って事業を行うわけです。
ここで、法人に求められる要件や義務を、しっかり理解していないと、なんだかんだ人任せの運営になってしまい、最終的には尻窄み的な活動しかなり得ないケースが散見します。
プールで泳ぎを教えるのも一緒でした。
所詮、一人で呼吸できて泳ぐのは、教える人ではなく、泳ぐ本人です。
コーチがずっと、一緒に泳いであげるわけにはいきません。
指導者は、最初の一歩だけを教え、二歩目は方向性だけ教えて、自分自身で歩んでいけるよう促すしか、できないと思っています。
お金は必要ない。アンテナを持つきっかけをつくる
私は、専門家に頼らず、全部一人でやるべき、とも思っていません。
人任せ? 自分でやるべき?
どっちなのか。
どちらでもいいと思います。
私が思うのは、「アンテナ」を持った方が、うまくいく。
ということなのです。
実際に、作業は人に任せるけど、それまでの下調べやリサーチは、自分自身で行う方が、スムーズにことを進めているように見受けられます。
専門家の立場から見ても、説明の真意を理解し、組織の長として決断を下せるようになれる方が、組織を運営できているようです。
何事にも、アンテナを立てることです。
その一歩として、どっち方面にアンテナを向けるべきなのか、教えられるようになりたいと思っていますし、私自身も、いつもアンテナを稼働できるようになりたいと思っています。